HGUC グフ・スタンダードカスタム (ユーリ・ケラーネ機)

連邦軍のMSが各戦線に姿を表すようになった宇宙世紀0079年10月初旬。オデッサ鉱山基地にYMS-07A-2 グフ・スタンダードカスタムが納入された。新たな愛機となるA2グフを見上げ、その姿に笑みを浮かべるケラーネ将軍。

A2グフは近接戦闘特化の装備を排除し標準性能の向上を目指した量産試作機。グフの当初のコンセプトである近接特化装備を取り払い、どの局面でも運用可能な機体へと見直されたオールラウンド型である。

その姿はコクピット形状と脚部動力パイプが露出しており、開発ベースとなったプロトタイプ１号機の系譜を感じさせる姿となっていた。両脚部スラスター外側はバーニアスラスターへ変更。これにより高い瞬間機動力の獲得に成功。また左腕マニピュレーターは様々な兵装を可能にするため通常型へ変更。現存するMS装備を全て使用可能にしていた👍️✨

こうして汎用性を高めたA2グフは生産数はわずかであったが、各戦線の熟練パイロットに供給されたのである…。

宇宙世紀0079年10月中旬、防衛戦略強化のため欧州を縦横無尽に飛び回るケラーネ将軍。その傍ら、最前線に赴き戦闘指揮を執る姿は、多くの兵士たちの士気高揚に繋がっていた😎✨

A2グフには新装備として175㎜無反動ランチャーが用意された‼️この装備はザクキャノンやザクIIでのマゼラ・トップ砲の砲撃運用データを基に検討し考案されたもので、基部本体と砲身を脱着可能。MSの欠点であった対空砲撃能力を常備させる事に成功したのである。

ザクバズーカに比べ弾速、射程距離も向上しており、上空の爆撃機の撃墜も可能としていた👍️

急速なステップでジムの懐に飛び込みヒートサーベルで両断するケラーネ将軍のA2グフ‼️

汎用性と機動性向上に成功した本機はバーニア強化とチューンバランスにより瞬間機動力がさらにアップ❕グフ本来の近接戦闘においても、これまで以上に瞬時に敵機へ接近する事が可能となりA2グフは局面を選ばない優良機種に仕上がっていた👍️

ケラーネ将軍の指揮のもと、善戦するジオン軍ヨーロッパ戦線であったが、宇宙世紀0079年11月7日❗連邦軍によるオデッサ奪還を目的とする『オデッサ作戦』が開始された‼️

前線が激戦を極める中、翌日11月8日。キシリア少将直轄で動く資源採掘を主任務とする地球方面軍司令マ・クベ大佐は、『キシリア様から脱出の勅命を受けている。レビルの相手はケラーネ将軍にお任せするよ。』と防衛の全権を託し宇宙へと脱出していく…🚀✨

手駒であった『黒い三連星』を失い逃げ支度のマ・クベ大佐に舌打ちするが、これでオデッサの防衛戦略が１つになると前向きに捉えるケラーネ将軍…。

『ケラーネ将軍…いかがなさるのですか？』

足早にエアポートへ向かうケラーネ将軍に、同行する側近秘書官のシンシア大尉が問いかける…。

『西のレビル本隊はNポイントのミサイル基地がある限り進攻する事は出来はしない…。シンシア……ミサイル基地が生きている間にありったけのガウ、ユーコンを黒海の港に集結させ、全軍オデッサからの脱出準備をさせろ❗』

『承知しました…。ですが将軍は？』

『オレは脱出準備の時間を稼ぐためアブストたちが守備しているミサイル基地に向かう。北欧から入ってきた連邦のMS部隊は手練れで侮れんからな。』

『わかりました…早急に脱出準備に入ります。』

『よーし、各機ドダイ部隊と連携❗上空よりNポイントに向かうぞ‼️』

シンシアに指令を伝えるとケラーネ将軍は素早くA2グフに乗り込み、直轄部隊のホワイト中隊に指示を出すとNポイントにあるミサイル基地へと移動を開始した…。

その頃オデッサ鉱山基地の北に位置するNポイントは、北欧より進攻してきた連邦MS部隊と交戦していた。すでにポイントのゲートエリアは突破され戦場はミサイル基地直前に迫っていた‼️

基地の守備に着いていたボーン・アプスト大尉も部隊を指揮しつつ自らもザクIIに乗り前線の真っ只中にいた。一歩も通さぬ気迫で奮戦するアブスト隊であったが、ヨーロッパ戦線で名高い連邦MS大隊に苦戦を強いられ、アブスト大尉のザクIIも連邦のジムにトドメを刺されようとしていた‼️

