暁の残響-0079-第二話「木馬」

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オリジナルストーリーの第二話です!

※まだ読んだことがない人はこちらを先に読むことを推奨します。

1.https://gumpla.jp/hg/25089455

2.https://gumpla.jp/other/25089560

一話https://gumpla.jp/hg/25090251

ー今日も一日が始まった。ヴァルターは毎朝憂鬱そうに目が覚める。ヴァルター「いつまでこんなことが続くんだよ...ほんと...」戦争が日常を奪った。これは誰もが同じだ。誰もが長引かせたくないと思っている。ヘレナ「おはようございます!隊長!」ヘレナはいつも自分に対して優しく接してくれる。(正直に言うと、妻よりずっとタイプなんだよなぁ)ヘレナ「あ、今なにか変なこと考えました?」ヴァルター「いや...」そんな会話をしているとルツィアがこっちに向かってきた。ルツィア「隊長、艦長がお呼びです」ヴァルター「なんだ?また厄介事か?」ルツィア「呼んでこいとだけ言われましたので...」(まさか、”木馬の墜とせ”なんて言われないよな...)艦橋に向かうと、艦長が顔を曇らせていた。ヴァルター「お呼びでしょうか」艦長「木馬が確認された。君たちには木馬を墜としてもらいたい」(やはりな)艦長「木馬が無理でも、白い奴は墜とす、もしくは鹵獲せよ。以上だ」ヴァルター「...わかりました」ヴァルターは艦橋を後にした。

ー今日も一日が始まった。

ヴァルターは毎朝憂鬱そうに目が覚める。

ヴァルター「いつまでこんなことが続くんだよ...ほんと...」

戦争が日常を奪った。

これは誰もが同じだ。

誰もが長引かせたくないと思っている。

ヘレナ「おはようございます!隊長!」

ヘレナはいつも自分に対して優しく接してくれる。

(正直に言うと、妻よりずっとタイプなんだよなぁ)

ヘレナ「あ、今なにか変なこと考えました?」

ヴァルター「いや...」

そんな会話をしているとルツィアがこっちに向かってきた。

ルツィア「隊長、艦長がお呼びです」

ヴァルター「なんだ?また厄介事か?」

ルツィア「呼んでこいとだけ言われましたので...」

(まさか、”木馬の墜とせ”なんて言われないよな...)

艦橋に向かうと、艦長が顔を曇らせていた。

ヴァルター「お呼びでしょうか」

艦長「木馬が確認された。君たちには木馬を墜としてもらいたい」

(やはりな)

