新HGUCをアニメ設定に近づけて制作しました。
このキット、頭が小さいとか言われてますが、巨大なモビルスーツを見上げたときのディフォルメとしてはとても良いプロポーションだと思います。
シャア専用の赤は蛍光レッド塗装です。
ミリタリー風だとかリアル感だとかでよく燻んだサーモンピンクに塗装されることの多い色ですが、真紅の軍服を着るような目立ちたがりの男は燻まない( ´▽`) ‘`’` ‘` ‘`
僕の持論ですが、量産型はミリタリー色、動物でいえば保護色でいいのですが、逆に専用機のパーソナルカラーは「俺は強いぞ!」というアピール色、警戒色だと思っています。なのでレーシングカーのようなビビットな色で艶っツヤの光沢塗装にしてます。デカールの上からUVカットトップコートで仕上げました。
部屋を暗くしてブラックライトを当てると光ります。
宇宙ではたぶんこんな感じに見えます。
こんなのが3倍のスピードで近づいてきたらまさに赤い彗星の恐怖です͟͟͞ =͟͟͞ =( ' -' )ノ=͟͟͞͞(꒪⌓꒪*)
ヒートホークはやっぱり紫がいい!
クレオスのGXメタルパープル筆塗り、刃の部分はシルバーの上からクリアイエロー筆塗りです。
脚の裾は設定画のような非対称(内側が短く外側が長い)です。
指や肘関節も設定どおり本体色の蛍光レッド塗装。
シールドの裏はフレームと同じダークグレーに塗装。フレームは無塗装にクリアコートのみです。
小豆色部分はクレオス40周年カラーのブラビアスレッド、ランドセルの赤はガイアのブライトレッドの上から薄く蛍光レッドを吹いてます。
ランドセル上部のタコの吸盤みたいなスラスターは削りました。下部の大型スラスターの内側はシルバーの上からクリアレッド筆塗りです。
デカールは控えめに、稲妻マークみたいなのは[高電圧触ったら危険!]みたいなイメージ、ジオン紋章は昔ながらの丸いタイプ、よくあるA12はあまりよく知らないのでS13に。シャア専用シルビアか?( ´▽`) '`'` '` '`
モノアイはディテールアップ。(後述)
モノアイガードの支柱は設定画のようにナナメに。
ヘルメット庇裏はスカスカなのでプラ板(後述)で埋めました。
口の内側は薄く削ってます。
アンテナはアニメ設定どおり薄く尖んがらせてツノ飾りに。
デコルテ(首から胸にかけての部分)も設定どおり本体色塗装。肩アーマー、腰アーマー、脚裾の裏側は完全に影にしたかったので艶消し黒で塗りました。
モノアイ
シールじゃあんまりなのでディテールアップ。
だけどカメラ風の機械を考えて制作するのはタイヘンなので、モーターとかでよくある放熱フィンのあるラジエター形状に。モノアイドームの裏からパテで裏打ちして八角柱状に削り細切りプラ板を並べてフィンに。
モノアイ本体はランドセルから削ったタコ吸盤スラスターを貼りつけてリューターで彫り込み、シルバーの上から蛍光ピンクの上澄みを塗り、乾いた後にUV硬化レジンでレンズ形状に仕上げました。
バイザーシールドは、ダイソーさん買った磁石のパッケージがちょうどいいサイズだったので利用しました。
以下オラザク設定、モノアイドームの中にはコンピュータとか入っていて冷却が必要だけど、せっかくラジエーター状にしてもバイザーシールドをつけると放熱できない。なので動力パイプと言われているアレは、じつは排熱用ダクトホースで、口のルーバーから排熱するのです。ゲルググの場合は鼻の穴から吸気して冷却、そのまま後ろに流し後頭部のトサカが廃熱フィンになっているのです。リックディアスはもう面倒な吸排気システムを諦め潔く剥き出しにしたのです。
肩アーマーはスパイクを尖らせず、別パーツ化せず、鋳造一体製造のように、原始人の骨鎧のようにしました。
脚裾は内側をカットして短く、それを外側に貼って延長して非対称にしました。写真左はノーマル、右は改造後です。
1980年代当時、旧キットはよく作っていたのですが、初代MGザクでいろんな作例を見過ぎで改造するも収集がつかず挫折。(未完成放置ヽ( ・ᴗ・̥̥̥ ))今回は約30年ぶりのガンプラ再挑戦なのです。なのであまり改造せずとにかく完成を目標に作り始めましたが、やはり改造の魅力からは逃れられず、完成に2ヶ月以上かかりました(;゚ Д゚)ノ
