天煌装・百式(てんこうそう・ひゃくしき)

  • 26000
  • 10
  • 11

MSN-00100X

TENKOSO HYAKUSHIKI
― UC0096 / Anti-Psycommu Experimental Mobile Suit ―

ガンダムベースサテライト京都に期間限定展示中‼️

正面

正面

側面

側面

背面

背面

グリプス戦役から続く“百”の系譜は、グリプス戦役、第一次ネオ・ジオン抗争を経て断絶したと考えられていた。だが、宇宙世紀0096──いわゆる「ラプラス事変」の裏側で、その系譜は密かに再起動されていた。天煌装・百式は、ネオ・ジオン残党組織「袖付き」が極秘裏に保有していた試験機であり、その設計思想は「百式の霊的再臨」とも呼ぶべき異質なものであった。外装は耐ビーム・耐精神感応干渉を意識した多層金色装甲。単なる装飾ではなく、サイコ・フレーム研究の副産物を転用した準サイコミュ共振装甲である。この“煌装”は、機体そのものがパイロットの精神状態に同調する危険な特性を持っていた。搭乗者は、アンジェロ・ザウパーのクローン個体。フロンタル親衛隊用として調整された複製体の中でも、特に“忠誠心と攻撃性”に極端な調整が施された実戦投入型である。ラプラス事変の混乱の最中、木星圏から帰還したひとりの男──ジュドー・アーシタは、連邦・ネオ・ジオン双方から距離を置きながら、“戦争が残した歪み”を独自に追っていた。彼が感知したのは、かつての百式と酷似しながらも、どこか人ならざる執念を孕んだモビルスーツの存在だった。小惑星帯宙域、非公開補給ステーション跡。ジュドーの駆る改修型MSが、金色の残光を引き裂くように現れた瞬間、天煌装・百式のサイコ共振装甲が異常励起を起こす。アンジェロ・クローンは、目の前の敵を“かつて自分が討つはずだった存在”として認識する。「ニュータイプの成れの果てか……いや、あなたは“生き延びてしまった英雄”だ」対するジュドーは、かつてのシャア、ハマーン、そして多くの亡霊を重ね見る。「百式を、そんな目で使うな。それは“誰かを背負う機体”だったはずだ」■ 決着なき戦闘戦闘は決着を迎えなかった。天煌装・百式は、パイロットの精神負荷限界を超え、自律的に強制離脱プロトコルを発動。撤退する金色の機体を、ジュドーは追わなかった。

グリプス戦役から続く“百”の系譜は、グリプス戦役、第一次ネオ・ジオン抗争を経て断絶したと考えられていた。
だが、宇宙世紀0096──いわゆる「ラプラス事変」の裏側で、その系譜は密かに再起動されていた。

天煌装・百式は、ネオ・ジオン残党組織「袖付き」が極秘裏に保有していた試験機であり、
その設計思想は「百式の霊的再臨」とも呼ぶべき異質なものであった。

外装は耐ビーム・耐精神感応干渉を意識した多層金色装甲
単なる装飾ではなく、サイコ・フレーム研究の副産物を転用した準サイコミュ共振装甲である。
この“煌装”は、機体そのものがパイロットの精神状態に同調する危険な特性を持っていた。

搭乗者は、アンジェロ・ザウパーのクローン個体
フロンタル親衛隊用として調整された複製体の中でも、
特に“忠誠心と攻撃性”に極端な調整が施された実戦投入型である。

ラプラス事変の混乱の最中、
木星圏から帰還したひとりの男──ジュドー・アーシタは、
連邦・ネオ・ジオン双方から距離を置きながら、
“戦争が残した歪み”を独自に追っていた。