艦長「木馬が無理でも、白い奴は墜とす、もしくは鹵獲せよ。以上だ」

ヴァルター「...わかりました」

ヴァルターは艦橋を後にした。

マルタ「艦長はなんと?」

ヴァルター「...木馬が確認されたので、墜とせ、と」

その場にいた全員が青ざめた。

ルツィア「白い奴が乗っている艦か...」

ヘレナ「出撃はいつですか?」

ヴァルター「明日の夜だ」

ヘレナ「いくらなんでも早すぎませんか?相手は”白い奴”ですよ?」

マルタ「これ以上、我軍から犠牲を出したくないんでしょうね..ホントのことはわかりませんけど」

ヴァルター「とにかく、各々は明日まで機体のメンテナンスをしておくこと」

一同「了解...」

各自、MSデッキに向かっているとき、マルタがこちらへ来た。

マルタ「隊長は勝てると思っていますか?」

ヴァルター「あまり自信はない。だが」

マルタ「なにか策でも?」

ヴァルター「俺のザクを囮にする」

ヴァルター「俺が白い奴を引き付ける。その間に、お前らには白い奴をマシンガンとかで攻撃してほしい。ある程度ダメージが入ったら、俺のザクを自爆させる。」

マルタ「隊長はどのようにして脱出を?」

ヴァルター「おいおい、一応ザクにも脱出装置はついているんだぞ?だいぶ危険だがな!」

ヴァルター「このことは出撃前に全員に言う。お前もメンテに入れ」

マルタ「はい」

ー翌日の朝ヴァルター「いいか、今日の夜に木馬に奇襲をかける。木馬がどれほどのMSを積んでいるかはわかっていない。だがまずは、白い奴以外を狙え!」一同「了解!」ヴァルター「それではいまから作戦内容を言う今回の作戦はー」ヘレナ「それは危険すぎます!もっと良い策はなかったのですか?」ルツィア「例えばザクを自爆させるんじゃなくて、連邦の小物を爆発させるとか」ヴァルター「平気だ、今回はちょっとだけ俺のザクをいじった。脱出装置を変更してある。」ヘレナ「でも...」ヴァルター「いいか、これは戦争だ。強者が勝ち、弱者が負ける、これは抗えないのだ。とにかく、俺を信じろ!」ヘレナ「はい...」ーその日の夜ヴァルター<夜間奇襲隊、出る>ハッチが開いた。今回の戦いは、ジオンの運命もかかっている。負けるわけにはいかない。ヴァルターはそう胸に誓った。ヴァルター<今回の相手は白い奴だ。そのため今回は回線を切るな。>”連邦の白い奴”幾人ものジオンの兵が葬られてきた。流石に油断はできない。ルツィア<隊長、木馬らしき艦が見えてきました>ヴァルター<慎重にいけよ>ヘレナ<警備のMSとかは特にいないっぽいわね>マルタ<まぁこの時間帯ですしね。流石に木馬でも警戒はしていないはずです。>ヴァルター<まず最初に木馬の前部を狙う。MSデッキもそこにあるからな>ヴァルター<行くぞ!>マルタのザクが一歩進んだ瞬間ードォン爆音とともに、爆発が起きた。マルタザクは、左腕部を破損したらしい。ヴァルター<地雷か!>

ー翌日の朝

ヴァルター「いいか、今日の夜に木馬に奇襲をかける。木馬がどれほどのMSを積んでいるかはわかっていない。だがまずは、白い奴以外を狙え!」

一同「了解!」

ヴァルター「それではいまから作戦内容を言う今回の作戦はー」

ヘレナ「それは危険すぎます!もっと良い策はなかったのですか?」

ルツィア「例えばザクを自爆させるんじゃなくて、連邦の小物を爆発させるとか」

ヴァルター「平気だ、今回はちょっとだけ俺のザクをいじった。脱出装置を変更してある。」

ヘレナ「でも...」

ヴァルター「いいか、これは戦争だ。強者が勝ち、弱者が負ける、これは抗えないのだ。とにかく、俺を信じろ!」

ヘレナ「はい...」

ーその日の夜

ヴァルター<夜間奇襲隊、出る>

ハッチが開いた。

今回の戦いは、ジオンの運命もかかっている。

負けるわけにはいかない。

ヴァルターはそう胸に誓った。

ヴァルター<今回の相手は白い奴だ。そのため今回は回線を切るな。>

”連邦の白い奴”幾人ものジオンの兵が葬られてきた。

流石に油断はできない。

ルツィア<隊長、木馬らしき艦が見えてきました>

ヴァルター<慎重にいけよ>

ヘレナ<警備のMSとかは特にいないっぽいわね>

マルタ<まぁこの時間帯ですしね。流石に木馬でも警戒はしていないはずです。>

ヴァルター<まず最初に木馬の前部を狙う。MSデッキもそこにあるからな>

ヴァルター<行くぞ!>

マルタのザクが一歩進んだ瞬間ー

ドォン

爆音とともに、爆発が起きた。

マルタザクは、左腕部を破損したらしい。

ヴァルター<地雷か!>

さらに、先程の爆音で、木馬の乗組員を目を覚ましたらしく、木馬の前方の前足とも見て取れる部分が開き、5機ほどのジムと、ガンキャノン2機が姿を現した。(まずいぞこれは)木馬は最新鋭の艦だ。乗組員やパイロットも腕がいいはずだ。ジムが立て続けにビーム・マシンガンを連射してくる。ヴァルター<相手の連携が厄介だ。連携を崩すぞ!>一同<了解!>ヴァルター<まず最初に、マルタとルツィアがヒートサーベルで突っ込んでいき、相手が油断したところを俺とヘレナがマシンガンで撃つ>マルタ<まるで厄介払いじゃないですか...>確かにマルタザクは右腕部を損傷している。だからといってそんなこと言っている場合ではない。

