ザンスカール紛争終結から2年後、とある暗礁宙域にて・・・

・・・いかがです？連邦の最新鋭、バリバリの新型ですぜ^_^

我々にとっては忌むべきものだがな。リガミリティアが解散したといっても💢

毎度あり^_^

議長閣下に・・・よろしく。

・・・例の残骸もそちらの物資のおかげで進んでいます。必ずや連邦に一矢報いてやりましょう(￣▽￣)

・・・・よしなに

ネオザンスカール紛争開始から約2年前・・・

バイオ脳の調整、安定してきています。やはり、二つに分けて正解でしたね。

機体とのマッチングは？

ようやく定着しました。向こうは？

そちらも準備を終えた。未だに気づかん連邦のマヌケっぷりには呆れるものだ。地球の喉元に戦力を集められ、潜まれているにもかかわらず。

・・・では見せてやりましょう、悪夢を。システム起動。試験、開始します。

・・・目覚めよ・・・連邦という「神」を欺く道化「ロキ」よ‼️

落ちてください・・・

落ちろっ💢

消えろ・・ウッソっ💢

三者から放たれるビームを交わしつつ、腰のビットを放つウッソ。

しかし、事前にクロノクルが放ったショットクローとぶつかり爆散。

・・・・つーかまえた^_^

すかさず近づくロキノワール。ビッグショックバイトがG-Vサードを掴む。

いまだっ！やれっ！！

アンリが叫ぶも飛ばないビーム。

・・・何をしているっ、撃てっアフラ💢

だが、動かないロキブランシェ。

一体何が？

1.逃げられた

やらせるかっ‼️

突然の衝撃共に吹き飛ぶ2機。

ウッソ、生きてるかい？

牽制は任せなっ！リオーネ！

こっちもOKだっ！

G-Vサードを囲んで守るエコノミー。

逃がさんっ💢

突っ込もうとするロキノワールを塞ぐ形で佇むロキノワール。

ずらかるよ‼️

あっという間に光の点となって撤退する4機。

それを黙って見続けるロキブランシェ。

何故逃したっ💢後もう少しでヤレたのに何故撃たなかった💢

・・・・ごめんなさい、相手が早くて照準がとらえられなかったの・・・

そんな2機を見るクロノクルの胸中は、出撃前に打ち明けられたある懸念を思い出していた。

2.懸念

・・・注意とは何だ？何か問題があるようには見えなかったが。

・・・・テストも順調でしたが、解析していく過程である懸念があったので・・・マスターであるクロノクル殿にはご申告をと。

アンリのことか？確かに粗暴ではあるが。

メガネをくいっと押す研究者は語る。

いえ、我々が懸念しているのはアフラの方です。

アフラ？だが、成績はアフラが高いが。

問題は性格でして、人の善性そのものを書き込んだアフラは人を⭕️することを意図的に避けている節があります。

テスト記録の撃破判定は、どれも相手を行動不能にするばかり。

兵士として、MSパイロットとしては優秀でも、人⭕️しとしては逆に凶暴で冷酷なアンリの方が上かと。また、このことから我々に対して嫌悪を抱く可能性もあるかと。

それは兵器として信頼できるとは言えないのでは？というか今更だろ。

思考を現実に戻すクロノクルの心中は、再びウッソを⭕️することに染まる。

なんだろうと使うさ。ウッソを⭕️できるならなぁ^_^

1.私たち

生まれた時から私たちは一緒に居た。

なにをするにしても常に一緒。

お姉さんのアンリ。

妹の私。

でも時々、別の女の人が私たちの頭の中に出てくる。

その人は大事に大事に、周りから優しくしてもらえた。寝るところも、お風呂も、ご飯も、お洋服も、なんでもあった。

でも・・・それはその人の欲しいものではなかった。だから、常にイライラしていた。イライラして、周りに当たり散らして、自分にとって心地よいところへと流されていった。

それを側で見ていた私たちは理解できなかった、だからイライラした。

アンリはくれないから悪いんだと言った。でも私は、欲しいものを周りに聞けばいいと思った。

時間が経って気がつく。私は・・・アンリも・・・とうさまもおかしいと・・・思う。

クロノクルとうさまをいじめた悪い人。今、アンリが叩いている。でも、その姿は弱々しく痛々しい。

座学で知ったけど、地球にコロニーという大きいものを落としたら、たくさんの人がいなくなった。このカイラスギリーも大きい。何故、そんなことでをしなければならないのだろう。

わるい人が誰かというならそれは・・・だから。

2.わるい人に、ならないでね

光が目の前を通り過ぎる。数秒後、胸を貫かれたロキノワールが倒れる。

・・・・あなたも・・カテジナさん？

脇で爆散するロキノワールを尻目に、目の前に立つロキブランシェ。

差し出してくる手を見て、手を伸ばすウッソ。

・・・悪い人に・・・ならないでね・・・

その一瞬だけ、ウッソが憧れていたカテジナの姿を見た

次の瞬間、胸をビームに貫かれるまでは。