彼が感知したのは、かつての百式と酷似しながらも、
どこか人ならざる執念を孕んだモビルスーツの存在だった。

小惑星帯宙域、非公開補給ステーション跡。

ジュドーの駆る改修型MSが、
金色の残光を引き裂くように現れた瞬間、
天煌装・百式のサイコ共振装甲が異常励起を起こす。

アンジェロ・クローンは、
目の前の敵を“かつて自分が討つはずだった存在”として認識する。

「ニュータイプの成れの果てか……いや、
あなたは“生き延びてしまった英雄”だ」

対するジュドーは、
かつてのシャア、ハマーン、そして多くの亡霊を重ね見る。

「百式を、そんな目で使うな。
それは“誰かを背負う機体”だったはずだ」

■ 決着なき戦闘

戦闘は決着を迎えなかった。

天煌装・百式は、
パイロットの精神負荷限界を超え、
自律的に強制離脱プロトコルを発動。

撤退する金色の機体を、
ジュドーは追わなかった。

―― ジュドー・アーシタ 私的回想録より抜粋あの戦闘のあと、俺はしばらく操縦席から立ち上がれなかった。モニターに映る宙域には、爆炎も、残骸も、敵影もなかった。ただ――戦いが“終わってしまった”という事実だけが、静かに残っていた。消えたのは、金色の機体。百式。いや、正確には――百式という名を、最後まで背負わされていた存在。あれは兵器だった。だが同時に、過去の亡霊と、誰かの理想と、そして“逃げ場を与えられなかった人間の業”を無理やり押し込めた――金色の棺でもあった。パイロットの視線を、俺は忘れない。敵意でも、狂気でもない。あれはもっと根深いものだ。――「自分は、なぜ生まれてきたのか」その問いだけが、ニュータイプでもない俺にさえ、はっきりと伝わってきた。シャア・アズナブルの影。フロンタルという“器”。アンジェロ・ザウパーの残滓。……クローンだの、再現だの、そんな分類はどうでもよかった。あれは間違いなく、生まれた瞬間から“戦う理由”だけを与えられ、生きる意味を選ぶ権利すら奪われた人間だった。俺は昔、ハマーンの言葉から逃げるように木星へ向かった。戦争を終わらせた英雄なんて、結局は次の戦争で“利用される象徴”に過ぎないと知ったからだ。だから、俺はあの金色を追わなかった。撃ち落とせば、また一つ「正しい歴史」が増える。英雄が勝ち、敵が散った――いつもの結末だ。だが、撃たなければ。壊さなければ。あの存在は、**“間違ったまま生き続ける自由”**を得られる。それでいい。それでいいと、俺は思った。後日、ネオ・ジオン残党が完全に瓦解したという報せが届いた。金色の百式に関する公式記録は、軍のどこにも残っていなかった。だが、小惑星帯を渡り歩く商人たちは、こんな噂を囁いていた。「戦争のあと、どこの陣営にも属さない金色のMSを見た」「武装は展開せず、ただ宙域を漂っていたらしい」俺はその話を、否定もしなかったし、肯定もしなかった。もし――また会うことがあるなら。その時は、パイロットとしてじゃない。ニュータイプでも、英雄でもない。“選び直した人間”として、話をしてみたい。百式は、かつて誰かを守るために輝いた機体だった。なら、あの金色もいつか――誰かの理想ではなく、自分自身のために光ることができるはずだ。そう信じるくらいの、わがままは。英雄をやめた人間に、――許されてもいいだろう。

―― ジュドー・アーシタ 私的回想録より抜粋

あの戦闘のあと、
俺はしばらく操縦席から立ち上がれなかった。

モニターに映る宙域には、
爆炎も、残骸も、敵影もなかった。
ただ――
戦いが“終わってしまった”という事実だけが、
静かに残っていた。

消えたのは、金色の機体。
百式。
いや、正確には――
百式という名を、最後まで背負わされていた存在。

あれは兵器だった。
だが同時に、
過去の亡霊と、誰かの理想と、
そして“逃げ場を与えられなかった人間の業”を
無理やり押し込めた――
金色の棺でもあった。

パイロットの視線を、俺は忘れない。
敵意でも、狂気でもない。
あれはもっと根深いものだ。

――「自分は、なぜ生まれてきたのか」

その問いだけが、
ニュータイプでもない俺にさえ、
はっきりと伝わってきた。

シャア・アズナブルの影。
フロンタルという“器”。
アンジェロ・ザウパーの残滓。

……クローンだの、再現だの、
そんな分類はどうでもよかった。
あれは間違いなく、
生まれた瞬間から“戦う理由”だけを与えられ、
生きる意味を選ぶ権利すら奪われた人間だった。

