TR-1ヘイズルの電子戦装備機を製作しました。〔EW〕と言えばEWACジェガンなど偵察・索敵を行う機体が有名で、その場合のEWはEarly Warning And Controlの略ですが、このヘイズルの〔EW〕は電子戦(Electronic Warfare)の略です。
ということで、宇宙世紀の電子戦装備機ってどんなだろう?EWAC機との違いはどこに表れるだろう?・・・・なんてことを妄想しながら製作を進めました。
宇宙世紀における電子戦とは・・・
現代における電子戦とは、敵のレーダーや通信を妨害・無力化する「電子攻撃」、敵の電波を傍受・解析し、位置や意図を把握する「電子戦支援」、自軍の通信・レーダーを敵の電子攻撃から守る「電子防護」などを指す。(続く・・・)
宇宙世紀においては、それらに加え「ミノフスキー粒子の観測・解析」が大きな意味をもつ。つまり、ミノフスキー粒子の散布密度の変化、ビーム兵器の発射前兆、ミノフスキークラフト使用時の反応などを補足し、敵の位置や動きを明らかにすることが重要な任務となる。
加えて、ミノフスキー粒子下では、電波通信の距離が極端に短くなることから、母艦と僚機との通信の中継、IFF(敵味方識別装置)信号の拾い上げも担うことになる。(続く・・・)
※画像は、昭和の特撮のような手法で撮影したものです。
このように、電波だけでなくミノフスキー粒子までをその対象としていることが、宇宙世紀における電子戦の特色と言えるだろう。
宇宙世紀の電子戦機は、ミノフスキー粒子の濃度によって、濃度の高い場所ではミノフスキー粒子の観測・解析を主として、濃度の低い場所では電波を対象とした活動を主としてと、両方の活動をシームレスに行うのである。(・・・という妄想です)
※画像は、宇宙の闇に潜むイメージで、背景をAIで作成したものです。
電子戦機の装備は・・・
TR計画には、「装備換装によってあらゆる局面に対応する万能型MS」という設計思想が流れている。この電子戦装備型ヘイズルもその具体化の一例であり、ヘイズル本体を改修するのではなく、必要なオプションを装備することで電子戦装備機となる設計となっている。それでは、各オプションについて解説しよう(妄想ですけど・・・)
電子戦コア・モジュール
両肩から頭部周辺を覆っている電子戦装備の中核となるパーツ。各種センサーと、情報を統合・解析するための機器、そして2名分の任務席(Mission seat)を組み合わせた構造となっている。TR計画では装備換装の設計思想が強く、本体の操縦席周辺を改装するのではなく、換装パーツとして外付けにすることで搭乗員の席を確保している。この任務席には作戦内容によって、電子戦士官、戦術情報士官、システムオペレーターなどが搭乗する。
複合型マルチセンサー
中央のレドームを中心に、各種センサーを組み合わせた複合モジュールで、左右一対の装備。電子戦ヘイズルの目として最も重要なパーツ。
電子戦ポッドランチャー
6機の電子戦ポッド(赤い部分)を宇宙空間にばら撒くためのランチャー。各ポッドは、宙域に留まり、敵のレーダーの無力化、敵のミサイル誘導の妨害、敵の通信の妨害・傍受、各種データ収集などに用いられる。
有線誘導式センサー/カメラ
各種センサー、光学式カメラ等を複合させた先端部分を射出し、有線で誘導して索敵や情報収集に活用する。
ジャミングブレード
敵の電波を妨害することで、レーダーの無効化、通信の妨害、ミサイル誘導の妨害などを行う。
なお、現用のジャミング装置は航空機でも艦船でもこんな形はしていませんが、そこはロボットアニメ的な見栄え、ということで・・・。ちなみに、ギラッと光るブレード部分は自転車に貼る反射シートを使っています。
通信中継ディッシュ
長距離通信が難しいミノフスキー粒子下で、通信を中継するための電波塔の役割を電子戦装備ヘイズルが担うことで、母艦と僚機との間での通信・情報共有を可能にする。使用時以外は、各六角形プレートを折り重ねるようにして収納する。
