ザフト軍がインパルス、カオス、ガイア、セイバーと共に開発した「セカンドステージシリーズ」に属する試作型モビルスーツ。L4プラント「アーモリーワン」で地球連合軍特殊部隊「ファントムペイン」に強奪され、以後はアウル・ニーダの搭乗機となる。
アビスはそれぞれが特徴的なMA形態を持つセカンドステージシリーズにおいても極めて特質な機体と言え、過剰と思える程のビーム兵器と、海中戦闘用の魚雷を併せ持つ機体は、その主戦場を考えれば、明らかに地球上での活動を想定しており、少なくとも開発陣は明らかに「やる気」であった事が伺える。
特に高性能の水中用MSの開発に関しては、第1次連合・プラント大戦後期の「第2次カサブランカ沖海戦」でグーン、ゾノの部隊が少数のディープフォビドゥン、フォビドゥンブルーの部隊により壊滅に陥れられ、これによりジブラルタル基地を放棄せざるを得なかったという手痛い敗北に対するリベンジの意味合いが強かった。しかし、こうした想いは皮肉にも連合軍側の手に渡った事で、多くの海上兵力を犠牲に実証される事になった
特殊機能
ヴァリアブルフェイズシフト装甲
フェイズシフト装甲の改良型。装甲に掛ける電圧を調整できるようになっており、エネルギー消費の効率化を図っている。装甲の色は電圧に応じて変化するようになった。
変形
甲殻類を思わせるモビルアーマー形態に変形する。左右シールドで上半身を覆う変形システムが特徴的。
MMI-GAU1717 12.5mmCIWS
頭部に搭載された近接防御火器システム。防御用であるが高い連射性能を誇る。ベーシックな装備として多くのMSに採用されており、また12.5ミリ口径の弾丸はザフトではポピュラーなものらしく、他の兵装にも多く見受けられた。
アビスは額中央部に1門搭載する。
MMI-GAU25A 20mmCIWS
胸部に搭載されたクローズ・イン・ウェポン・システム。頭部のそれより口径が大きいため、それなりの威力を持つ。インパルス、カオス、ガイアにも同様のものが採用されている。
MX-RQB516 ビームランス
アビスが常に携えている長槍。実刃とビームの矛先を併せ持ち、石突までもが鋭い打突器となっている。地上、宇宙はおろかビームの使用が制限されてしまう水中でのその力はいかんなく発揮され、格闘戦において驚異的なまでの勝率に貢献している(性格からアウルは好んでこの武器を使用していたとされる)。
MA形態時には機体下面にバインドされ、衝角として敵を貫く事も出来る。
両肩部シールド
3連装ビーム砲や連装砲と共に、外装にヴァリアブルフェイズシフト装甲と対ビームコーティングを施した攻防一体の盾。
MA形態時は頭部を覆う形でユニットを密着させる事で水流抵抗を減免させるためのフェアリングとしての機能を果たす。
M107 バラエーナ改2連装ビーム砲
背部に2門搭載されているビーム砲。フリーダムのメインウェポンであり、絶大な威力を誇ったM100プラズマ収束ビーム砲をデュートリオンシステム仕様に改良したもの。
MA形態時の主力兵器だが、射角にやや難があるもののMS形態でも使用可能。
MGX-2235 カリドゥス複相ビーム砲
胸部に内蔵された大出力ビーム砲。アビスの主力兵器で、その猛火の名に違わぬ高火力を誇る。
後にストライクフリーダムにも同型の物が搭載されている。
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