ブリッツ・ジ・オンミツ / 電撃丸

## かえってきたニンジャ・ワールド

やぁ紳士淑女諸君、またお会いできたことを私はとても嬉しく思っているよ。
以前の作品でかわした約束を果たす時が来た。みんな大好きニンジャの登場だ！

隠れることが上手なニンジャのことを、日本では「オンミツ(on-mitsu)」と呼んでいる。

そう、ブリッツ・ジ・オンミツは透明化を駆使するステルス・ニンジャだ。
さらに加えるなら、このオンミツは気配を隠して罠を張り巡らせる、完璧な罠師でもある。

## トラップ・シュリケン
オンミツの手裏剣は特別製になっている。
着弾するとワイヤーナイフを射出して、そこら中を鋼鉄の糸だらけにしてしまうのだ。

ワイヤーが張り巡らされたエリアでは、一般的な機体はその機動力を十分に発揮することはできないだろう。
そのうえ、もしも羽根が生えたり長い武器を持っていたら…うわぁ、寒気がするね。

あぁもちろん、オンミツもその例外ではない。このままでは、だ。

*いざ行かん！忍び、忍ぶれ、忍ぶるとき！（忍三段活用）*

## 変化の術！

ニンジャはその姿を1つに留めてはいない。彼らは変装の達人でもあるんだ。
このニンジャも変化の術を使う。
「オンミツ」と「電撃丸（Dengeki-maru）」の2つの顔を使い分けて敵の目を欺くのだ。

## 真の顔、電撃丸

なに？ワイヤーが張り巡らされていてまともに動けない？
なんてこった！いったい誰がこんなひどいことを！！

そんな時もご安心を。
小回りの利くSDガンダムなら、イヤなアイツの首を迅速正確に狩り取ってくれる。

ところで、変化の術を使える機体（あぁ、SDからリアルモードに変形するやつのことだけど）はたくさんあるけれど、それらについて私は以前から納得いかないことがあった。

*どれもこれも、リアルモードの方がSDより強い設定ってどういうことだよ！？*

わざわざSDガンダムの姿になる理由があるのかい？最初からリアルモードでいいじゃないか！なに！？SDの方が燃費がいい！？じゃあ戦闘力で劣るのは間違いないってことなのかい！？それは（**長いので省略**）

というわけで、この機体ではSDこそがいわゆる「本気モード」としている。
たまにはこんな機体があってもいいだろう？

さらに、支援機シノビステルスと分離することで、より身軽になることができる。
これならワイヤー地帯でも、引っ掛かることなく自由に動けるだろう。

*汎用性のあるオンミツで罠を張り、一点突破のSDで相手を仕留める。*
それがこの機体のコンセプトだ。

相手に見つかることなく罠にかけ、顔を変えながら自分に有利なフィールドで相手を仕留める。
オンミツ / 電撃丸はまさに、この上なくニンジャと言えるだろう。

お楽しみいただけただろうか？もしそうであれば幸いだ。
それでは、次回お会いできる時まで貴方のガンプラ生活に幸多からんことを。


──というわけで、長々説明してしまいましたが、ブリッツ・ジ・オンミツと電撃丸でしたー。

以下ちょっとだけ製作工程を載せておきます。

オンミツ塗装前。完成度9割くらい。

変形ギミックはベース無し。オリジナルで組みました。
…実は変形前後で手首のみ差し替えになっています。それ以外は余剰ナシ。
手首を無理矢理どこかに収めることもできそうだったんですが、妙に不恰好になりそうだったのでやめました。

電撃丸塗装前。完成度9割くらい。

オリジナルでSD⇄リアルは以前一度つくっていますが…
https://gumpla.jp/hg/84849
その時の反省を生かしたおかげで、かなり上手くまとまったんじゃないかなと思います。

というわけで、
最後までご覧くださりありがとうございました！