【改造】ジム・コマンド スナイパー【オリジナル】

RGM-79 G/S　GM COMMAND SNIPER
 

戦争の歴史…それは裏切りの歴史でもある。

　U.C.0079…。宇宙世紀になっても戦争の本質は変わらず、連邦・ジオンともにスパイによる諜報活動は活発に行われた。スパイや内通者による情報の漏洩は、実際の戦場での損失を遥かに凌ぐ犠牲を、両軍に与えることとなった。

　地球連邦軍は、こうした裏切り者やジオンのスパイを処理すべく、秘密裏に暗殺部隊を組織する。スレイブ・レイスといった特殊部隊がよく知られている。しかし、１部隊ですべての粛清を行うことは不可能であり、連邦内では更にいくつかの部隊が編成された。

　本機体もそうした部隊に配属されたうちの一機であり、通常のジムコマンドよりも機体スペックが底上げされ、豊富な武装にアジャストできる性能を秘めている。

ビームライフル［ショートバレル］

　本機の基本的な武装であり、ジム・コマンドのビームガンと同等の威力を誇る。しかし、本機の役割はあくまでも狙撃であるため、このライフルの運用頻度はそれほど高くはなかった。

ビームアサルトカービン

　本機の右肩にマウントされた、メインの狙撃用ライフル。ジムスナイパーの大型ロングレンジビームライフルよりも射程と威力は劣るものの、本機の高性能カメラ・センサーとの併用によって命中精度は高まっている。

・ジムスナイパー → https://gumpla.jp/hg/2027978

　戦争における理想は、敵部隊との遭遇を避けること。また、遭遇したとしても戦火を交えることなく敵を殲滅することである。そのため、本機のような”狙撃”を主体としたＭＳの開発が地球連邦内では極秘裏に進められた。本機はそのプロトタイプの１機であり、連邦軍内部でも本機の存在を知る者はわずか一握りである。

ビームピストル

　腰部の左右ラッチに装備された小型のビームピストル。威力はジムのビームスプレーガンよりも劣るものの、小型で取り回しは良く、速射性能も高かった。しかし、敵MSに与えるダメージ量・ビーム拡散が可能という点でビームスプレーガンに軍配が上がることとなる。コンペに敗れ、一般機にはビームスプレーガンが装備されることになった。しかし、敵機コクピットやメインカメラを正確に射抜ける一部のエースには、本装備が使用されたという記録も残っている。

　頭部ガンカメラは着脱が可能である。接近戦など視野の広さが求められる時には、パイロットの判断で一時的にカメラをパージすることが可能である。しかし、高精度なカメラを使用しているため、パージ後は必ず持ち帰ることが条件とされた。

　　　　　　　　　　　↓ 作者のつぶやき ↓

　「お前これジムコマンドじゃなくて、ただのジムじゃねぇ？」と思われた方、私もそう思います。出来れば「ＧＭ/ＧＭ」のキットが欲しかったけど売ってないんだもん。ジムコマンドも売ってないんだもん。結果、我が家のマウンテンサイクルのパーツでそれらしく誤魔化しました。誠にごめんなさい…(-_-;)

ビームピストルⅡ

　バックパックに２基装備された可変式ピストル。威力はビームピストルと同様である。敵機を撃破するというよりも、牽制や弾幕の形成に用いられることが多かった。

ビームピストルⅡ［ヒートアックス］

　ビームピストルⅡを変形させ、アックス型の溶断兵器にしたもの。
鹵獲したザクのヒートホークを解析し、技術を抽出することで本武装にフィードバックし実装された。

　開発部では「狙撃機にサーベルは要らないな」と近接格闘武器の装備を廃止する予定であったが、本機のパイロットは・・・

　「えっ！？ 要る！要るよ！！何言ってんの！？ 敵機に見つかったらどうするんだよ！『スナイパーに剣は不要』って名言があるだって！？ そんなの西暦の人の話でしょ！？ 僕たちＵＣ世代ですよ？
そもそも僕にそんな技術はありませんよ。とにかく、サーベルがなくちゃ僕は怖くて戦場なんて出られませんよ！」

　と物凄い勢いでまくし立てて、泣き脅しに成功。ビームサーベルを生成するためには、機体からのエネルギー供給を必要とする。狙撃の為に不要なエネルギーカットを実現すべく、実体剣が考案されヒートアックスの実装に落ち着いた。

　技術はヒートホークから得たものであるが、戦時中であることからジオン軍が命名したヒートホークではなく、ヒートアックスとして名称が統一されることとなった。

ビームライフル［ロングバレル］

　本機体の最大出力兵器。ショートバレルと砲身を取り換えて装備することが出来る。ロングバレル内部にも大型ジェネレーターを装備しているため、ビームの射出によって機体が動作しなくなることは無いが、多くのエネルギーを消費する。そのため連射は出来ず「一撃で敵部隊を殲滅」させる、いわゆる”マップ兵器”のような運用が主であった。

　なお、精密射撃モードとしてバックパックが前面に可動し、フォロスクリーンを展開する。このスクリーンには命中精度を高める情報が映し出され、パイロットへとフィードバックされる。一撃必殺の攻撃の為、正確に敵部隊の情報を得られるよう、砲身には小型のレドームも装備されている。

　本機の武装は、正式に実践投入される前の試作段階のものがメインである。パイロットは「どうせ僕はモルモットだよ…」と嘆くことも多かった。地球連邦軍に正式に採用された武装はなかったものの、本機で得られた技術情報は、ハイパー・メガ・ランチャーといった次世代の兵器開発に大きく貢献することとなった。

地球連邦・隊内粛清部隊

　本機ジム・コマンド スナイパーは、隊内粛清および暗殺任務を担う特殊部隊の所属となっている。ちなみに僚機は・・・

　・ジム・コマンド アサシン→　https://gumpla.jp/hg/2025356
　・ジム・コマンド ファントム→ https://gumpla.jp/hg/2075423

　ここまでやってきた貴方は、私の妄想に長々と付き合って下さった素晴らしい忍耐力に人格・ロマンを持ち合わせた方なのでしょう。
感謝しかございません。本当に本当に嬉しいです(^^♪　

　拙く、ありふれた設定・妄想だったかと思いますが、私と共に機体設定・世界観を楽しんで頂けていたら幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました！！(*^▽^*)