六角形プレートは0.3mmプラ板からの切り出し。実際には折りたためませんが、それっぽく見せたくて、裏面の折りたたみ用フレームをジャープペンシルの芯(0.5mm)で作りました。
電子戦装備機の運用は・・・
実際の運用場面では、電子戦装備ヘイズルはMS隊に組み込まれる形で作戦行動に参加する場合が多い。その際の任務としては、
・敵のレーダー網を妨害することで侵攻を可能にする。
・敵通信網を遮断・妨害することで、指揮系統を混乱させ連携を妨げる。
・電波情報、ミノフスキー粒子情報から、敵部隊の配置や行動を予測する。
・敵からの電子攻撃を無効化し、味方機・母艦の位置や行動を秘匿する。
などを遂行する。
なお、電子戦ヘイズルは武装を持たないため、その護衛を担当するMSを2機程度配置することが多い。(・・・っていう妄想ですけど・・・)
製作について
ベースに使用したのは、HGヘイズルです。電子戦オプション類はHGアドバンスドヘイズル、30MM、その他ジャンクパーツの寄せ集めです。
実は、結構古い過去作なんですが、今回改めて電子戦装備について調べたり考えたりしながら、電子戦オプションを追加製作しました。加えて、一部塗り直しやディテール追加をしました。手を動かすより、機体設定について調べたり考えたりしている時間が長かったような・・・(「バトンをつなぐ」で「機体設定はなくてもいい」とか言ってたのは誰だ?←スミマセン、私です・・・だって楽しくなっちゃって・・・)
実際のレドーム、ジャミング装置、中継ディッシュなどがこんな形をしているかというと、「実はそうでもない」というのが本当のところです。現実では、哨戒機なら大きなレドームが特徴的ですが、電子戦機は一目で分かるような明確な特徴がはっきりしません。なので、ロボットアニメ的な見栄えと、AOZ世界に似合うかどうかを考えて、各オプションのデザインをでっち上げましたが、いかがでしょうか?
そして・・・
最後までご覧くださり、ありがとうございました。
![TR-1 ヘイズル[電子戦装備]–3枚目/制作者:kazz](https://gumpla.jp/wp-content/uploads/2026/03/IMG_E7801-1-934x1024.jpg)














「ヘイズルより各機!敵MS隊の発艦を確認!5秒後に広域帯でジャミングをしかけるっ!」
コメント
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コメント失礼します。
凄すぎる工作力とアイデアです。
シャープペンの芯ってお手軽かもしれませんが、強度とか心配で思いもしませんでした(私はバキバキ折ってしまうので)。自転車の反射板とか思い浮かぶのも凄いです。
電子戦の解釈。こういうの考えると楽しくなりますよね。現代戦は戦う前にある程度情報戦で決着ついてますからね。電子戦を無効化するミノ粉だけどそれを逆手に取った戦術とか新たに確立されるんでしょうね。奥行きが深すぎます。
コメント、ありがとうございます。
シャープの芯の工作は、その人の集中力が続く範囲内ならきっと大丈夫です。私の場合は、9カ所接着して、「いいや、これでいいことにしよう!」ってなりました(笑)
宇宙世紀の電子戦、考えるほど面白いですね。相手のミノフスキー粒子観測を予見して散布状況を擬装したり、ミノフスキー粒子の動きのフェイクデータを相手のコンピュータニに流し込んだり・・・そんなことも出てくるかもですね。初期のガンダムは偶発的に1対1の戦いが始まったりすることもありましたが、部隊対部隊、艦隊戦など大規模な戦闘になるほど、電子戦の存在は大きなカギになりそうです。
コメント失礼します。
実は、ベースジャバーでの案でレドームを備えた案も考えていたのですが、良い案が出てきませんでした😓。
このヘイズルには、良く考えられた多種多様な電子戦の装備が装備されていますので、もし電子装備を装備させる時は是非参考にさせて頂きたいです😆。
多くの装備がヘイズル本体に効率的に装備されていて凄いですね😁。
コメントありがとうございます!
