my-D(マイディ)

フロント・リア

黒とグレーで塗装して、つや消しで仕上げました。

基本的にはブースターを使用せず、アクロバットな動きとステルスを駆使した完全近接スタイルです。

左右腰部に装備されたサイドアーマーがブースターとしても機能します。

基本装備は二振りの片手斧です。

右手(画面左)は軽量と取り回しの良さを重視しており、斧の後ろにも小さな刃があり、持ち手の柄尻もスパイク状になっているため、様々な向きでの使い方ができます。

左手(画面右)は刃が大きめで柄も長いため、重めの攻撃を仕掛けることができ、主に防御を崩したり逆に防御に使用したりします。

斧を失うかした場合は腰の短刀を使用します。

そして、皆様既にお気づきかと思いますが、頭部装甲が解放できます。

切りつけると言うよりは、装甲の隙間に差し込み内部を破壊する事を狙います。

装甲展開状態

頭部が露出した事により、よりセンサーの感度が高くなり、より正確な攻撃が可能になります。

(なんだコイツ、どこからー)

破壊された機体のカメラ記録には、ぼんやりと黒い機影が映されていた。

次の瞬間、鈍い金属音がまるで断末魔のような音を立てカメラの記録は終了した。

最近噂になっている所属不明機。

次々に襲われた機体の記録に残された機影は、まるで暗闇から現れた死神の様で、「death」や「darkness」から通称「D」と呼ばれている。

「ここも違うみたいね…」

コックピットでため息を吐きながら、女は写真を指でなぞる。

写真には幸せそうに微笑む自分と、寄り添うように写る男の姿。

「ごめんなさいね？あまり遊んであげられないの…だから…」

視界に捉えたはずの影が、自身の背後に現れた。

振り向くことすら許されない威圧感とは裏腹に、最後に聞こえた接触回線は、

「おやすみなさい、良い夢を…」

とても優しく、慈愛に満ちた声だった。

次に目を覚ましたのは医務室のベッドの上、どうやら生きていたようだ。

整備班の話では、真後ろから一撃、動力を深く刺されたことによる機能停止、その際の衝撃で俺は失神したようだ。

そう言えば、今までやられた奴らも死を感じたが死にはしなかった…

なら、あれは一体なんのために…？

「また、違ったわね…一体、何処で何をしてるのかしら…」

女は哀しみと愛しさの混じった視線を写真の男にむける。

「ねぇ…？」

そして、優しく写真の男に微笑みかけて、呟くのだ。

「Darling…？(ダーリン…？)」

こんな感じでいかがでしょうか？

きっと彼女はこれからも探し続けるのでしょうね…