HG 1/100 ガンダムエックスディバイダー
(1996年当時品 定価1,500円)
27年前、当時11歳の頃に購入して組んだものです。
年始に貰ったお年玉を切り崩しておもちゃ屋へチャリを走らせていたのが懐かしいです。
目玉装備のディバイダーはこのキットの仕様上の問題と、各部の経年劣化でまともに保持できないため、今回はホバリングモード固定です。
後年に発売されたHGAW版やMGガンダムエックスは保持の面で大幅な改善がされてるようなので、機会があれば購入したいですね。
以下はオッサンによる長いガンダムエックス語りが混じっています。
パッケージ。
まだちゃんと箱の形を保っていて、キットの保管に役立っています。
伝説の赤バンダイ。1996年表記。
メインのビームマシンガンとディバイダーに加え、
GX系特有のイメージアップパーツ「X-グレネーダー」、
クリアパーツ2枚構成のハイパービームソードエフェクトが付属。
ボーナスパーツとしてガンダムエックスと同仕様のショルダーガトリングが同梱されてますが、バックパックの追加パーツの関係で取り付けられないため、ディバイダーでは完全に余ります。
背面。
ディバイダーは一部がカラーメッキパーツのため、
かなり金属感があってカッコいいです。
この時代特有のやりすぎなモールドも相まって、
造りは簡素ですが存在感はMGにも引けを取りません。
11歳の僕は途中でスミ入れを断念したため、
かなり中途半端な状態です。
数か所に合わせ目消しをやろうとした痕跡がありますが、
コミックボンボンでヤスリが何種類も必要だと知って挫折したのを覚えていますw
バストアップ。
モールドが分かり易いと思います。
今みたいに流し込みペンとかも存在してない時代だったので、
Hの鉛筆やガンダムマーカーで頑張っていました。
たぶんマーキングシールっぽくしたかったんだと思いますが、
ビデオテープに付属してた番号やアルファベットの紙シールで「GXDV」と貼り付けています。
付属のホイルシールは当時としてはかなり品質が良く、
メタリック調のためちゃんと光を拾ってツインアイが光るようになっています。
アンテナ周りは安全フラッグは無い代わりに先端が丸いのが主流だった頃で、改造作例ではシャープ化が基本工作でした。
大河原先生の決定デザインが強く反映された無骨なシルエットをしているため、カトキ氏がリデザインしたMGがある現代では好みが分かれるかもしれません。
僕は断然こっちが好みです。(異論は認める)
リデコ元の「HG1/100ガンダムエックス」と本体を比較。
全体の形状は全く同じです。
僕のガンダムエックスは個体差で膝関節がクタクタなため、
サテライトキャノン込みだと自立できません。
ディバイダーは当たり個体だったため、
27年経った現在でも剛性をちゃんと保ってくれています。
マイクロウェーブ受信時に発光する四肢のパーツは、
エックスでは演出再現のためにメッキパーツ仕様で、
ディバイダーではアニメ再現のために成型色へ変更されています。地味にサイドアーマーのシールも配色が変更されている芸コマ。
1/144でもシールの配色変更でこの仕様が再現されてました。
後年のHGAWやMGではこの仕様がオミットされてしまい、
最初から成型色なのがちょっと悲しいです。
値段倍以上なんだからクリアパーツとの選択式にして欲しかったなぁ・・・
MGやHGAW発売時にすぐ買わなかった最大の理由がこれです。
バックパックは一軸ポリキャップで簡単に交換できるので、
ディバイダー状態でサテライトキャノンを装備する事も可能。
もちろんその逆もできます👍
スパロボだとディバイダーのデビュー戦の後にメカニック総出でサテライトキャノンが完全修復され、出撃マップに合わせて装備を換装できる仕様へパワーアップしたのが嬉しかったです。
僕は戦うマップを選ばないディバイダーが好きなのであまりサテライトキャノンは撃ちませんでした。
ガンダムXは90年代のガンダムで一番好きな作品で、
特に「エニル・エル」を愛してやまないため、
【スパロボα外伝】
エニル・エルを「レオパルドデストロイ+Gファルコン」に乗せてラスボスと一騎打ち
【スパロボZ」
エニル・エルをディバイダーに乗せて単騎で雑魚狩り
【第二次Z】
エニル・エルをエアマスターバーストに乗せてラスボスと一騎打ち
といった具合にスパロボに参戦すると性能無視で優遇していますw
1996年当時は僕の地元では裏番組が「勇者王ガオガイガー」、首都圏では「新世紀エヴァンゲリオン」が人伝いにムーブメントを起こし始めていたため、ガンダムXという作品や「ガンダム自体」がかなり影が薄くなっていた印象はあります。
後続の∀やG-SAVIOURまで4年空いていたため、特に2000年近辺産まれの方は「スパロボでガンダムXを知った」という方も多いのではないかと思っています。
メインウェポンの「ディバイダー」
シールド部分と可動部のポリキャップ以外全てメッキパーツ!
