整備兵1「コッチは終わったぞ、ソッチはどうだ?」
整備兵2「あーっと、もうちょいです」
整備兵1「終わったらひと休みしようや」
整備兵2「はーい。っと。これで終わり、と」
シュボッ!
フー…
整備兵1「キャリフォルニアから来たこのハサミちゃん中々手こずったな」
整備兵2「先輩だけですよズゴックのことハサミちゃんって呼ぶの。マジで恥ずかしい」
整備兵1「いや、少尉もハサミちゃんって呼んでるぜ」
整備兵2「え、マジですか?ちょっと幻滅しました」
整備兵1「ともあれこのハサミちゃんを少尉に渡したら少尉ともお別れだ」
整備兵2「そうっすね、特別作戦チームに抜擢されたんですよね」
整備兵1「そうそう、何でも北の海での作戦らしい。それでこの作戦に参加するMSはこのカラーに統一してデカイ氷に紛れて進むんだそうだ。地球に住むクジラっていうデカイ魚に似せたとか何とか…」
整備兵2「クジラは哺乳類です」
整備兵1「どっちでもいいよ。そいでな少尉が是非お前さんにコレを頼みたいって…」
整備兵2「パーソナルマークですか!?俺が描いていいんすか!?」
整備兵1「是非お前にって言ってたぞ」
整備兵2「メチャクチャ嬉しいです!いや嬉しいなぁ…。んー、これ何かのキャラクターですかね?鼻が長い人形みたいな…」
整備兵1「何でも少尉の名前がその話に出てくる爺さんの名前と同じなんだそうだ。少尉もその話に出てくる優しい爺さんが子供の頃から好きらしい」
整備兵2「へー、そうなんですね。んじゃ早速とりかかって早く少尉に見てもらいます」
整備兵1「飯の時間になっても姿見えなかったらお前の分も食っちまうからな」
整備兵2「いや、マジ勘弁してください」
さようなら、少尉。
また何処かで会いましょう。
ご武運を。
次回は話題のコイツ。
皆さんこんにちは。
ようやくズゴック完成です。
ズゴックなるプラモデルを作ったのはかれこれ40年以上ぶり…独特のフォルムのズゴック製作は楽しく進んだ…とも言い難く、先ずカラーリングで悩み。デカールで悩み。仕上げで悩み。ストーリーで悩むという悩みっぱなしの製作でした。更にエナメルの影響により肉が薄いところ(手先)がグシャっと割れ、遺跡の修復作業みたいな工程もあったりして思いの外完成までに時間がかかってしまいました。
リア。
素組+塗装+デカールのみです。
水転写デカールなんてのも数十年ぶりの作業でした。
サイド。
本当は左足サイドにも236とデカールを貼ったのですが誤ってマスキングテープが貼り付いてしまいベリベリと剥がれてしまったので「無し」ということに。
カラーイメージは「シロナガスクジラ」です。
航行中の北の海でクジラの群れに出会ったらコロニー生まれの少尉はどんな気持ちになるんでしょうね。
シロナガスクジラ→クジラの胃袋→ピノキオという流れです。因みにゼペットは日本語読みでイタリア語ではジェペットだそうです。
最後までご覧下さりありがとうございます。先にも書きましたが次回は話題のアイツです。
それではまた。
寒くなってきましたのでお身体ご自愛のほど。
特別編成カラーMSM07 ズゴック
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象の目はヤサシイ目
製作+ストーリーな投稿します。
たまに脱線します。
ファーストガンプラ世代。
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