MS-06 ザクII（アースジオン帝国）

しかし、アースジオン帝国は元地球連邦出身者だけではなかった。元ジオン公国兵も例外ではなかった。

元ジオン公国兵も戦勝国民でありながら、マ・クベ軍法会議長の粛清人事に遭ってしまい、その日暮らしを余儀なくされた。

それに反発してアースジオン帝国に逃亡する（或いは名誉回復するために行った）脱走兵が後を絶たない。

そんな中、アースジオン帝国の一派が資金補充と武器鹵獲の為にクランバトルに参加することになった。

あのサイド7ガンダム強奪の補欠だったジーンもその元ジオン出身のアースジオン帝国兵の一人だった。

ジーンのショットガン連射！

続いてミサイル、シュツルム・ファウスト連撃！

しかしニュータイプのマチュには一切通じなかった。

ここに来てチェーンマインでマチュが窮地に陥る。

トリガーを引くコンマ1秒前…

シュウジの赤いガンダムのおかげで窮地を免れた！

マチュ「ありがとうシュウジ！」

シュウジ「間一髪だったね。」

形勢逆転されるジーン。絶体絶命の絶叫がこだましていた。

ジーン「おいてめぇ、ぼーっとしてないで助けろ！」

アースジオン帝国兵「あーサーセンwww、ここで足抜けさせていただきますwwwww」

ジーン「は？なんだてめぇ！俺は大佐だぞ！」

アースジオン帝国兵「あーそれ階級詐称だとわかってますわwwww」

なんとジーンはジオン戦勝国民であることを盾にして卑怯なパワハラを振るってたことが部下によって暴露された。

アースジオン帝国兵「あんた「俺は戦勝国民だぞ！敗戦国民のお前らは俺の命令に従え！！」と偉そうだったし。」

アースジオン帝国兵「エルラン大将に叱責された腹いせに部下に言いがかりして胸倉掴んてボコボコにするとか横暴な態度が酷すぎだったからねー。」

ジーン「てめぇ、チクったな！」

アースジオン帝国兵「あ、サイド7のガンダム強奪作戦、デニム少尉の手柄を自分のものにでっち上げたのも込みでwww」

ジーン「貴様！」

アースジオン帝国兵「あとクラバ不参加は違約金ものだけど"戦略的撤退"は不問なんで、一人でカッコいいとこ見せてくださいよ〜wではアデューwwwww」

ジーン「ま、待ってくれ！お前ら引き分けで手を打たないか？な、な！」

で、結局ジーンの惨敗でクランバトルは幕を閉じた。

マチュ「まさか元ジオン公国兵もとんだクズがいるとは…」

シュウジ「MAV戦術は互いのリスペクトと信頼の積み重ねがあるからこそ強くなれる。ってガンダムが言っている。」

この後ジーンの行方は誰も知らない。

また、後々ジーンは闇金にとんでもない借金を背負っていた（+連邦のシイコさんに毎回コケにされた）ことが発覚したので生きていることすらわからない。