降伏

あの日、俺は後衛戦闘にかり出された。味方の撤退までの時間稼ぎだ。こういうとき、なまじガンダムに乗ってると不幸が寄ってくる。それでも、死ぬとは思わなかった。何せ、俺が乗ってるのはガンダムだし、射撃の腕には実績に裏付けられた自信があったしな。そんなわけで、狙撃戦仕様のガンダムで出撃した。装備？ああ、ホーワの試作品だ。なかなかいい銃だったな。
 

三機ほど撃破したところまでは順調だった。そろそろお開きの時間か？って時に奴が現れた。あいつは、ばかでかいサザビータイプを軽快に操ると、俺の初弾をかわし、逆に俺の機はヘッドショットを決められた。

それでも、奴が接近してくるのは見えていたし、（ああ、ここは軍機だ、詳しいことは勘弁してくれ）銃を囮にしてビームサーベルで仕留めようとしていた。

だが、奴はヒートソードでビームサーベルを持っている左腕を切り落とし、ゲームエンドだ。（ヒートソードの刃が飛んでくるなんて想定外だ）急いでコクピットを出て手を上げたよ。いくらガンダムに乗っているからと言って、最期まで付き合うほど好いちゃいないしな。

という、展開を妄想してのジオラマです（ヴィネットか？）
陸戦型サザビーは先に投稿したもので、今回主役の「やられたガンダム」は、部品取りにジャンクで入手した五輪ガンダムです。（頭部とランドセルがないのは既に流用済だから）

当初は、サザビーを載せる台だけにするつもりだったのですが、サザビー大きすぎて、大きめの板を入手したら、今度は他のMSも乗っちゃうよってことで、やられ役も追加しました（＾＾；

「ジオンの再興」はこれを作ってる途中に読みました。想像以上に自由にやってますね（＾＾；こんなシーンはありませんが、まあ私の脳内のサイドストーリーってことでお許しを。