【HGUC】ディジェ【筆塗り全塗装】

MSK-008　DIJEH

　エゥーゴが宇宙へ発つ前に、アムロが「MSを１機置いて行ってくれ。リック・ディアスで良い」とおねだりをして獲得したリック・ディアスをもとに、カラバの技術を組み合わせて陸戦用に設計されたMSです。複数機製作されたようですが、ピーキーな機体特性ゆえに実質アムロ専用のワンオフ機のような存在になっています。

　「リック・ディアスでいい」って何気にトンデモナイ話ですよね。リック・ディアス自体、エゥーゴの最新かつ高性能のMSなわけですし。アムロからしたら（どうせガンダムくれないし、リックディアスくらい寄こせや）って感じなのかもしれませんが^^; 笑

シャアの演説が終わるまではッ…！！

　ディジェの主兵装の一つであるビームライフル。量産品で、百式が使っているものと同様の仕様です。カツがアムロから貰った拳銃を大切にする描写があることから、ディジェと百式が ”同じ銃を持つ” のには、
何かしら意図が込められている気がします。

クレイバズーカ

　これまた百式と同じもので、ディジェの主兵装である実弾兵器です。ビーム兵器は大気圏内ではビームの減衰があるので、信頼と実績のある実弾兵器を好むのはアムロらしさが感じられますね。

　クレイバズーカって、（なにがクレイなんだろ）とずっと不思議に感じていたので、調べてみました。なんでも、敵機の鹵獲用に粘性のある弾頭を射出することが可能で、敵機に命中してグニャアってなる様が ”クレイ（粘土）” のように見えることが名前の由来なんだとか。

　あれですよね、道端でガムを踏んだ時に靴底に張り付くあの感じ。マジでイヤですよね、あれ。最近は若者のガム離れが著しく、グミが人気だそうなので、ガムを踏むリスクは減っていると言えるかもしれません。いや、そもそも道にガム吐くなよって話ですよね(-_-)

敵のガルダは俺が沈める！！

　カッコいい・・・。ディジェは本当に大好きなMSです。ゲルググ＋ドムに蝶々の羽をくっつけた、いわゆるゲテモノ的な造形のハズなのに、色もチョコミントなのに、何故こうにもカッコいいのか。

　”アムロが搭乗した” という補正もあるでしょうが、見事にまとめ上げられた藤田一己先生のデザイン・造形の賜物だと思います。本当にディジェはカッコいい！！(>_<)

　ゼータガンダムのMSデザインには、複数のデザイナーが起用されており、デザイナーごとに様々なデザインラインのMSが登場するのが面白いですよね。

　そのせいで、何処と何処が戦っているのか、敵なのか味方なのか訳が分からなくなるという罠にもなっているんですけど^^;

ビーム・ナギナタ

　ディジェ＝ナギナタのイメージが強いですが、実は劇中では一度も使用されておりません(笑) 　こんなにカッコいいのに・・・

　そもそも劇場版三部作では登場すらしないという不幸。こんなにカッコいいのに・・・（後に別媒体で補足はされているようですが）

人は…同じ過ちを繰り返す。…まったく。

　強化人間に惹かれるカミーユに、過去の自分を投影するアムロとシャア。その危険性を肌身で感じていながらも、カミーユを止めきれない2人。

　それはアムロもシャアも ”まだララァの死を乗り越えられていない” からではないでしょうか。大人になっているようで、未成熟な部分も残している。こうした”不完全さ” も、ゼータガンダムという作品の魅力かもしれませんね。

人は変わっていくものだろ…？

　アムロとシャアが酒を酌み交わすシーンには来るものがありますよね。人身御供とかトンデモナイ話をしていましたが(笑)

　アニメのシーンでは真面目な話をしていた二人ですが、裏ではくだけた会話もしていたのでしょうかね？

シャア：いやさー、ジャブローで再会したらガンダムめっちゃ強くな　
　　　　っててワロタｗｗｗ

アムロ：そっちこそ、カニみたいなMSで赤いとか、「茹で上がっとる
　　　　やないかーい！」ってツッコんだでホンマにｗｗｗ」

　みたいな話、俗物な男同士なら絶対すると思うんですけど、どうなんでしょうかね。そんなふうに２人で昔を振り返って心が安らぐ時間があっても良いのかなと思います。

旧キット箱絵風ポージング

　ディジェの脚部には、ドムと同じようにジェット・スラスターが装備されていて、ホバー移動することが可能です。本編はド・ダイ改に乗って飛んでばかりいるので使われませんが。。。
「陸戦型の意味はよ！ｗ」ってツッコみ入れたいですよね全く(笑)

　しかし旧キットのボックスアート、本当にカッコいいですよね。キットの造形も良いので、長らく立体化に恵まれませんでしたが、HGUCで売ってくれて幸せです。こんなカッコいいディジェが手に入るんだもの。再販もっとして欲しいんだもの。プラを。

　ディジェは大好きなMSですので、要らん話をたくさんし過ぎてしまいました。こんなところまで読んで下さった方、本当にありがとうございました！(*^-^*)