その時、ミサイル基地上空に増援部隊が到着❕それはケラーネ将軍率いるホワイト中隊であった。ドダイから飛び降り戦場に次々に降下するMS部隊。

『アブスト❗無事かー‼️』

通信機で呼び掛けながらケラーネ将軍は、アブスト大尉のザクIIに襲いかかるジムに対し上空よりマシンガン弾を浴びせる👊✨A2グフの放った無数の弾丸で、ザクIIの眼前のジムは爆散するのであった💥

九死に一生を得たアブスト大尉は増援に安堵する。防衛部隊のMSはどの機体も損傷しており、すでに満足な機体は１機としてなかった…。

『将軍。助かりました…。』

『よく死守してくれたなアブスト…。シンシアが脱出の準備をしている❗ここはオレたちに任せて、お前たちはドダイに乗りエアポートへ向かえ❗』

１人でも多くの兵士を逃がすため、最前線に立つケラーネ将軍‼️傷ついた部下たちは、その姿に涙を流しながら戦線を離脱していく…。

ケラーネ将軍は率いるホワイト中隊に指示を下しながら敵部隊に立ち塞がり、向かってくるジムを次々になぎ払っていく。

『いいかお前ら❗脱出までの時間が稼げればいいんだ❗無茶な戦い方はするなよ。』

ミサイル基地へあと一歩のところで連邦MS部隊の勢いを止めたケラーネ将軍の増援部隊。これで十分に時間が稼げると一呼吸入れたその時、防衛部隊を１機のMSが突破してきた‼️

外観も通常のジムとは異なり、その動きから連邦のエースだとケラーネ将軍は瞬時に察する。

連射性能の高いビームガンがA2グフを襲うがサイドステップでこれを回避。すぐさまマシンガンで応戦するが、これまでのジムと違い一筋縄ではいかない相手。こいつだけは自分が止めねば❗とケラーネ将軍はエースとの対決に挑む👊✨

射撃武器の残弾が無くなった両者は近接戦闘へ突入。互いのサーベルが激突し幾度も激しいビーム音が鳴り響く‼️

致命傷を紙一重で避ける技量を見せ、激しい攻防戦を繰り広げる両者。一瞬の隙が命取りになる戦いでケラーネ将軍の呼吸も荒くなり始める…。

相当な場数を踏んだのであろう連邦軍パイロット。このままでは押し負ける…。そう感じたケラーネ将軍は流れを変える一手に踏み切る❕

意を決意して再び左右に機動し相手を揺さぶり始めるA2グフ。そして近接戦闘の最中に、なんと手持ちのサーベルをジムに投げつけたのである‼️

まさかの投擲攻撃❕迫るヒートサーベルに足を止め瞬時になぎ払う連邦のエース。だがこの一瞬の攻防によりジムの動きが止まったのである‼️

A2グフはヒートサーベルを投げつけた瞬間、腰裏にマウントされていた砲身を瞬時に右腕ランチャーに接続。砲口をジムの方向に素早く向ける。

そしてケラーネ将軍はロックオン機能を使わず砲口を向けた瞬間に175㎜ランチャーを乱射する💥近距離ゆえ補足していなくても外れはしない。撃ち込まれた弾頭は次々にジムに命中‼️一瞬にしてジムは爆風に包まれるのであった…💥

強敵との決着が着き、相手はもはや動けまいと安堵しかけたその時‼️満身創痍と化したジムが爆風の中から飛び出してきた。そのジムは残されたビームサーベルを抜き最後の力を振り絞るように最速でA2グフに襲いかかる❗

『チッ⁉️まだ動くけるのか❕』

予想外の展開に急ぎ砲身をジムに向け、残された最後の一発を放つケラーネ将軍。だがジムはその弾頭を回避せず突進‼️放たれたランチャーの弾頭は頭部を吹き飛ばすがジムを止める事は出来ない。しかしジムの振りかざす渾身一撃は本体には届かずグフの右腕を切り落とすのみであった…。

そしてその勢いのまま前のめりに倒れ込み、力尽きたのか動かなくなったジム…。

ようやく動きを止めたと確信したケラーネ将軍は、後方へ飛び退きホワイト中隊へ合流。ようやくエースとの対決に終止符を打ったケラーネ将軍はコクピットで大きく肩を揺らし呼吸を整えるのであった。

最も手強い相手を止め、周囲を見渡し状況を再確認するケラーネ将軍。そこへシンシアより脱出の手配が整ったとの報告が入る。脱出のための時間稼ぎのミサイル基地防衛戦は見事に成功したのである。

