な、なんだ？

宇宙に一筋の流星。その瞬間、

ビームの嵐に貫かれるハイザック。

爆散とともに宇宙の奥から現れたMS。

この加速力、使いこなせば多勢でもイケる‼️

Rジャジャ パワード。今、参上‼️

・・・期待はずれだな、エグザベ。お前はシャリア・ブル⭕️しのための猟犬だ。

それが返り討ちな上に情けまでかけらるとは。

・・・・・・。

死闘だった・・・手は抜いていない・・・では何故？

ビットがないから・・・何よりMAV戦術を行うための僚機がいない。ならどうすればいい？その答えは、Rジャジャにもビットをつければいい。だがやはりサイコミュ系機材は容易にはならない。そこで、

無人機で擬似的な連携と火力強化ができればいいって・・・誰が作るんです？

私がやるよ。パーツもジャンクや余剰品があれば。

むちゃいないでくださいよ、アクシズではジャンクだって無駄にできないし。

頼む🙏どうしても必要なんだ・・・・ 

💦仕方がないですねー

〜三週間後〜

エグザベ中佐、ハクビジンのカタパルト接続完了。出します！

了解だ。エグザベ、Rジャジャ出る‼️

加速力もMA並みじゃないか、これなら。

0088 ネオジオンの内部紛争によって引き起こった第一次ネオジオン紛争。

その脇でネオジオンに渡されたサイド3のコロニー「コア3」、くしくも使いづらいが故に主戦場から外されたエグザベは、コア3に入ろうとするキケロガを発見。死闘を繰り広げつつコア3に侵入してしまう2機。

停止したキケロガの見る方に目を向けたエグザベが見たものとは？

フロア全体をまるで虫の蛹のように埋め尽くし駐機する異形。

・・・・な、なんだこれは？ま、まさかこれはMA?

