一年戦争時にジオン軍の主力機として全戦線で運用されたザクⅡ。その後期型としてこれまでの戦訓を反映して開発されたのがF2型だった。
元々ベースとなったF型は宇宙、地上問わず運用可能な万能機であったが、地上運用の際には厳しい地球環境に対応するための処置やデッドウェイトになる宇宙装備が現場の整備担当を悩ませていたためジオン軍では地上用に空間戦闘装備をオミットしたJ型を配備したが、上層部では調整無しで宇宙・地上共に運用可能なザクの改修型開発をジオニック社に依頼。ジオニック社ではジオン軍の要求に加えて機体生存性の強化や操縦系の改良を加えた。その結果完成した機体は元々の要求に強化された装甲とS型並みの機動性を持ちながら新人でもスペックを発揮できるほどの素直な操縦を実現。このザクⅡF2型の仕上がりに満足したジオン軍は一年戦争中盤に量産試験機を第603技術試験隊のヨーツンヘイムへ配備しルナツー宙域外縁にて運用試験を開始した。
しかし、デブリ帯での試験中に国連宇宙軍ルナツー基地所属MS運用試験隊のボール小隊に奇襲され、テストパイロットのアール・ホワイトマン大尉は反撃でボール1機を撃墜するも初撃でボールの15キャリバーで胴体および右腕を損傷。更にデブリに隠れていた180ミリ砲搭載型のボールの砲撃を受けて行動不能になった。ボール部隊はヨーツンヘイムよりスクランブル発進した当時一時的な任務で乗艦していたシャア操縦のヅダ3号機により排除され、ホワイトマン大尉も救出。機体は回収不能だったため機密保持のため爆破処理された。
このボール部隊との戦闘により試験機を失った事でジオン軍上層部はボールに敗北したF2型の性能を疑問視。再審査が行われた結果量産配備開始はソロモン陥落直後までずれ込み、配備機体の殆どはア・バオア・クー宙域に投入。また、一部の機体は地球のアフリカ戦線にて抵抗を続けていたジオン地上軍アフリカ方面軍への支援と投下された。その後、ジオン軍はア・バオア・クー戦終結後のジオン共和国臨時政府と地球側との終戦合意により実質的な降伏である戦闘停止命令により敗北。進駐軍となった国連軍は未配備のF2型を大量に鹵獲し、戦後は練習機として各地に配備した。一方でアフリカに投入された機体やアクシズへ逃れた一部部隊ではアフリカのジオン残党軍やデラーズ・フリートでも使用された。UC.0095時点では完全な旧式機となり練習機としても退役が始まっているが、ジオン残党勢力では未だに運用されているのが目撃されている。
UC.0095.12月18日。オーストラリア トリントン統合基地訓練エリア内。アイランドイフィッシュ残骸落着地点。
F2型パイロット[国連軍の新型機が演習中だな。どの程度か少し確かめてみるか]
ザク・ハーフキャノンパイロット[エレノアからは偵察命令だけだったはずだが?]
F2型パイロット[少し遊んでやるだけだ]



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ナカムラ工廠です。なかなかキットが手に入りづらいので部分塗装でやってます。あと、ミリプラと合わせたデジラマで独自世界の一年戦争モノやオリジナルストーリー版GQをやってますのでよろしくお願いします🙇
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