俺は昔、
ハマーンの言葉から逃げるように木星へ向かった。
戦争を終わらせた英雄なんて、
結局は次の戦争で
“利用される象徴”に過ぎないと知ったからだ。

だから、
俺はあの金色を追わなかった。

撃ち落とせば、
また一つ「正しい歴史」が増える。
英雄が勝ち、敵が散った――
いつもの結末だ。

だが、
撃たなければ。
壊さなければ。

あの存在は、
**“間違ったまま生き続ける自由”**を得られる。

それでいい。
それでいいと、俺は思った。

後日、
ネオ・ジオン残党が完全に瓦解したという報せが届いた。
金色の百式に関する公式記録は、
軍のどこにも残っていなかった。

だが、
小惑星帯を渡り歩く商人たちは、
こんな噂を囁いていた。

「戦争のあと、
どこの陣営にも属さない金色のMSを見た」
「武装は展開せず、
ただ宙域を漂っていたらしい」

俺はその話を、
否定もしなかったし、肯定もしなかった。

もし――
また会うことがあるなら。

その時は、
パイロットとしてじゃない。
ニュータイプでも、英雄でもない。

“選び直した人間”として、
話をしてみたい。

百式は、
かつて誰かを守るために輝いた機体だった。

なら、
あの金色もいつか――
誰かの理想ではなく、
自分自身のために光ることができるはずだ。

そう信じるくらいの、
わがままは。

英雄をやめた人間に、
――許されてもいいだろう。

塗装前にバランス悪くてボツにした案

塗装前にバランス悪くてボツにした案

せっかくなのでガンベサテライト京都に展示させてもらいました☺️

せっかくなのでガンベサテライト京都に展示させてもらいました☺️

オリジナルストーリー付き

コメント

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  1. 塗装前のボツ案も足元をゴツくすればいいんじゃないかなぁと思ったり😅

    • OBORO二等兵 3週間前

      fazMWlcERdWqqsvさん、コメントありがとうございます✨確かに足をゴツくすれば全体的にバランス取れるかもですね😳b装備というパターンで作ってみても良いかも✨です

  2. まさとし 3週間前

    白金郷(プラチナロード)のリアル等身ぽい

    生き延びてしまった英雄というのも初代円卓の騎士から生き延びてしまった白金郷を彷彿とさせる

    • OBORO二等兵 3週間前

      まさとしさん、コメントありがとうございます✨プラチナロード懐かしい😆なんか同世代の感じがします🤣当初はマントをつける案もあったんです。今度はマント付きもチャレンジしてみます👍

  3. @ranohito 3週間前

    ミキシングセンスが良過ぎです!サムネでうぉ、これは!!と思ってしまいました。

    カラーリングも雰囲気に合っていて厳かな感じがスゴく良いです!

    ストーリーもミキシングパーツとリンクさせつつ上手くまとめられてて、もう何でもかんでも凄いなと思いました。

    • OBORO二等兵 3週間前

      ranohitoさん、コメントありがとうございます✨百式の雰囲気をなるべく崩さず、かつ大体にということでミキシングしてみました☺️ストーリーはおまけ程度ですが、そんな風に言って頂けてとても嬉しいです🥰

  4. 百式とネオ・ジオン残党の夢のコラボ。設定、機体のバランスが良い味を出してます!かっこいい良く見応えのある作品ですね✨

    • OBORO二等兵 3週間前

      ジャンク屋さん、コメントありがとうございます‼️そう言って頂けてとても嬉しいです😊塗装前に腕をローゼンズールにして仮組みしてみたのですが、なんかバランス悪くてジャンクパーツから腕持ってきました。バランスって大事ですね☺️あとで、ボツ案の画像も最後に貼り付けておきます

  5. みっく 3週間前

    やばい!かっこいい!
    今までのオボロ兄貴のミキシングの中で一番好きです✨
    色合い、バランス、絶妙で素晴らしいです✨
     

    • OBORO二等兵 3週間前

      みっくさん!コメントありがとうございます😊みっくさんのお墨付きもらえたら間違い無いですね✨ミキシングの対象はたまたまプラモデルくじで引き当てた中のモビルスーツをミキシングしてみたのですが、そういう意味でも偶然の産物ですね😊

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