スゴック“ABARO”

戦争の爪痕は海中にも及び、コロニー落としによる影響もあり地形も生物も様変わりしてしまったポイントが少なくなかったが、以前からの戦友や知己のみならず、新規の客層も訪れるようになっていた。

そんな折、シミズ港に近いオオハマ海岸で擱座したズゴックが発見される。これを聞きつけたショップの常連が、いつの間にか機体を入手。実はこの地域はMSの開発·建造·整備を担う、知る人ぞ知る隠れた一大拠点であり、ショップの客たちも大半がMS技術者や関連企業の人間だったのだ。

かくして、この機体は客達の手により修復·(魔)改造を受けた後にオーバー大尉に進呈され、店名を冠したズゴック“ABARO”となった。

オーバー大尉は今日も、”ABRO“に乗り、スタッフのニナ軍曹、S·セーナ上等兵らとともに、宇宙世紀の海を潜るのである。

パケ絵とランナー。

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