電子戦装備についていろいろ調べたり考えたりしながら作り進めるなかで、ふと、身も蓋もない考えに襲われることがありました。それは・・・「電子戦装備機って、モビルスーツじゃなくてもよくね?」っていう恐ろしい考え。SC30さんのように、ベースジャバーに各種装備搭載の電子戦機の方が現実的?って不安になったりしましたが、そもそもが「ガンダム世界」なんだから!って言い聞かせて、がんばりました(笑)
今回も凄!!!
シャーペン芯??思い付きの発想が素晴らしいヾ(*´∀`*)ノ
自分だったらアルミ線か真鍮線しか思い浮かばないです((+_+))
ブレードのキラキラ✨感もいい感じですし
kazzさんがワクワクしながら制作している情景が思い浮かびます^^
…お顔は知りませんが(笑)
コメントありがとうございます!
シャーペンの芯は、真っ直ぐを保ったまま切ったり、ピッタリ同じ長さで何本か揃えたりしやすいのがいいですね。あと、現物合わせで少しずつ短く・・・とかも出来るので。ただ、折れやすいのが・・・。
自転車の反射シールを見つけたときは、おおっ!って声が出ました。
こうやって楽しく製作できているのは、yasaさんをはじめ、見てくれる皆さん、コメントをくださる皆さんの存在があるからこそです。ありがとうございます!
電子装備の宝石箱やと、彦摩呂も絶賛しそうですね。数で攻めたもの勝ちという武骨な発想より、未知な状況にも対応して仲間の危機を抑える、こういう機体も大事ですね。要所に30MMのカスタマイズパーツが使われてますが、上手く取り入れると使い勝手がいいですよね。
コメント、ありがとうございます。
エース機ではない機体の活躍も悪くないですよね。実は、このヘイズルを核とした「次世代電子戦検証部隊」について、考えを巡らせています。詳しくは次回の投稿で・・・
30MM、本当にお世話になっています。実は、流用だけでなくちゃんと30MMの機体としても作ってます。ALTOの頃からだから、いつの間にか長くなりましたね。
電子戦という目の付け所が渋くて素敵です。まさに戦場を裏から支える縁の下の力持ち。
ゲーム「エースコンバット」シリーズなどでは、AWACS(早期警戒管制機)からリアルタイムで情報支援を受けられるのですが、電子支援のありがたみを実感します。
彼らのような裏方も、彼らのやり方で「戦って」いるのです。設定込みでそれを具現化した機体に感動しました(gundam-kao2)
コメントありがとうございます!
全く同感です。前面に出て「オレがやってやるせー!」なヤツより、支えるヤツにドラマを感じたりします。アイドルでも、センターじゃない子が気になりがち(ちょっとちがう?)
電子戦機は、チームの目となり耳となり、時には司令塔にもなる、ある意味チームの要だと思います。その要を守る!という任務もまたあるわけで・・・。そんな次の投稿も楽しんでいただけましたら、何よりです。
説得力のある設定と、それぞれの装備の作り込みがスゴイです!
しかもバランス良くまとめているあたり、流石ですね(zaku-kao5)
それにしてもシャーペンの芯をフレームにするとは・・・勉強になります(gandam-hand2)
コメントありがとうございます!
お褒めの言葉をいただき、感謝です。
シャーペンの芯の接着は、まずゼリー状瞬着で接着して、乾いたら、2液混合エポキシ系接着剤でコートすればいいって、AIが教えてくれました。なんか、便利な世の中~でも、便利すぎてちょっと怖い~
コメント失礼します。
あいかわらずの超絶作品ですね!とんでもない作業量が垣間見えるのに、しっかりまとまっているのが本当に凄いと思います。
いったい、どんな発想をすると、ここまでの密度の改修ができるのか…脱帽です。
HGサイズのモデルに合わせて一つ一つの部品を作って、しかも精度が良いなんて…素晴らしいです!
コメントありがとうございます!
