ガンダム･コーディリア（XVX-016RN-j3/エアリアル改修型ベース）

• ガンビット接続ライフルによる超強力な砲撃シーンの印象
• 高いパメスコを要求されるシビアなMS
• クワイエット・ゼロのコアユニットとしての側面

……どちらかといえばこうした印象の強かったエアリアル改修型を、より汎用的に利活用できるようにリビルド･ミキシングしたのがこの「ガンダムコーディリア」です。

「パーメットスコア:3相当でフルパフォーマンス発揮が可能なMSおよび新しいGUNDフォーマットの開発」をコンセプト/目的として再設計されたエアリアル改修型…という想定です。
「高いMS性能」と「低いパイロット負荷」の両立にあたって、GUNDフォーマットの見直しと並行して「増設ユニットによる機体出力向上および機体制御」を行った結果、機体ボリューム(≒重量)が大幅に増加しています。
そのため、バーニア・スラスターを増設してエアリアル改修型と同等以上の機体出力を実現しました。

……要は、人道的に使える「速くて堅くて重いMS」です！
はいこれ僕が大好物のやつ！！！！！！！

ガンダム･コーディリアの最大の特徴的は背面の「複合兵装:アームドブレードバインダー」。
ダブルオースカイメビウスのアームドウィングバインダーに、ノーネイムライフルを混ぜてウィング部を大型化することで「斬艦刀」としての側面を強化しました。
（ちょうど、SEED FREEDOMの映画見たころに手を動かしてましたしね…実体剣っていいですよね）

FC岐阜（および2024年ユニフォーム）をモチーフにしていますが、岐阜県関市は世界三大刃物産地のひとつ。1対1の近接戦闘・アジリティの高さをMSに落とし込むにあたっても大切にしました。

背面に設置することで斬艦刀の刀身部分はウィング/スラスターとして機能します。
画像のように手持ち武装としても利用可能です。手持ちのビーム砲として扱う場合、ブレード部は砲身安定用のソロポッド（バイポッドと違って1本ですからね…）としても利用可能です。

また、ダブルオースカイメビウスのアームドウィングバインダーは基本「剣＆ビーム砲」でしたが、ガンダム･コーディリアのアームドブレードバインダーは、これに加えて「トンファー」としても利用可能です。
通常の手持ちビーム砲とした際に利用可能なのは片側（スカイメビウスでいうところのバラエーナ砲）の砲口だけでしたが、トンファーモードの場合はもう片方（スカイメビウスでいうところのクスィフィアス砲）の砲口も、拡散ビーム砲として利用可能です。

これによって、「手持ち武装で広範囲にビームを乱射して相手陣形を崩し、隙を作ってトンファーブレードで一撃を入れる」といった柔軟な攻撃が可能となっています。
……つまり、トンファービームが撃てます。
（去年のFC岐阜の「相手守備にプレッシャーをかける、前線からの執拗なハイプレス」を武装で表現した…つもりです）

画像はまさにトンファービームを撃とうとしている場面です。ギリギリ、右手に持つ複合兵装の赤い砲口が見えるかと思います。

腰背面スラスターと連結した腰部レール砲は、通常時は姿勢制御用スタビライザーとしても機能します。
前面に展開することで、貫通性の高い実体弾を発射します。
腰～背中から展開される武器ってロマン！

・大型ビームライフル：1門
・腰部レール砲：2門
・背面の複合兵装:アームドバインダーによる…
　　上部バラエーナビーム砲：2門
　　下部クスィフィアス拡散ビーム砲：2門
……を全て前方に向けた一斉射撃（フルバースト）も可能です。
背面ドライブユニットをフル稼働により「光の翼」エフェクトが発動、これによって高速機動と一斉射撃の両立（いわゆるハイマットフルバースト）で「動き回りながら戦線の何か所かにダメージを与え続ける」ことが基本的な戦闘スタイルになりそうです。