赤や青の配色はシールで再現されています。
現代でもMGエックスとのミキシングに使われる超有能素材。
持ち手が「縦固定」なのと本体のハンドパーツに保持力が皆無のため、今回はMGSDフリーダムガンダムに代行で保持してもらいました。
本体の全高と同じくらい大きくて非常に迫力があります。
OPでの射撃が印象的な「ハモニカ砲」
照明の度合いで色味が変化するメッキパーツが使用されていて、
砲口まで精密にディテールが掘られています。
これがジャンクパーツで組まれてるってんだから恐ろしい限り。
この形態でバックパックへ接続する事でホバリングモードになります。
ガロードがオルクとの戦闘で紛失して水中から数時間かけて回収してきた時の
「やっと見つけたよディバイダーとビームマシンガン・・・」
というセリフは今でも忘れられません。
ガンダムエックスディバイダーは、
本編後半では実質的にジャミル専用機となり、
ビットMSでかく乱をかけてくる敵に掃射で揺さぶりをかけたり、
OP映像を使いまわした高威力射撃で敵輸送艦を堕としたり、
最終話でダブルエックスを狙う革命軍へ牽制射撃したりと、
「MSは乗り手で動きが全く変わる」事を巧みに映像で魅せてくれた名機だったと思っています。
前半主人公機が改修されて最後まで戦い続けるという、
スーパーロボットの1号ロボのポジションも感じさせてくれるのが大好きです。
以上、1/100ガンダムエックスディバイダーでした。
過去に作ったキットで何か公開できるものは無いかと倉庫を漁ったのですが、特に2000年以前に購入したものは破損が酷かったり当時「プラモウォーズ」にハマっていた影響で強引な改造をしてしまっていたりと、とてもお見せ出来る状態ではないものばかりでした。
(元祖SDの「騎兵」とかは公開OKなんだろうか・・・?結構あるけどw)
貴重な旧キットのGP03をバラバラにして素材にしてたり、
絶版の旧HGゼータと旧HGMK-Ⅱを雑にミキシングしてたり、
Gガンの旧キットをまぜまぜして変なキメラ産みだしてたり、
旧1/144アスクレプオスの箱から別のキットが出て来たり、
…これ以上は僕が片付け出来ないだけなのがバレてしまうw
今は可動やクオリティが洗練され「楽しく組んで動かして遊ぶ」のが当たり前になってますが、それもこのキットを含む数多くのガンプラが産みだされ、その全てに使用された技術が蓄積され続けて来た結晶だと思うと感慨深いものがあります。
あの当時はまさか工具が要らないSDやEG、殆ど合わせ目が無いHG、MGとSDを融合したMGSD、完全変形合体するガオガイガー、数万もするPGが当たり前のように発売される世になるなんて夢にも思っていませんでした。
10年後のガンプラとかどうなってるのか、本当に楽しみです。
ではまた、次の投稿で👍
旧1/100も良いぞ・・・(そもそも売ってない)
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天啓に従ってガンプラ組む人。G-SAVIOURが好きです。
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