さらに、先程の爆音で、木馬の乗組員を目を覚ましたらしく、木馬の前方の前足とも見て取れる部分が開き、5機ほどのジムと、ガンキャノン2機が姿を現した。

(まずいぞこれは)

木馬は最新鋭の艦だ。乗組員やパイロットも腕がいいはずだ。

ジムが立て続けにビーム・マシンガンを連射してくる。

ヴァルター<相手の連携が厄介だ。連携を崩すぞ!>

一同<了解!>

ヴァルター<まず最初に、マルタとルツィアがヒートサーベルで突っ込んでいき、相手が油断したところを俺とヘレナがマシンガンで撃つ>

マルタ<まるで厄介払いじゃないですか...>

確かにマルタザクは右腕部を損傷している。だからといってそんなこと言っている場合ではない。

ルツィア<今は冗談を言っている場合じゃないですよ!>マルタ<はいはい>マルタは適当に返事をした。(問題はキャノンか...あいつ硬いんだよなぁ)たしかにガンキャノンの装甲は厚い。だが、関節部分は装甲が薄いはずなのだ。(関節を狙うとするか...)ヴァルター<よし!攻撃開始!>その合図とともに、ものすごいスピードで連邦のMSを倒し始めた。3分足らずで、ジムは全滅した。しかし、まだガンキャノンが残っている。マルタ<こいつ、この前のキャノンですよね?だけど、機体の形状が違う気がしませんか?>ヴァルター<俗に言う、MK-2って感じか?笑えないな>ヘレナ<このまえとは違って、キャノンが2つ装備しているみたいです!それが二機いるので、実質4つですよ!>ルツィア<2組に分かれてお互い一機ずつ撃破したほうが効率は良さげだな>マルタ<それで行きますか?>ヴァルター<俺とマルタ、ヘレナとルツィアに分かれる!勝てよ!>ヘレナ<言われくてもわかってますよ!>4機のザクは二手に分かれた。そしてキャノンに向かっていった。

ルツィア<今は冗談を言っている場合じゃないですよ!>

マルタ<はいはい>

マルタは適当に返事をした。

(問題はキャノンか...あいつ硬いんだよなぁ)

たしかにガンキャノンの装甲は厚い。

だが、関節部分は装甲が薄いはずなのだ。

(関節を狙うとするか...)

