MS-06D　ザクデザートタイプ　後期生産型評価試験機

ザクデザートタイプとは、すでに重力下仕様として配備されていた06J型により積極的に地上用に適した改修を施した局地戦用MSである。
既に局地戦用MSとしてはtype07計画が進行していたが、06系の供給を望むアフリカ戦線などの要望もあり開発が開始された。機体の特徴としては、より積極的に大気冷却を取り入れると同時に各部に補助推進器を追加。14％もの機体軽量化を施すと共に専用の武装を装備する機体となっている。

ザクデザートタイプの生産型は前期型がシングルアンテナタイプとダブルアンテナタイプで各43機、後期生産型が28機の計114機が生産された。前期型86機の稼働データを基に更なる改良を加える事で後期生産型が誕生するのだが、本機はその為の実験機であり、改良部分が十分な性能を発揮するかの評価試験機となる。

ザクデザートタイプは前期生産型で既に十分優れた性能を発揮していた。しかしパイロット達からは更なる機動力の向上を、運用面からは整備性の向上を求める声があがっていた。そこで後期生産型はバックパック下部の緊急離脱用フック部を大型スラスターに変更し、関節を見直すことで肘・膝の防塵カバーを排除する事として整備性向上と同時に摺動抵抗の低減を獲得した。また使用環境からショートバレル化されたM120AS型専用マシンガンは、中距離以上の命中精度が悪かったためロングバレルタイプが検討された。しかし取り回しの悪化が懸念され最後までその装備の必要性が問われていた。

評価試験機が完成すると、直ちに実践投入された。前期型で既に砂漠地帯など足場の弱い条件下での優れた機動性能を発揮していたデザートタイプではあるが、大型スラスターを装備した本機は更なる向上がなされていた。

実戦評価試験を行う事で改修内容の評価は概ね良好である事が判明した。この後生産性を含め見直しを行い、後期型の生産が開始された。アフリカ大陸は副次的戦線であった為大規模戦闘は少なかった。しかしこの事がザクデザートタイプの性能の高さを際立たせたとも言えるだろう。そしてジオン独立戦争終結後もこの機体はアップデートを繰り返され、後の時代の戦争にも参加する事となるのである。

ザクデザートタイプの説明はこんな感じみたいですね。
さて今回の製作についてですが・・・
・頭部
アンテナはMSVからの移植
バルカン砲は、1ｍｍ銅パイプにて再現
・右腕
シールドはHGUCの物をベースにプラ板で大型化、角の丸みを削り落としプラ板で蓋
M120ASマシンガンはMSVキットの物をロングバレル化
・左腕
ショルダーアーマー・ミニシールド・ラッツリバー３連ミサイルポッドをMSVキットより移植
・ボディーユニット
胸部装甲及び動力パイプをMSVキットより移植
クラッカーポッド及びラッツリバー式P3　２連式ミサイルポッド移植
股間パーツはプラ板で整形
・脚部
補助推進器（４か所）及び膝アーマー移植

・バックパック
下部緊急離脱用フックを廃しバーニア取付
・リアアーマー
バズーカラックを推進用可変式噴射口へ変更

加工はざっとこんな感じですね。
塗装については、イラン空軍トムキャットカラーセットのペルシャイエロー・ペルシャブラウンをベースにガンダムカラーのジオンＭＳグリーンの濃い方と、色名不明の赤。
マシンガンとバーニアはスターブライトアイアン、関節やバックパックはフレームメタリック２で塗装しています。

このザクデザートタイプ製作は、冒頭にも述べていますがmototti
（モトッチ）さんの作品に感化されて開始したものとなります。でもそのまま真似するのも芸が無いですし、心のバイブルMSV-Rに載っていた後期生産型を作ることにしました。しかしながら自分のスキルにはちとハードル高めでして、GUNSTA参加以降一番の難関となりました。なので多くの方の作品を見ながら真似したり、参考にしてなんとか形にする事ができました。
なかでも、みっつさん・ぱんきちさんの作品からは何か所かパク・・・真似させて頂きました。この場を借りて御礼申し上げます。

塗装も終わり最終組み立てに入ったところで、パキっという音と共に改造した補助推進器が・・・(T_T)
接着が甘かったみたいですね・・・
まだまだ未熟者という事ですね。
サカ助にとって、過去一～二を争う位手間をかけたザクデザートタイプ！めっちゃ辛くて楽しい数か月となりました。出来上がった姿を見て、達成感半端ないですね。MSVのザクデザートタイプ、実はもう一個あるので・・・ダブルアンテナも作っちゃおうかな？等と思っています。
最後までお付き合い頂き有難うございます。