シアクアンタクノイチ

モチーフは日本のくノ一のようだが、参考にした資料が「忍者」ではなく「NINNJYA」的なものだったので微妙に忍んでない。

とはいえ、性能面で言えばかなり高くまとまっている。

静穏性をたかめるために大きな音がするビーム系はすべてオミットして実体武器になっている。

メイン武装は背後の巨大手裏剣であり、目の前で回転させることで盾のように使うこともできるうえ、個々に分離して短剣として使うこともできる。

当然、投げて使うのが一番威力がでかい。

他には四肢に搭載された小型の手裏剣も投げて使える。

不意打ち上等な静穏確殺な機体となっている。

ほかにも腰の後部から延びる尻尾のようなワイヤーアンカーはバルバトスルプスれクスのように死角から襲ってくる隠し武器として機能する。

堂々と晒していることが逆に盲点となる類の暗器である。

機体自体も元からバランスの良い機体であるため、格闘用としても十分に通用するものであったが、シア自身が作った後で「なんか地味じゃない？」と言って没になった。

プリマの彼女の感性からちょっとずれていたらしい。

そんなこんなでお蔵入りしたはずなのだが、不思議なことにこの機体の目撃情報がある。

ルールを守らなかったりモラルのないプレーヤー、所謂迷惑系がいるといつの間にか覆面をした小柄な自称の美少女仮面が現れ、この機体を使ってぼっこぼこにして改心させるらしい。

覆面しているのに美少女とか自己申告にしてもひどいなどツッコミどころ満載だが、やってることはいい事なので割とバレバレな正体に関しては関係者一同スルーしている。

最後まで見ていただいてありがとうございます。