ヴァルター<よし!攻撃開始!>

その合図とともに、ものすごいスピードで連邦のMSを倒し始めた。

3分足らずで、ジムは全滅した。

しかし、まだガンキャノンが残っている。

マルタ<こいつ、この前のキャノンですよね?だけど、機体の形状が違う気がしませんか?>

ヴァルター<俗に言う、MK-2って感じか?笑えないな>

ヘレナ<このまえとは違って、キャノンが2つ装備しているみたいです!それが二機いるので、実質4つですよ!>

ルツィア<2組に分かれてお互い一機ずつ撃破したほうが効率は良さげだな>

マルタ<それで行きますか?>

ヴァルター<俺とマルタ、ヘレナとルツィアに分かれる!勝てよ!>

ヘレナ<言われくてもわかってますよ!>

4機のザクは二手に分かれた。

そしてキャノンに向かっていった。

ー来る!ヴァルター<マルタ!攻撃が来る!避けろ!>マルタ<へ?>次の瞬間、あたりが一瞬明るくなって、ガンキャノンのビームが放たれた。(この前とは比べ物にならない威力だ...キャノンを取っ払えばいけるか...?)ヴァルター<キャノン砲を取っ払う!行くぞ>マルタ<了解>2機のザクはガンキャノンに急接近した。ガンキャノンはその間にも撃ってくる。だがそれを避けながら突っ込んでいく。ヴァルター<お前は正面から攻撃を仕掛けろ!>マルタ<はい!>マルタザクはガンキャノンの正面、ヴァルタザクは背面に回り込んだ。(背後は取ったぞ!流石に装甲がいくら厚いとはいえ、この距離からの射撃に耐えられるかな?)ヴァルタザクはガンキャノンのバックパックにマシンガンを突き立てて、そのまま砲撃を開始した。一方のそのころ、マルタザクもキャノン砲を破壊することに成功していた。ヴァルター<マルタ!そのままヒート剣でコクピットを破壊しろ!>マルタ<わかっていますよ!!>マルタザクはコクピットを目指して突っ込んでくる。ガンキャノンはこれは負けると感じたのか、急いでコア・ファイターで脱出した。ヴァルター<くそ!なんだよあの戦闘機!>マルタ<アチャ〜逃がしちゃいましたね...>

ー来る!

ヴァルター<マルタ!攻撃が来る!避けろ!>

マルタ<へ?>

次の瞬間、あたりが一瞬明るくなって、ガンキャノンのビームが放たれた。

(この前とは比べ物にならない威力だ...キャノンを取っ払えばいけるか...?)

ヴァルター<キャノン砲を取っ払う!行くぞ>

マルタ<了解>

2機のザクはガンキャノンに急接近した。

ガンキャノンはその間にも撃ってくる。

だがそれを避けながら突っ込んでいく。

ヴァルター<お前は正面から攻撃を仕掛けろ!>

マルタ<はい!>

マルタザクはガンキャノンの正面、ヴァルタザクは背面に回り込んだ。

(背後は取ったぞ!流石に装甲がいくら厚いとはいえ、この距離からの射撃に耐えられるかな?)

ヴァルタザクはガンキャノンのバックパックにマシンガンを突き立てて、そのまま砲撃を開始した。

一方のそのころ、マルタザクもキャノン砲を破壊することに成功していた。

ヴァルター<マルタ!そのままヒート剣でコクピットを破壊しろ!>

マルタ<わかっていますよ!!>

マルタザクはコクピットを目指して突っ込んでくる。

ガンキャノンはこれは負けると感じたのか、急いでコア・ファイターで脱出した。

ヴァルター<くそ!なんだよあの戦闘機!>

マルタ<アチャ〜逃がしちゃいましたね...>

そんな挑発は無視しておいて、ヴァルターはヘレナとルツィアに連絡をした。ヴァルター<そっちはどんな感じだ?>ヘレナ<撃破したはしたんですけど、キャノンの中から戦闘機が出てきて、逃げられちゃいました>ルツィア<そっちはどんな感じだ?>マルタ<俺達もですよ。逃げられました>ヴァルター<おっと、おしゃべりもそのくらいにしろよ?今日のメインディッシュのお出迎えだ...>ヘレナ<白い奴!>マルタ<油断禁物っすか>

そんな挑発は無視しておいて、ヴァルターはヘレナとルツィアに連絡をした。

ヴァルター<そっちはどんな感じだ?>

ヘレナ<撃破したはしたんですけど、キャノンの中から戦闘機が出てきて、逃げられちゃいました>

ルツィア<そっちはどんな感じだ?>

マルタ<俺達もですよ。逃げられました>

ヴァルター<おっと、おしゃべりもそのくらいにしろよ?今日のメインディッシュのお出迎えだ...>

ヘレナ<白い奴!>

マルタ<油断禁物っすか>

暗闇で、デュアルアイが紅く輝いた。ーガンダムだ。月明かりに照らされたそれは、悪魔と言っても過言ではなかった。ここからが本当の戦いだ。誤字、脱字などがありましたら、コメントでよろしくお願いします!感想などもコメントで!次回もお楽しみに!!

暗闇で、デュアルアイが紅く輝いた。

ーガンダムだ。

月明かりに照らされたそれは、悪魔と言っても過言ではなかった。


ここからが本当の戦いだ。

誤字、脱字などがありましたら、コメントでよろしくお願いします!

感想などもコメントで!

次回もお楽しみに!!

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