身に余るお褒めの言葉をいただき、恐縮です。
でも、実はたいした工作はしていなくて、本体はそのままで、伸ばしたり、縮めたりもしていませんし、ノコもパテも使っていません。各オプションパーツは、本当にジャンクの寄せ集めで出来ています。手こずったと言えば、通信ディッシュの六角形を微妙な角度をつけてキレイに並べるのと、そのフレームをシャープペンシルの芯で組み立てるのは、きいぃぃぃぃ~!ってなりました(笑)
かっこいいの一言です!!
コンセプト、デザイン、完成度全てに説得力があります。
コメントありがとうございます!
こんなに褒めていただいて・・・恐縮です。ありがとうございます。
次の機体(シルエットのヤツです)も楽しんでいただけるよう、がんばって仕上げていきます!
とてもカッコいいですね。重装備なのにゴテゴテ感のない機能美を見ました!
私もヘイズル系の設定はさっぱり分かりません(gundam-kao5)
コメントありがとうございます!
基本として、本体は改修せず、必要な機能は後付けで・・それがAOZっぽいと考え、こんな感じになりました。
MG?いや、HGだなって感じたほどの精密感を感じました。
設定もしっかり練られた印象です!
コメントありがとうございます!
精密感だなんて・・・とても嬉しい言葉です。
設定は、EWAC機と、電子戦機の比較考察から始めたら、楽しくなり過ぎちゃって・・・。製作についてよりも、設定の話ばかりが長くなってしまいました。
各種装備もすごいの一言ながら、頭部がまた特にイイw
コメントありがとうございます。
頭のバイザーは、電子戦機なら!と思ってつけちゃいました。
パトレイバーの3号機に完全に引っ張られていますね~
カッコいいっすね、コイツが居ると亡霊が見えるとか
コメントありがとうございます!
亡霊・・・AOZ世界で亡霊と言えば・・・ちょっと勉強不足なようで、気のきいた答えが出てこなくてゴメンナサイ。
誰か、教えてくださる方がいらしたら、ありがたいです!よろしくお願いします!。
電子戦装備❗️説得力ありますね👍️
コレはハイカロリー‼️
素晴らしい作品を見せて頂きありがとうございます😊
コメントありがとうございます!
こんなに褒めていただいて恐縮です。
バトンをつなぐでは、「機体設定はなくていい」みたいなことを言っておいて、今回はしつこいほどの設定をだらだらと・・・何やってるんでしょうね、私は。
今回、設定作りがホントに楽しくて・・・こんなことになってしまいました。
完成おめでとうございます😊
しっかりした設定とオリジナルの追加装備がセンスの塊でかっちょいいです😍
こういう物をサラッと作っちゃうのが流石ですねぇ~‼️
コメントありがとうございます!
今回は、設定と追加装備を考えるのが楽しくなっちゃって~。
現用戦闘機とか現用戦艦とかの電子戦装備を調べたりしているうちに、
こんなことになっちゃいました。
ただ、現用のヤツは見た目が意外と地味で、そこをどうするかに、時間がかかりましたね。
しっかりした設定と製作技量が素晴らしいですね👍😆
コメントありがとうございます!
いやいや、ほぼ妄想設定なので、お恥ずかしい限りです。
ヘイズルに電子戦装備があったとは💦
スゴイ、めちゃくちゃカッコいいです
こんな改造してみたい‼️
コメントありがとうございます!
自己満足の勝手な設定と妄想の産物なんですが、
そう言ってもらえると嬉しいです!
ヘイズルに限らず、EWAC機はよく見ますけど、電子戦機ってあんまり見ないですよね。
過去作へのいいねとフォローありがとうございます😊
また良い作品を見せてくださいね🎵
うん!カッコイイの一言です!👍
コメントありがとうございます!
オプションを見栄え優先で作ったので、そう言ってもらえるとありがたいです~
私個人の意見ですが!間違いないです!😄シッカリ全体のバランスが取れていて違和感が無くて一目でカッコイイと思いました!😄
手を入れやすいのでHGばかり作っています。ガンプラ以外では、他のロボもの、バイクやミリタリーなどにもちょっと手を出しています。この頃は、欲しいガンプラが近所で購入できないことが悩みです。よろしくお願いします。
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