エアリアル（ガンダム）の高いパイロット負荷の要因の1つがガンビット（エスカッシャン兵装）にあったため、本機のガンビットは大腿部の2つのみ、しかも攻撃補助程度にしか使えないモノとなっています。
同じ理由から、このガンダム･コーディリアには盾相当の武装もありません。
このためアームドブレードバインダーを盾代わりにするか、腕部のナックルガードでダメージを最小化するくらいしか防御手段がありません……。
高い弾幕性能（面制圧射撃手段）を持ちながら、少ない防御手段による継戦性を低さは、本機運用のネックと位置付けられています。

エスカッシャンはないものの、エアリアル改修型の「ガンビットライフル」にあたる武装として、大半の武装・スラスター類をライフルと一体化･収束させた「フルバーストライフル」というオプションがあります。
ただし、エアリアルのように戦闘中にライフルにガンビットを接続して…なんてことはできず、格納庫･デッキなどでライフル接続作業を経る必要があります。
百式のメガバズーカランチャーのような位置づけで、「一撃の大火力」が必要となる特殊作戦の時にこの武装を持ち出す想定です。

正面から。鬼をモチーフにした部分もありましたが、この形態だと背面がサッパリして「鬼っぽい頭部」が見やすいかも。

バインダーがバイポッドっぽく垂れ下がってますが、コレはコレで鬼の角っぽくみえるかも…？？

◆デザインについて：
例年通り、「新シーズンのFC岐阜ユニフォーム」をイメージしてミキシング&塗装案を組んでいます。

FC岐阜の2024年ユニフォームは↓の通りで、
https://x.com/fcgifuDREAM/status/1733420585072677364?s=20
https://www.fc-gifu.com/news_information/122080.html

特徴としては
・襟なし
・袖とパンツが黒色
・鵜飼の手縄をモチーフにしたラインが入っている
といったところで、デザインに盛り込ませていただきました。
手縄モチーフのライン再現は僕のアイデアではなんともならず、「結った縄」に見えるデカールを肩や頭部に貼っています。

FC岐阜のマスコットがピンク色で、かつ2024シーズンのボールもピンク色ということで、各所の差し色としてピンクを使っています。
ベースキットの「エアリアル改修型」が悪役チックな顔付きだったので、そこから「鬼」をイメージして改造を進めましたが、背中の複合兵装付けたら「頑駄無大将軍」って印象が強くなりすぎちゃいましたね……。
（余談ですが、ベースのエアリアル改修型から、都合4-5回アンテナ折れました……
　決闘で負けた呪いですかね？？？）

◆制作について：
相変わらず大好きな「新MAX塗り」、更に今回は筆塗りで仕上げていきました。
特に白色で仕上げる箇所は情報量増えてとても良いのですが、僕の腕のなさからモールドをかなり埋めてしまいました……。特に頭使わず毎日ちょっとずつ進めていける筆塗り、楽しく進められますが、改善ポイントです……。

ナックルガードは百均のネオジム磁石で腕と接続する仕組みにしました。
武装に干渉しても問題にならない一方、大きく腕部を加工したことで手首の保持力がガタ落ち。
結果的に、重めの武装を持たせたい仕上がりになってしまったため、なかなかままならない仕上げになってしまったかもしれません。

ディティールアップに、30MMの3Dメタリックシールを多用しました。これいいですね！　手放せなくなりそうです！

新MAX塗りの過程。白い部分だけ塗り済みなのかな？

メイン塗装はあっという間に終わりましたが、部分塗装は「なに色にしよう？？」で結構詰まった時間ありました。

マッシブでいいシルエットになったと自画自賛です。

コレとコレを使おう、は早々に決まりましたが、パーツ接着は困りました。レジン使ったり接着剤使ったり3ミリ穴接続したり…結局塗装後にポロりが多発し、エポキシ接着剤で接着しなおしに。難しいですね…