HGUC ジ・オ

  • 136
  • 1
  • 0

HGUC ジ・オさんを製作しました。

劇中の雰囲気とキットの良さを損なわない様に、ほぼ素組と見た目が変わらないように、尚且つ目立たない程度にディテールアップして製作しました。

キットの感想

HGUC36番という初期の頃の古い設計のキットですが、劇中の雰囲気を色濃く醸していて非常に素晴らしい造形のキットです。
必要最低限の可動箇所が動きますが、元々のデザインの問題で可動範囲は広くありません。しかし劇中では大胆なポージングはしていないので必要充分かと思います。
使用されている色が少ないので、パーツによる色分けもある程度再現されていてパチ組みしてブンドドするにも申し分ないです。
そして何よりジ・オさんらしいボリューミーな体型が、完成時に手に取った時の満足感が半端ないです。この満足感は他の機体では味わえません。
 

製作のポイント

グリプス戦役コンプリート計画の一環として製作しました。
キットの良さを大切にゲート跡、パーティングライン、合わせ目の処理等の基本工作と後ハメ加工を施しました。
ディテールアップは設定画や劇中の雰囲気、更にキットの素組み状態からかけ離れた見た目にならない様に注意しながら施してあります。
勿論今回もジ・オさん用に3Dモデリングしたハンドパーツに置き換えてあります。

この完成品の見どころ

今回のこだわりポイントは首元、リアアーマー、スネアーマー裏に仕込んだ3D印刷品のディテールです。
元々ジ・オさんは平面が多いデザインで、更にこのキットは隙間が多い事もあり、ディテールを仕込む場所が色々存在します。
そこへ3D印刷した自作パーツを仕込む事で情報量をアップさせています。
更に今回もハンドパーツはジ・オさん用にモデリングしたものに置き換えました。キット付属のハンドパーツよりも若干大きくしてあるので力強い印象アップに繋がっているんじゃなかろうかと思います。
他にも3D印刷したアクションベース用のアダプタを作ったりちょこちょこ追加工作してあります。

塗装にはファレホを使用して、デカールはMG用のガンダムデカールを使用しました。

使用した塗料、後ハメ加工、その他見た目では分からない細かい改修等の詳細などに興味があれば、私のブログ「なにとぞ」にて製作記事やらここで紹介しきれなかった別の画像等がまだまだありますので、よろしければそちらも合わせて御覧くださいませ。

前腕のディテールは3D印刷したものに置き換えました。前腕だけでなく他の場所にあるパイプ類もこのジ・オさん用に3Dモデリングしたものを印刷して置き換えました。前腕の配色は情報量アップのために細かく塗り分けてあるため設定画と異なってます。

前腕のディテールは3D印刷したものに置き換えました。
前腕だけでなく他の場所にあるパイプ類もこのジ・オさん用に3Dモデリングしたものを印刷して置き換えました。
前腕の配色は情報量アップのために細かく塗り分けてあるため設定画と異なってます。

肩関節はボールジョイントに置き換えました。ハンドパーツはジ・オさん用に3Dモデリングしてあるので、しっかり拳のボツボツも再現してあります。ライフルはケーブル部分とグリップ部分を後ハメ加工してあります。ライフルの先端はいつもの様にホワイトを配してアクセントとしています。

肩関節はボールジョイントに置き換えました。
ハンドパーツはジ・オさん用に3Dモデリングしてあるので、しっかり拳のボツボツも再現してあります。

ライフルはケーブル部分とグリップ部分を後ハメ加工してあります。

ライフルの先端はいつもの様にホワイトを配してアクセントとしています。

肩の側面にあるバーニア基部はポリパーツが剥き出しでそのままだと塗装出来ないので接続方法を変更して更に3D印刷したカバーを付けてあります。リアアーマーは中央部を切り飛ばして中に3Dモデリングしたディテールを仕込みました。

肩の側面にあるバーニア基部はポリパーツが剥き出しでそのままだと塗装出来ないので接続方法を変更して更に3D印刷したカバーを付けてあります。
リアアーマーは中央部を切り飛ばして中に3Dモデリングしたディテールを仕込みました。

足首はそのままだと中央にある隙間の部分が塗装し難いので前後で分割してあります。スネアーマー裏側には3Dモデリングしたディテールアップパーツを仕込んであります。殆ど見えませんがw

足首はそのままだと中央にある隙間の部分が塗装し難いので前後で分割してあります。
スネアーマー裏側には3Dモデリングしたディテールアップパーツを仕込んであります。

殆ど見えませんがw

胴体はしっかりと後ハメ加工してあるので肩に発生する合わせ目は綺麗に消す事が出来ます。首元のディテールも塗装後に差し込める様になってます。

胴体はしっかりと後ハメ加工してあるので肩に発生する合わせ目は綺麗に消す事が出来ます。
首元のディテールも塗装後に差し込める様になってます。

足の裏もしっかりと塗り分けてあります。ここからならスネアーマー裏のディテールも見え易く・・・なってるかな?!w肩アーマーに付くサイドアーマーは後ハメ加工してあり、更に後ハメ加工跡を隠すために3Dモデリングしたディテールアップパーツが付けてあります。えぇ、この画像では見えませんけどねw

足の裏もしっかりと塗り分けてあります。
ここからならスネアーマー裏のディテールも見え易く・・・なってるかな?!w
肩アーマーに付くサイドアーマーは後ハメ加工してあり、更に後ハメ加工跡を隠すために3Dモデリングしたディテールアップパーツが付けてあります。

えぇ、この画像では見えませんけどねw

首元のディテールがチラ見えします。頬はダクト?!なのかスラスターなのかよく分かりませんでしたが、スラスターっぽい形状だったので他のスラスターと同じ配色にしてあります。まぁこんな所にスラスターはまず付けないとは思いますがw

