アス高レーシング部① ティックバランAMG2022

まずは部所有のSFSから。学園仕様のティックバランをレース機にカスタマイズ。部費の徴収だけでは維持費すら賄えない為、各部員所属企業の系列会社及びその下請けや孫請け、果ては学食のおばちゃん等から広くスポンサードを受けている。

ので、たまにおばちゃんの足に使われる。

カラーリングのモチーフはアドステラの幾つ前かも不明な西暦2022年、地球で行われていたと言うカーレースの記録より。

…って、そもそもそんな超古代文明の媒体が読めてそれをわざわざ機体デザインに取り入れる、なんて話がおかしいんですけどね。 (^_^;)

なお、モチーフ各所に大きく描かれていた謎の緑髪少女の絵姿までは「こっちでも全然アリよ」とは行かなかったらしく、相方となるザウォートのカラーリングへと落とし込まれている。

時代は違えど「見てて痛い」と感じるのは共通らしい。

ちなみにナイトレースへの参加も意識されており、何かと無駄に光る模様。

たまにゲーミング部呼ばわりされる。

以下制作過程。

最初はレーシングカーとドライバーの組み合わせまでしか考えてなかったんですが、仮組みザウォートのシルエットが何かミクさんに見えた事からこの方向へ。

しかしいざ塗装を始めてみると、面が広過ぎて多少の塗り分けじゃ「のペーっ」感が消えてくれない。元の社用痛車（ゴメンナサイ）に寄せるべく、今回は自分史上最多の塗り分けを行っています。蛍光とは知らずに黄緑枠でエヴァグリーンを使ったのがが良い方向に。お前…蛍光やったんか。

ここまでは割と順調だったんですよここまでは…。

で、折角なので色々な「初めて」をしてみようと100均のネイル用テープを使ってみたんですが…コレが悪さしまして。引っ張りながら貼ると後から千切れてくるわ（しかも剥がれない）、阻止しようと軽くクリアーを吹いたらその溶剤に反応して更にブチブチ千切れるわオマケに反って凸凹になるわな代物で、目も当てられない惨状になったんですね。

手間暇だけは掛けた塗り分けをドボンするのも色々と勿体無く、そこで思い付いたのがこれも初めての「クリアー研ぎ出し」。同じリセットするなら、とことんやらかし切ってからでも遅くなかろーの精神。と言う訳で、2週間程掛けて缶スプレー1本ちょいをクリア汁ブシャー。こってりヌルヌルてかてかで何かヱロい（変態か）。

この時、三角模様の塗り分け段差が良い感じに目立たなくなってる事に気付けた事で更に勿体無さがアップ、ドボンはやめて結局そのまま続行する事にしました。

#2000～#10000とか、これまで一生使う事も無かろうなーと思っていた番手の神ヤスを使って初研ぎ出し…ふむ、何事もやってみるもんですねぇ～。凸凹が消えて気持ち悪いくらい塗り分けとデカールに一体感が。ちゅるちゅるフラットよ。

この後はとにかく市販のスポンサー風やガンダムデカール等を貼りまくり、最終コート後に再度軽く研ぎ出し。どうか千切れたネイルテープには目が行きませんようにと祈りながら…、完成です（最後は神頼み）。

と言う訳で、紆余曲折七転八倒なティックバランの制作過程は以上になります。カーモデルを作成されている方々のブログやYouTube動画を参考にしながら、出来る限りの悪足掻きをしてみたつもりです。もっかい作ったらこれより確実に良いのが出来るんだろうなーと思える程には良い勉強になりましたし、楽しかったです。

長くなってしまいましたが、最後までお付き合い頂きありがとうございました。 <(_ _)>

（忘備録）2023年8月16日より10月7日まで、タムタム金沢店様の水星展にザウォートとセットで参加させて頂きました。