『シンシア。お前は一足先に脱出しギニアスのラサへ向かえ。そして撤退部隊の受け入れをさせろ。』

そしてケラーネ将軍は防衛部隊に黒海沿岸のエアポートへの後退を指示。

『各部隊、ご苦労であった。全軍この場から撤収する。各機後退のための弾幕を張れ❗』

こうして宇宙世紀0079年11月8日、オデッサ攻防戦の長い２日目が終わった…。この戦闘後、ミサイル基地を制圧した連邦部隊はレビル本陣に向けられた無数のミサイルのオート発射コードを順次解除。このミッション終了によりレビル本隊は、ようやくオデッサへの最終防衛ラインへの進攻を開始したのである。そして翌日11月9日、多くの兵士たちが命を散らしたオデッサ作戦は地球連邦軍勝利で幕を閉じるのであった…。

連邦軍の進攻を足止めしたケラーネ将軍らもオデッサからの脱出に成功。一路ギニアス少将管轄の拠点ラサ基地へと向かうのであった……💫✨

以上、私の妄想イメージによるグフ・スタンダードカスタムとユーリ・ケラーネ将軍の活躍ぶりでした～🤩🎵

08小隊では存在感を放ちつつもMSでの姿が全く描写されていないケラーネ将軍😎✨でもMS操縦技術は相当高かったのでは？と想像出来るので、オデッサを舞台にした妄想と共にグフ・スタンダードカスタム A2グフを制作いたしました～😊🎵

リヴァイブ版グフには通常の左手マニピュレーターがR35からの流れで付属しているので、これを使いA型タイプのグフを模索しました。でもA型にするだけでは物足りないので、コクピット形状と脚部動力パイプを加えプロタイプ寄りに改修しました😆✨

またご覧の通り武装も１つ目玉が欲しかったので、マゼラ・トップ砲を利用した175㎜無反動ランチャーを妄想制作🎵どこぞのアニメのパワーランチャーのイメージで右腕側面に装備出来るようにしました🤭✨

ここからは改修ポイント解説～🤩🎵

①制作の上でまず最初に着手したのがコクピット形状改修。技量不足で綺麗には仕上げらず、なんとなく雰囲気だけの感じになりました🤣💦温存しているグフ・フライトタイプから上半身だけ持ってくる？🤔なども考えましたが、さすがに勿体ないので、それはやめました🤭✨

②肩アーマー本体部はグフ・フライトタイプの余剰パーツのグフカスのものを使用しました👍️そのままではすんなり付けられなかったので、内側は少々削り加工してます。

③腰裏にはランチャーの砲身をマウント可能にするためのパーツを用意🎵これはザクの足首関節のもので、砲身が丁度フィットしたので採用～🙌

④足の動力パイプは可動に耐えられるよう樹脂製？のものが良いと判断し、自由自在によく曲がるヒートロッドをぶった切って使いました～🤭✨

また脚部外側スラスター口にはバーニアノズルを着けて強化感を強調です👍️

⑤右腕ランチャーの接続に初の試みであるネオジム？マグネットを使用しました🤭✨

最初接続パーツをプラ板て自作したのですが、それだけでは固定力が弱かったので悩んだ挙げ句、温存していたマグネットによる接続にチャレンジ🌟いたしました👍️マグネットはランチャー基部と右腕肘関節に仕込み固定❕イメージ通りの密着感が得られました😊🎶

⑥旧HGUCグフのマシンガンを改めて用意。後方のストック？部分は下側に出ていて邪魔なので切り離し上へと向けて再接続しました👍️

⑦シールドも左腕側面に装着したかったので今回はピンバイスで穴を空け接続しました🤭✨

本日？今年？最後の１枚はグフのウェポンロードと使用カラー紹介になります😆🎵

もう少しグレーっぽいカラーリングをイメージしていたのですが、全体塗装してみたら砂漠カラーみたいになってました🤣でもこれはこれで良かったかと思います🤭✨

年末の大型イベント『紅白戦』開催にあたりグフでの参戦となりました🎶私は『白組🏳️』との事で微力ながら白組の足しになればと思います😌☘️

今年も一年振り返ると『バトンを繋ぐ企画』やMSV-Kさんとの前代未聞のコラボ投稿など、濃密で幸せなガンプラLIFEであったなと感じます🎵応援、そして支えて下さった皆様、本当にありがとうございました🙌✨

2026年も変わらず妄想ダダ漏れの作品を制作してまいりますのでお付き合い頂けたらと思います🙇

では皆様、良いお年をお迎え下さい🐴🎍✨