きっかけは『月刊モデルグラフィックス』2021年5月号の特集記事「ザクって難しい!」を読んだこと。いろいろあるザクから新HGUCを選ぶも品薄と転売による価格高騰で待つこと1年半、2022年末商戦の店頭入荷でヨドバシさんとジョーシンさんに通いシャア専用ザク3つゲット。
胸の左右パーツはペラペラの板状なのでコクピット部分とのスキマを埋めてエポキシパテを盛ってピーク部分を下げます。
シールドの裏をエアブラシでダークグレー塗装するのにマスキングしたくなかったので、肩上部の折り込み部分をプラ板で覆い、塗装後裏からハメ込めるように裏側のダボをナナメに削ってます。
手首と上腕の段差が気になったので、手首側は少し細く削り、上腕側はパテで太くして段差をなくし、上腕の溝を深く太く彫って3分割されたパーツに見えるようにしました。
フンドシ部分はキットのままだとブチっと切れてるのでプラ板積層で後ろに延長します。U字型に切り込みを入れた板を前後に積層しているので股部フレームにカチッと着脱できます。
プラ板はランナーの角にあるネームプレートやナンバープレートを切り取って文字を削って使います。大きなパーツは無理ですが、小さなパーツやスキマ埋めにはキットと同色、同素材のプラ板として重宝します。
シャア専用ザク、新HGUCを設定画に近づけて改造、蛍光レッドで塗装!
コメント
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凄まじいこだわりを感じますね。ちょうどこちらの作品にコメントされていらっしゃいますが、hidetanさんに通じるものを感じます。
胸のピークを下げる変えるという工作はなるほどかなりな印象の違いに繋がりますね。かなりマッシブと言いますか通常のキットとの差別化が凄くなりますね。
スパイクアーマーの鋳造一体成型加工も、なるほど面白いです。
次回作も楽しみにしております。
ありがとうございます(´▽`)✨
コメント気づくの遅くなってすいません🙇♀️
胸のピーク、気にし始めたキッカケは、月刊モデルグラフィックス 2021年5月号の[ザクって難しい!]特集記事で、過去発売された全種ザクプラモと大河原邦男による原画の比較を見たことです。
なのでモールドアレンジも少なくアニメ設定に近いとされる最新のHGUC No.234をさらに設定画に近づけるべく、胸のピーク下げと脚の裾の非対称化(内側を短く外側を長く)を行いました ✨ヽ( ¨̮ )
ちなみに記事によると一番設定画に近いキットは初代1/100ザクだそうです✨ヽ( ¨̮ ヽ)
スパイクの一体化や裾の傾斜工作など、細かい工夫が施されていて素敵です👍️✨
ありがとうございます(´▽`)✨
ザクってメカっぽさよりも一つ目の巨人サイクロプスっぽいイメージのほうがしっくりきます。
コメント失礼します!😚
これはカッコイイですね!とても素敵でございます!
そして「こだわり」…🤗
@ComVibgyor13さんのガンプラに対する想いを感じる事の出来るとても素晴らしい作品ですね😍!
とても素敵な作品拝見させて頂き感謝です!ありがとうございます!🤗
ありがとうございます✨ヽ( ¨̮ ヽ)
30年の思いを込めた長文読んでいただき感謝の極みです(´▽`)✨
次回作の予定は公式とはだいぶ違うガルマ専用ザクです。
またしばらく時間かかると思いますが今後ともよろしくお願いいたします🙇♀️
ゆっくり、しっかり、楽しみに、お待ちしております🤗
うお〜シャアザクカッコ良いですね😊
こだわりの加工も素晴らしいです
専用機のパーソナルカラーは「俺は強いぞ!」というアピール色…
うんうん!とすごく共感してしまいました😳
ありがとうございます✨ヽ( ¨̮ ヽ)
嬉しいです✨
『月刊モデルグラフィックス』の特集記事を吟味してこのキットを選び買えない一年半に妄想構想したことをぜんぶ注ぎ込みました。
パーソナルカラー設定はいつかやってみたかったんですよ(´▽`)✨
またよろしくお願いいたします🙇♀️
1980年代の旧キットで目覚め、初代MGで挫折し、以来30年ぶりに戻ってきました。
ペースはゆっくりですがよろしくお願いいたします。