リ・ガズィ(スペースファイター形態)

「こちらファイター01、進路上にて周囲に異常なし、今回のお守りは問題なさそうだ。これよりラーカイラムに帰投する。」

通信を切ったリ・ガズィのパイロットであるウォルト中尉は連邦軍独立部隊ロンドベルの3番艦に所属するパイロットで今回の任務はアナハイムエレクトロニクスの合同テストの監視も兼ねた護衛任務となっており、ネオジオンの残党に狙われないか神経を尖らせていたのだがようやくひと息つけるようだ。

「ふぅ…機密情報とはいえネオジオンの残党が嗅ぎつければやつらが狙うにはもってこいの機会だ、油断できないな…」

ウォルトは速度を合わせてラーカイラムに着艦するのだった。

「ウォルト隊長！あの機体ってあの伝説のνガンダムですよね！このテストの結果を待たずともロンドベルに配備されないですかね！？」

帰投したウォルトに勢いよく捲し立てるのは同じ部隊の部下になる士官学校上がりの新米パイロットに近いマイク・デービス少尉だ。

彼の言わんこともわからなくはないが、あの機体はサイコミュ兵器が主力武装となりニュータイプもしくは強化人間でなければ機体の性能はフルに引き出せないであろう…ウォルトは与えられたリ・ガズィですら完璧には使いこなせてはいないのだ…

(まったく能天気なヤツだ…機体の性能が全てではないというのに…)

この後みっちりしごいてやろうと内心誓うのであった。

デカールをちょっと貼っただけですがリ・ガズィのスペースファイター形態はバランスがいいです。

ちょっと覗き込むとこんな感じです。

スペースファイター形態になると小柄に感じたリ・ガズィもなかなかの大きさに化けました。

それでは最後までご覧いただきありがとうございました。