ＨＧＵＣ量産型ズゴック(シャークマウス）

「シャークマウスズゴック」は第1次ガンプラブームの最中1982年刊行の「SFプラモブック　機動戦士ガンダム（講談社）」と言うムック本に掲載された作例が元ネタです。
旧キットながら、迷彩塗装にボディ形状を生かしたシャークマウスマーキングが施された偉容は私を含む当時の子供たちを驚愕させました。

ご存じHGUC量産型ズゴックは23年前のキットながら、プロポーション・可動範囲・価格のバランスがとれた秀作。
プロポーション改修はしなくても、ほぼ完璧なのでプラ板によるプチディテールアップと、唯一気になる非可動・シールのみのモノアイの可動化を行いました。
モノアイの前面2ブロックのみをくり抜き、内部にボールジョイントにてモノアイ設置、透明塩ビ版にてシールドを入れ込んであります。

全塗装による迷彩表現は、ベースカラーをダークイエローにて塗装、ガンダムマーカーエアブラシシステムでダークグリーンとブラウングリーンを重ね吹きしております。ベロウズ・リム部はガンメタル色で塗装。装甲裏はジャーマングレーを筆塗りしました。

シャークマウス部分は牙の形に切り出したマスキングテープにて塗り分けました。

クローはヤスリで削り込んでシャープ化してあります。
塗装はクローのみツヤ有仕上げとし、ベースはガンメタル色、内側はガンダムマーカーＥＸのメッキシルバーを塗布し「刃物感」を出してみました。

ガンダムマーカーエアブラシシステムに専用のペン先があることに今さら気がつきまして、早速換装したところ、噴霧がしやすくなりました。
普通のペン先使用時は噴射量が安定せず無駄な苦労をしておりました。

膝下にはシャークマウスと連動し「サメ」のデカールをパーソナルマーク的に貼り込みました。

ジャブロー深部の坑内でこいつとエンカウントしてしまったＧＭパイロットの心中たるや、いかほどのモノかと。チョー恐い。

量産型ズゴックを湯通しするとシャアズゴになるというのはどうやら間違いのようです。

うがー