首元のディテールがチラ見えします。
頬はダクト?!なのかスラスターなのかよく分かりませんでしたが、スラスターっぽい形状だったので他のスラスターと同じ配色にしてあります。

まぁこんな所にスラスターはまず付けないとは思いますがw

隠し腕を使って四刀流を再現してみました。左右のフロントアーマーのボールジョイントはキットのままだとボール部分が卵型になっているので、ポリパーツとの摩擦が充分に働かないためにアーマーがダラ〜ンと下がってしまうので、摩擦力が上がる様にしっかりと球形に改修してあります。サーベルの柄をそのままサイドアーマーの格納場所に差し込んだりハンドパーツに持たせたりすると塗膜ハゲが発生するので、キットのものよりも若干細くしたものを3Dモデリングして置き換えてあります。その際にサーベルの柄は2パーツに分けたのでハンドパーツにも持たせ易くなってます。

隠し腕を使って四刀流を再現してみました。
左右のフロントアーマーのボールジョイントはキットのままだとボール部分が卵型になっているので、ポリパーツとの摩擦が充分に働かないためにアーマーがダラ〜ンと下がってしまうので、摩擦力が上がる様にしっかりと球形に改修してあります。

サーベルの柄をそのままサイドアーマーの格納場所に差し込んだりハンドパーツに持たせたりすると塗膜ハゲが発生するので、キットのものよりも若干細くしたものを3Dモデリングして置き換えてあります。その際にサーベルの柄は2パーツに分けたのでハンドパーツにも持たせ易くなってます。

勿論左手用のライフル持ち手も作りました。ライフルのグリップはパーツを分割する事でハンドパーツを取り替えられる様になってます。

勿論左手用のライフル持ち手も作りました。
ライフルのグリップはパーツを分割する事でハンドパーツを取り替えられる様になってます。

自作のハンドパーツのおかげで徒手空拳が格好良くキマります。股関節はボールジョイントなのでキットのままだと脚をハの字に開くのが若干苦手なので、一旦軸をカットしてから斜めに角度を変えて再接着してあります。その際に金属線を埋め込んで破損に強くしてあります。このキットは股関節の負荷が高く非常に破損し易いので金属線で補強する事をオススメします。

自作のハンドパーツのおかげで徒手空拳が格好良くキマります。
股関節はボールジョイントなのでキットのままだと脚をハの字に開くのが若干苦手なので、一旦軸をカットしてから斜めに角度を変えて再接着してあります。その際に金属線を埋め込んで破損に強くしてあります。

このキットは股関節の負荷が高く非常に破損し易いので金属線で補強する事をオススメします。

バックパックに追加のディテールアップは行っていませんが、各部を細かく色分けする事で情報量をアップさせてあります。

バックパックに追加のディテールアップは行っていませんが、各部を細かく色分けする事で情報量をアップさせてあります。

首元がよく見える写真です。首元のディテールは左右手前にダクトっぽいディテールを、後ろ側は排熱っぽいシイタケディテールを、首の可動部根元にはシリンダーディテールをあしらってみました。

首元がよく見える写真です。
首元のディテールは左右手前にダクトっぽいディテールを、後ろ側は排熱っぽいシイタケディテールを、首の可動部根元にはシリンダーディテールをあしらってみました。

脚部のディテールです。キットのままでも結構メカメカしいですが、3Dモデリングしたダクトっぽいディテールを追加しました。ケーブルは全て3D印刷したものにスプリングを通したものに置き換えてあります。

脚部のディテールです。
キットのままでも結構メカメカしいですが、3Dモデリングしたダクトっぽいディテールを追加しました。
ケーブルは全て3D印刷したものにスプリングを通したものに置き換えてあります。

リアアーマー内部のディテールです。ここは容積が大きいのでジェネレータ、レギュレータ、コントロールボックスらしきディテールをあしらってみました。

リアアーマー内部のディテールです。
ここは容積が大きいのでジェネレータ、レギュレータ、コントロールボックスらしきディテールをあしらってみました。

リアアーマー背面はキットのままですが細かく塗り分けて情報量をアップさせました。メタリックを部分的に使っているんですが・・・写真だと分かり難いですねw

リアアーマー背面はキットのままですが細かく塗り分けて情報量をアップさせました。メタリックを部分的に使っているんですが・・・写真だと分かり難いですねw

アクションベース用のアタッチメントを3Dモデリングして、リアアーマーを接続する部分を利用して付けられる様にしてみました。ここだけでなく各ケーブルの根元はゴールドで塗り分けてあります。

アクションベース用のアタッチメントを3Dモデリングして、リアアーマーを接続する部分を利用して付けられる様にしてみました。
ここだけでなく各ケーブルの根元はゴールドで塗り分けてあります。

コメント

コメントをして応援しよう

コメントにはログインが必要です

  1. Guripon23 3時間前

    コメント失礼します。

     

    こういった工作ができるようになるのが目標です!

    素晴らしい作品ですね!

17
HGUC Zガンダム (GEP版)

HGUC Zガンダム (GEP版)

HGUC Zガンダムさんを製作しました。 劇中の雰囲気とキッ…

10
SDWH ロビンフッドガンダムAGE-2

SDWH ロビンフッドガンダムAGE-2

SDWHのロビンフッドガンダムさんを制作しました。マスキング…

10
HGUC ディジェ

HGUC ディジェ

HGUC ディジェさんをサクッと手間を掛けずに製作しました。…

17
HGUC ネモ(赤) + バリュートパック

HGUC ネモ(赤) + バリュートパック

HGUCネモ(赤)さんにバリュートパックを装備させたものをネ…