HGUC Zガンダム (GEP版)

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HGUC Zガンダムさんを製作しました。

劇中の雰囲気とキットの良さを損なわない様に、ほぼ素組と見た目が変わらないように、尚且つ各部の造形を設定画に近付けてみました。

キットの感想

各グレードでZガンダムさんのキットは色々とリリースされていますが、その中でも比較的設定画や劇中の雰囲気に近いシンプルなデザインのキットになっています。
可動がウリのキットという事だけあって非常によく動きますし、変形も差し替え式でWR形態時のシルエットの美しさも素晴らしいです。
パーツによる色分けもほぼ再現されていますが、所々色が足りない部分もあります。

製作のポイント

グリプス戦役コンプリート計画の一環としてZガンダムさんを製作しました。
劇中の雰囲気とキットの良さを大切に製作する方針なので過度なディテールは追加していませんし、むしろ設定画や劇中で確認出来ない(恐らく合わせ目を目立たない様に設計者の方が親切で入れたであろう)ディテールは消してあります。
ゲート跡やパーティングラインの処理、後ハメ加工等基本工作を施しました。

この完成品の見どころ

今回のこだわりポイントは各部の設定画の再現です。
キットのままだとシールドの黒いパーツに変形用の切り欠きがあるので、WR形態用とMS形態用でそれぞれ専用のパーツをスクラッチしました。
更に各種ハンドパーツをZガンダムさん用に3Dモデリングして、ライフル持ち手、サーベル持ち手、握り手、グリップ持ち手、平手3種と沢山3D印刷した物に置き換えてあります。
特にZガンダムさんの握り手の親指は設定画だと真っ直ぐのばしてあるのでそれを再現してあります。
他にも画像からは読み取れない改修として、肩アーマーが埋没しっぱなしになる問題、足首がスネ側に埋まってしまう問題等を解決するための改修を施してあります。
更に今回のオマケとして自然な搭乗ポーズが出来る様に改造しました。
キットそのままでも膝立ちは出来ますがそれでもまだ不自然な感じなので、自然な感じに膝立ちが出来る様に股関節パーツやコックピットオープン状態を再現するためのパーツをスクラッチしました。

使用した塗料、後ハメ加工、その他見た目では分からない細かい改修等の詳細などに興味があれば、私のブログ「なにとぞ」にて製作記事やらここで紹介しきれなかった別の画像等がまだまだありますので、よろしければそちらも合わせて御覧くださいませ。

シールドはキットのままだと変形の都合で黒いパーツの側面に切り欠きが存在しています。設定にはこの切り欠きが存在しないので、切り欠きがあるWR形態用と切り欠きが無いMS形態用のパーツをそれぞれスクラッチしました。

シールドはキットのままだと変形の都合で黒いパーツの側面に切り欠きが存在しています。
設定にはこの切り欠きが存在しないので、切り欠きがあるWR形態用と切り欠きが無いMS形態用のパーツをそれぞれスクラッチしました。

背中のフライングアーマー部分は後ハメ加工しました。キットでは変形のために足首がスネ側に格納される機構が存在するんですが、MS形態でポージングしようとすると足首がスネ側に埋まってしまう問題が発生してしまいます。なのでMS形態とWR形態でそれぞれ固定出来る仕組みを仕込んであります。写真では見えませんがw

背中のフライングアーマー部分は後ハメ加工しました。
キットでは変形のために足首がスネ側に格納される機構が存在するんですが、MS形態でポージングしようとすると足首がスネ側に埋まってしまう問題が発生してしまいます。なのでMS形態とWR形態でそれぞれ固定出来る仕組みを仕込んであります。

写真では見えませんがw

肩アーマーは変形するために内側に埋没する仕組みがあるんですが、キットのままだと埋まったっきり戻ってこないので、中にスプリングを仕込んでちゃんと戻って来る様にしてあります。勿論これも写真では見えませんがw

肩アーマーは変形するために内側に埋没する仕組みがあるんですが、キットのままだと埋まったっきり戻ってこないので、中にスプリングを仕込んでちゃんと戻って来る様にしてあります。

勿論これも写真では見えませんがw

ハイメガランチャーは可動部分を後ハメ加工してあります。ハイメガランチャーのブルーは本体のブルーと違うものを使用する事で単調になるのを避けました。他にもシールドに接続するための凹んだ部分は切り飛ばして蓋とシールドとの接続用アダプタをスクラッチしました。これでこの凹み部分の合わせ目消しをしなくて済んで、更にシールドとの接続で塗膜ハゲを回避できて更に更に強固に接続できる様になって一石三鳥でした。 勿論これも写真では見えませんがw

ハイメガランチャーは可動部分を後ハメ加工してあります。
ハイメガランチャーのブルーは本体のブルーと違うものを使用する事で単調になるのを避けました。
他にもシールドに接続するための凹んだ部分は切り飛ばして蓋とシールドとの接続用アダプタをスクラッチしました。
これでこの凹み部分の合わせ目消しをしなくて済んで、更にシールドとの接続で塗膜ハゲを回避できて更に更に強固に接続できる様になって一石三鳥でした。
 

