ナイトメアブリッツ

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シュラvsアスラン戦にてーーー

「 闇に堕ちろ、アスラン・ザラ!」

「 くっ…!」

過去のトラウマを見せられるアスラン。脳裏に浮かぶ戦友の最期ーーー。

しかし聞こえてきたのは、想い人の言葉だった。

『 ハウメアの守り石だ。お前危なっかしいからな、守ってもらえーーー』

そして赤紫の石は、友の姿と重なり合って彼を守るように顕現した。

「 アスラン、下がって!」

「 貴様は何者か!?」動揺。しかしシュラも手練れである。「 庇うつもりなら、容赦はせん!」瞬時に敵と判断、一気に間合いを詰めていく。彼はアコード特有の読心術に加え、比類なき格闘戦の技量を兼ね備えていた。どのような相手であろうとも臆することは無い。近接戦闘に持ち込んだ時点で勝利が確約されるのだ。( さあ、貴様の心を見せてみろ...っ!?)

「 貴様は何者か!?」

動揺。

しかしシュラも手練れである。

「 庇うつもりなら、容赦はせん!」

瞬時に敵と判断、一気に間合いを詰めていく。

彼はアコード特有の読心術に加え、比類なき格闘戦の技量を兼ね備えていた。

どのような相手であろうとも臆することは無い。近接戦闘に持ち込んだ時点で勝利が確約されるのだ。

( さあ、貴様の心を見せてみろ...っ!?)

しかし彼が目にしたものは、幾千の言葉の奔流。『 ハウメア様どうか息子をお守り下さい』『 妻をお救い下さい』『 あの人が無事でありますように』『 おかあさんをたすけてください』『 毛が生えますように』『 妻が戻ってきますように』『 父が健やかでありますように』『 戦争が終わりますように』「 な、何だこれは...ナチュラル共の...声が!?」残留思念。彼には理解できなかった。人為的に磨いた鉱物に神の存在を重ね、祈りを捧げるなど時代錯誤も甚だしい。しかし今、その積み重ねた祈りこそが彼の常勝を崩していた。

しかし彼が目にしたものは、幾千の言葉の奔流。

『 ハウメア様どうか息子をお守り下さい』『 妻をお救い下さい』『 あの人が無事でありますように』『 おかあさんをたすけてください』『 毛が生えますように』『 妻が戻ってきますように』『 父が健やかでありますように』『 戦争が終わりますように』

「 な、何だこれは...ナチュラル共の...声が!?」

残留思念。

彼には理解できなかった。人為的に磨いた鉱物に神の存在を重ね、祈りを捧げるなど時代錯誤も甚だしい。

しかし今、その積み重ねた祈りこそが彼の常勝を崩していた。

異形。そして初めて遭遇する心の読めない相手の出現に、彼の判断は早かった。「 ...ふっ、まさか胸の内に貴様のような化け物を棲まわせているとはな」闇に光が差し込み始める。「 シュラ・サーペンタインだ」「 ...ニコル・アマルフィ」「 覚えておこう。強き者よ」

異形。

そして初めて遭遇する心の読めない相手の出現に、彼の判断は早かった。

「 ...ふっ、まさか胸の内に貴様のような化け物を棲まわせているとはな」

闇に光が差し込み始める。

「 シュラ・サーペンタインだ」

「 ...ニコル・アマルフィ」

「 覚えておこう。強き者よ」

崩れゆく異形。主が意識を取り戻しつつあるのだろう。「 その必要はありません。貴方は斃されます。本当の強さを知る、彼に」「 ...楽しみだ」最後の言葉と共に、闇の世界は消滅した。

崩れゆく異形。主が意識を取り戻しつつあるのだろう。

「 その必要はありません。貴方は斃されます。本当の強さを知る、彼に」

「 ...楽しみだ」

最後の言葉と共に、闇の世界は消滅した。

「 ...ハッ!」意識を取り戻したのと眼前に迫った斬撃を弾いたのがほぼ同時。アコードとして生まれ持った常勝の力を初めて防いだ相手の出現に、シュラは昂揚した。「 面白い...」次いでサーベル、マント、全身のビーム刃すべてを駆使した連撃すらも凌ぎ切る。なるほど、確かにこれほどの好敵手は滅多に出会えないだろう。だからこそ、と思う。勝利こそが存在意義である自分自身。しかし、今までの人生で自分に敵うものなど存在しなかった。戦いにすらなっていない人生に果たして誇れる勝利などあるだろうか?答えは、否。「 お前は強いな、アスラン・ザラ...!」この強敵を打ち負かしたときにこそ、自らの存在意義が証明されるだろう。シュラは初めての感覚に喜びすら感じていた...。

「 ...ハッ!」

意識を取り戻したのと眼前に迫った斬撃を弾いたのがほぼ同時。

アコードとして生まれ持った常勝の力を初めて防いだ相手の出現に、シュラは昂揚した。

「 面白い...」

次いでサーベル、マント、全身のビーム刃すべてを駆使した連撃すらも凌ぎ切る。なるほど、確かにこれほどの好敵手は滅多に出会えないだろう。

だからこそ、と思う。

勝利こそが存在意義である自分自身。しかし、今までの人生で自分に敵うものなど存在しなかった。戦いにすらなっていない人生に果たして誇れる勝利などあるだろうか?

答えは、否。

「 お前は強いな、アスラン・ザラ...!」

この強敵を打ち負かしたときにこそ、自らの存在意義が証明されるだろう。

シュラは初めての感覚に喜びすら感じていた...。

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