ゼータ・グスタフ 風

「TMS-007X ゼータ・グスタフ」は近藤和久さんの漫画作品「サイドストーリー・オブ・ガンダム・ゼータ」に登場するMSです。
「サイドストーリー・オブ・ガンダム・ゼータ」は「ゼータガンダム」のアナザーストーリーで、エゥーゴがジオン残党系だったり、シャアがティターンズに所属していたりと、本家とは全く異なる設定だったようです（未完のようですが）。
その中に登場するゼータ・グスタフは、一年戦争でアムロが乗り捨てたRX-78ガンダムをジオンが回収して、そのデータを基にして作った「ゼータ」なんだそう。そういったこともあって「ガンダム」という名称は付いていないようです。
ツインアイながら、額のあたりに赤い腫物のような形でモノアイが取り付けられています。

ゼータ・グスタフはガンプラとしては発売されたことがありませんが、過去にB-CLUBとコトブキヤからガレージキットが発売されたことがあるようですね。
前者と後者でデザインが若干異なるようですが、私は前者・B-CLUB版を参考に作ってみました。
ゼータガンダムよりもどっしりした印象のため、ゼータっぽくてもっと線が太いMSをベースにしよう、ということで、HGUCリゼルを使いました。

上半身の芯の部分はリゼルですが、あちこちをプラ板、プラ棒で加工してB-CLUB版ゼータ・グスタフっぽくしてます。
ヘッドは少し小さめが似合いそうだったので、EGストライクをベースに、悪人面にして、透明レジンで額のモノアイユニットを再現。

下半身も芯はリゼルながら、プラ板加工などでどっしりイメージに。
リゼル二機分のシールドをカットして、サイドアーマーのベースに。
フロントアーマーは、「近藤さんといえば」ということで長めにプラ板加工。

腕周りはHGUCゼータガンダムに換装して、肩アーマーを上方向に延長。

脚周りはリゼルをベースにプラ板やパテでそれっぽく加工。
スリッパもリゼルベースですが、プラ板加工でかなり「ゼータガンダムっぽく」なったと思います。
脚の後ろのフィンはメタスX-1を作ったときのF-15EJの余剰パーツを加工。

背面まわりはリゼルとゼータガンダムのものをあれこれドッキング。

シールドはリゼルのものをカット、加工。

コトブキヤ版と違って、B-CLUB版は武装を持ってなかったようなので、あえて手ぶら（？）にしてます。

いつものように水性ホビーカラーで筆塗り塗装して、水彩絵の具で薄く墨入れして、デカール貼って艶消しトップコートで仕上げ。
トリコロールカラーながら、あえて暗めとして、「連邦のゼータとは一味も二味も違うゼータ」を目指してみました。
グレーは「H57 エアクラフトグレー」、青は「XHUG13 ガンダムエアリアル（改修型）ブルー」、赤は「XHUG07 ダリルバルデレッド」、黄色は「XHUG06 デミトレーナー（チュチュ専用機）イエロー」。。。水星の魔女系カラーだらけですね（笑）
デカールはすべてエクスプレッションデカール。

本家、ゼータガンダムとパシャリ。まぁ、別物、ですね。

ベースとなったリゼル（ただしこちらは隊長機）とパシャリ。ほとんどリゼルのイメージが残ってませんね。

たぶん何の関係もないはずですが、「グスタフ」といえば、ということで、グスタフ・カールとパシャリ。
。。。全体のフォルムとか色合いとか、妙に近いものになってますね（笑）。

リゼルで作った「ジオン製ゼータ」である、「TMS-007X ゼータ・グスタフ」風、でした。
かなりアレンジきかせまくってますが、「あきらかに本家のゼータガンダムとは違う、でも、印象はゼータだ」なMSとなりましたが、いかがでしょうか。

なお、当初はもう数日かけて仕上げる予定だったんですが、ガンダムベース福岡で三日間の期間限定で開催されていた「ガンプラを3DスキャンしてYouTube動画を作ろう」企画の最終日ということで、あわてて作って持参、撮影、動画化してもらいました。
よろしければYouTube動画もご覧ください。。。

GUNPLA SCAN MOVIE 1450 20230828 105145 HANGAR
https://www.youtube.com/watch?si=sGIgORvw0MNV3nIr&v=yBD1OmV8uxQ&feature=youtu.be