勿論これも写真では見えませんがw

ビームサーベル用のハンドパーツを3D印刷で作成しました。グリップを斜め持ち出来ます。他にもビームライフル持ち手、握り手、平手3種等、ハンドパーツを色々作りました。

ビームサーベル用のハンドパーツを3D印刷で作成しました。
グリップを斜め持ち出来ます。
他にもビームライフル持ち手、握り手、平手3種等、ハンドパーツを色々作りました。

ビームライフルも後ハメ加工してあります。シールドランチャーは塗り分けました。

ビームライフルも後ハメ加工してあります。
シールドランチャーは塗り分けました。

このキットは上下に薄い非常に格好いいWR形態になれます。

このキットは上下に薄い非常に格好いいWR形態になれます。

WR形態時にハイメガランチャーとは専用のアダプタで接続する様にしてあります。勿論これも写真では見えませんがw

WR形態時にハイメガランチャーとは専用のアダプタで接続する様にしてあります。

勿論これも写真では見えませんがw

ハイメガランチャーのセンサー部ケーブルのディテールはスプリングに置き換えてあります。

ハイメガランチャーのセンサー部ケーブルのディテールはスプリングに置き換えてあります。

グリップを持つ専用のハンドパーツを3D印刷したものを使ってます。 不幸な事に写真では見えませんがw

グリップを持つ専用のハンドパーツを3D印刷したものを使ってます。
 

不幸な事に写真では見えませんがw

3D印刷したサーベル持ち手を使っているので構え方が非常にしっくりきます。

3D印刷したサーベル持ち手を使っているので構え方が非常にしっくりきます。

このサーベルの斜め持ちをさせたいためだけにハンドパーツを3D印刷しました。

このサーベルの斜め持ちをさせたいためだけにハンドパーツを3D印刷しました。

平手はこんな感じです。他にもグワッと開いたものやらストンと自然に伸びた感じのものも作りました。

平手はこんな感じです。
他にもグワッと開いたものやらストンと自然に伸びた感じのものも作りました。

グワッとしたハンドパーツはハイメガランチャーを抱える際に活躍してくれました。

グワッとしたハンドパーツはハイメガランチャーを抱える際に活躍してくれました。

ストンと指先が真っ直ぐなハンドパーツは搭乗ポーズ時にぴったりです。この搭乗ポーズを再現するために、股関節パーツやハッチ等をスクラッチしました。キットのままだと上半身が後ろに仰け反ってしまうんですが、スクラッチした股関節パーツのおかげで背筋が真っ直ぐ(&若干前屈み)に出来る様になりました。

ストンと指先が真っ直ぐなハンドパーツは搭乗ポーズ時にぴったりです。
この搭乗ポーズを再現するために、股関節パーツやハッチ等をスクラッチしました。
キットのままだと上半身が後ろに仰け反ってしまうんですが、スクラッチした股関節パーツのおかげで背筋が真っ直ぐ(&若干前屈み)に出来る様になりました。

こちらがスクラッチしたものです。本体側にはダミーのコックピット入口を差し込んであります。そして開いた状態の赤い蓋もスクラッチしました。この写真でフロントアーマーの裏打ちや褌アーマーの裏に仕込んだシリンダー状のディテールが確認できます。他にもサイドアーマーも裏打ちしておきました。チラ見えさえ出来ませんがwww分かり難いですが、サイドアーマーの接続部分の根本は細く感じたのでプラ板で囲って更に丸ディテールを貼りました。斜め前から覗き込むと貼り付けたディテールでプチッとメカメカしく見える様になってます。

こちらがスクラッチしたものです。
本体側にはダミーのコックピット入口を差し込んであります。
そして開いた状態の赤い蓋もスクラッチしました。

この写真でフロントアーマーの裏打ちや褌アーマーの裏に仕込んだシリンダー状のディテールが確認できます。
他にもサイドアーマーも裏打ちしておきました。
チラ見えさえ出来ませんがwww

分かり難いですが、サイドアーマーの接続部分の根本は細く感じたのでプラ板で囲って更に丸ディテールを貼りました。斜め前から覗き込むと貼り付けたディテールでプチッとメカメカしく見える様になってます。

劇中の雰囲気とキットの良さを大切に製作しました

コメント

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  1. 普通にライフル持たせるとライフルがちょっと浮いたような状態になりがちですが、なにとぞさんの作品ではグリップの根本をしっかり持っているので非常に引き締まっててカッコいいですね!
    もうこの時点ですでに只者じゃないと思ったのですけど、読み進めると「写真では見えない」こだわりの作り込みの数々がスゴイです!!!
    ポーズの付け方も大胆なものはもちろん、さりげない立ち姿のポーズも凛々しく決まっていてカッコいいし、なにより会心の搭乗ポーズにはビックリしました。ゼータでこれが可能とは‥‥‥痺れます脱帽です。
    こういう奇をてらわない本当の意味での改造とディティールアップを見せてくださる方がまだいらっしゃるのが本当にうれしいです。素晴らしい作品をどうもありがとうございます。眼福です。
    あと自作のハンドパーツもお見事です。この手首なら咄嗟に投げつけてビームコンフューズやれそうですね!!!

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