・・・エグザベくん、君はこのことを？

いや、知らない。ここはまだ居住区域のはず。どういうことだ？

お互いに問い合う内に無機質な音声が流れ出す。

〜コレヨリ、テラ・インストルーメンタリティ・プロジェクト、チキュウ ホカンケイカクヲジッコウシマス。〜

！！？？

同時にモノアイが光り、動き出す。

バーニア光を吹かせて飛び上がるMA。

エグザベ！？

知らないっ、本当に知らされてないんです！！ましてやこれだけのMAを。

破壊しますよ、いいですねっ！？

・・・・やむを得ません、あれが地球の同胞に危害を加えさせるわけにもいかないっ！！

武器を一斉に構える2機。

「ハクジ砲を使いますっ‼️」「一斉射っ‼️」

眩い閃光が広間を埋める。・・・だが・・・

落としいるのに・・・な、なんで数だっ😭

泣き言を言わずに撃ち続けますよっエグザベくんっ‼️

それでも諦めずに撃ち続ける2機に姿を現す。

・・・くくっ、無駄なことを。

あの個体は？様子が他と違いますね。

搭乗員につぐ、直ちに機体を降りろ。官と所属を。

・・・答える必要もない。止める筋合いもない。地球の古い愚かな旧人類を駆逐するためには、地球そのものを滅ぼす必要があるのでな^_^

果たして？

早数十分後

飛び交う銃弾とビームの線が爆散の華を咲かす。だが、その合間を煙を割いて飛び出す巨体。握りしめる操縦桿が汗で滑り、トリガーを握りしめる指が気を緩むと離しそうだ。

エグザベくん、エマジェンシーをすでに撃ちました。援軍が来るまで持ち堪えますよ‼️

・・・この数では・・・了解‼️

少しずつ迫りつつある巨体の波。圧倒的数の波が目の前に迫り、

・・・もう・・・駄目かっ！？

その瞬間、目の前が爆散の嵐。

キケロガの周りに降り立つハイザック。

ジオン共和国防衛隊所属第513警備小隊、シャリア中佐、ご無事ですか？

Rジャジャの背後から

エゥーゴ　警備艦クークスタウン所属第一、第二警備小隊参上！なんじゃこの巨体の海はっ！？

こいつらの目的地は地球。戦力は数万。飛び上がってる奴らは銃弾もビームも有効。撃てば当たる。

了解^_^事の詮議は後だ！野郎ども、撃ちまくれ‼️

「「応っ‼️」」

男たちの戦いが始まった

銃弾とビームが飛び交う。だが圧倒的数の暴力の前に距離を詰められる。

ハイザックに飛び掛かる巨体をビームで剥がそうとするネモ。

それを尻目に頭上を飛び越える巨体。

おもや、コア3から出られると思ったら

まだ立ち塞がるか？ネオジオンにも居場所がなく、かといって地球になんらかの愛着があるわけでもない。そんなお前がなぜ私の前に立ち塞がる？

俺は・・・ニュータイプの未来のために戦っている。ただ滅ぼすことしかしないあなたとは違う。所属違えどその志のために、俺は戦う‼️

・・・では、理想を抱いて⭕️がいいっ💢

エグザベ　ネオジオンルート　ラストバトル

全て消え失せろっ・・・・

ここだっ‼️

ハクビジンのサイドシールドを手に持ち、閃光を弾いて裂きつつ、巨大に近づく。少しでも・・・わずかでも前に。

やがて光の奔流に抗えなくなり、左腕がシールドごと持ってかれる。シールドを両方失っても前に。そのままハクジ砲のランスが、巨体を貫いた。

この私が・・・旧人類に破れる？・・・何故わからない？・・・あの地球がある限り・・人は惹かれてしまうのだと・・・

・・・馬鹿・・・どもめ・・・

ハクビジンをパージして、上昇するRジャジャ。その下で爆発。

終わりましたね。ですが、まだ仕事があります、

仕事？

まだ駐機している未稼働状態のMAは放置できない。幸い、エネルギーを供給している核融合炉がその奥にあります。

・・・でも・・・すでに手持ちの火器はありません。

私もです。ですがまだMSがある。臨界状態で無人機をぶつければ。

・・・ならやりきりましょう。これで最後です。

満身創痍な愛機が離れていく。キケロガも同様に。

ご面倒掛けます。

・・・ありがとう。

いいってことさ^_^

ネモのパイロットが請け負う。

2機が核融合炉と激突。爆風をザクとネモがそれぞれ覆って守る。

閃光に飲み込まれていくビグ・レックス。ここにザビ家の殲滅装置は終わった。

おたく、ジオンに戻れないだろ？戦友のよしみで弁護士くらい紹介するぜ？

・・・よろしくお願いします。

親しげなネモのパイロットに頼む。

ハイザックに移送されるシャリアは会釈のみ。だが互いにそれで充分。

ハマーンが戦死した本日、エグザベのネオジオンでの戦いは終わった。

〜宇宙世紀0100〜

エグザベ中佐、エグザベ中佐！どうかされましたか？

・・・いや、外を見ていた。すまない。報告を続けてくれ。

はい、アジア地区のジオン残党の動きが活発化しているようです。ヨーロッパ地区・・・・

0088 あのあとエゥーゴに投降した俺は裁判・監察を経て軍籍をエゥーゴに移し、後に外郭機動部隊「ロンド・ベル」にてジオン残党と戦う。

シャリア中佐は、0090に消息を絶った。噂じゃ木星船団に同行したとあるが。

第二次ネオジオン紛争を経て、俺は地球圏内勤務に移り、実戦から離れデスクワークに明け暮れた。そして0100・・・・

あれから小規模な紛争が起こりはしつつも鎮圧されるの繰り返し。だが、自分自身が直面する機会すらないので、そう言った話はどこか達観してしまう。

それでも生死の狭間に生きていた頃と比べて幸せだろう。本来自分が求めてたNTの幸せとは、普通の人と変わらず殺し合わずに生きていくことだった。

ふと見上げる夜空を見て、すでに手にしたことを未だに実感できず、帰路に帰るのだった。

終

マハル戦役　終盤

シャアとザビ家、互いの信じる道で戦うことになってしまった二人の物語に終止符が打たれる。

・・・すでに対峙して互いにビームサーベル程度しか武器はない。丸2日呑まず食わずで。こちらも限界だが、それは向こうも同じ。・・・覚悟を決める、余計なウェイトになりそうな武器・装甲をパージ‼️

Rジャジャが武器装甲を外し、ビームサーベルのみを構える。

・・・出会った頃から君はやる時にやる、決める時に決める人だと思っていました。いざっ！！

若いっ！！

光剣、一閃！？

Rジャジャの腕がビームサーベルごと切り裂かれる。だが次の瞬間、

まだまだ‼️‼️‼️

下がるのではなく前に進んだRジャジャの頭部ブレードからプラズマが走る！？

・・・み、見事・・・

気がつけばプラズマブレードの刃が深々とキケロガを切り裂いていた。

倒れ伏すキケロガを見るエグザベは、呼吸困難かと思うくらい息絶え絶え。顔面蒼白な上に滝のような汗。決して楽な勝負ではなかった。

だが、買ったのは・・・俺だ。