明日の自由を勝ち取る為に──フリーダムアンサラー、飛翔。
先日作ったデスティニーアパス(https://gumpla.jp/hg/545665)に引き続き、メサイア攻防戦でザフト軍が完全勝利したifルートにおけるフリーダムの後継機というモチーフで製作しました!
そのため設定の一部がSEED・SEED DESTINY本編と矛盾していたり一部キャラに対する主観的な解釈も混じっておりますが、その辺りは『ガンプラは自由だ!』の精神でゆるーく汲み取っていただけると幸いデス。
機体名:フリーダムアンサラー
型式番号:ZGMF-X30A
デスティニープランが正式に施行されたC.E.77年において、ラクス・クライン率いる反デスティニープラン派のレジスタンス組織が総力を結集して開発したキラ・ヤマト専用機。本機はベースとなった機体こそザフト軍MSのフリーダムであるものの、その製造にはモルゲンレーテ社が深く関わっており、連合・ザフト・オーブといった勢力の垣根を超えた様々な技術が取り入れられている。
武装紹介
《高エネルギービームライフル アルスター(左手)》
標準的なビームライフルに、高機動戦闘に対応できるように改良した専用装備。特徴的な金色の銃身はヤタノカガミがごく微量ながらコーティングされており、破壊されにくくなっている。
《高出力ビームマシンガン ケーニッヒ(右手)》
連射性と火力に特化したビームマシンガン。威力こそ一般的なビームライフルを遥かに凌ぐ性能を誇るものの、一方で精密射撃にはあまり向かないことから、できる限りパイロットを殺さずに無力化する戦法を取るキラは当武装を必要に迫られた局面のみ使うことが多い。
《バラエーナ・プラズマ収束ビーム砲》
後述するウイングユニットに計二門装備された高出力プラズマビーム砲。個人的にフリーダム→ストライクフリーダムになった時になくなってしまって残念だった武装なので、オリジナル自由を作ろうと思った時にどうしても装備させたかったので装備させました。(自己解決)
《クスィフィアス3改・4連装レール砲》
腰部に装備された折りたたみ式のレール砲。性能や威力こそストライクフリーダムのレール砲から大きな違いはないものの、本機の装備するそれはヤケクソ気味に4連砲となっている。
また折りたたんだ状態でも腰の真横にあると腕の可動域と干渉してぶっちゃけかなり邪魔であり、未使用時は斜め後ろにスライド移動させていることが多い。
《スキュラ 複列位相エネルギー砲》
膝部に装備された高出力エネルギー砲。膝スキュラ。
使用時は膝部分の装甲がスライドすることで銃口が出現する。
ガンプラって作った人が「ここからビームが出ます!」って言えばビームが出るようになるから言ったもん勝ちですよね。HAHAHA!
《シュペールラケルタ ビームサーベル》
ストライクフリーダムに装備されていたものと同型のビームサーベル。皆さんご存知の通り、キラが得意とする二刀流の高速通り魔戦闘でその真価を発揮します。
《ファトゥム-02(ゼロツー)》
背部にマウントされたMS支援空中機動飛翔体。本来はインフィニットジャスティス用に設計された換装パーツプランの一つであり、遠近両方に対応した万能型ユニットを想定されていた。しかしメサイア攻防戦においてアスラン・ザラがデスティニーガンダムに破れ戦死したため、本ユニットはキラ・ヤマトの乗機であるフリーダムへと受け継がれた。
ファトゥム-00及び01と同じく本体との装着時はメインスラスターとして機能するほか、本体から分離させて遠隔操作や自律AIでのオート運用が可能となっている。
《腕部飛行型砲塔 シュトゥルムファウストll》
デストロイガンダムから発展したアームユニット兼攻盾システム。
アームユニットはファトゥム-02のボディから分離することで、ドラグーンシステムによる遠隔操作が可能となっている。また大型スラスターを内臓しており、これによってストライクフリーダムの弱点であった大気圏内でのドラグーンシステムの使用が可能となった。
《3連装スプレットビームガン》
アームユニットの指先端に左右3門ずつ装備されたビーム砲。
アームユニットは前面に展開することで、防御形態に移行が可能。
また指先のビーム砲からはビームサーベル状の刀身を出現させることができ、両手のサーベルも併せることで驚異の十刀流を再現することができます。
一見これまでの天使然としたフリーダム系列の機体とは思えぬゲテモノっぷりですが、近距離戦を担当していたジャスティスが抜けた穴を埋めるとしたらまぁこうなっちゃうよね(震え声)
《フルバーストモード》
フリーダム系伝統の一斉射撃形態。もちろん本機でも再現可能となっています。
なお、本機が全ての火器を使用すると
・ビームライフル/ビームマシンガン
・レール砲 ×4
・バラエーナ ×2
・膝スキュラ ×2
・アームユニットビーム砲 ×6
で合計16つもの砲門が火を噴きます。
Gジェネみたいに頭部バルカンも加えたらさらにエゲツないことになりそうですね。
《陽電子リフレクター発生装置》
シュトゥルムファウストの上部に装備されているビームシールド。緑色の発生装置から電磁的なバリアを展開させ、ビーム砲や実体弾、さらには陽電子砲をも無効化する。連合のゲテモノMAがこぞって装備していたアレ。
防御力に秀でた一方で、発生装置自体がかなりの重量となるため『被弾の少ないキラの乗機としてはかえって機動性を殺してしまうのではないか』と開発チームは当兵装を搭載することに懸念を示していたが、『自機だけでなく味方機も守りたい』というキラ自身の強い意志によって採用が決定した。
《対装甲コンバットナイフ アーマーシュナイダー》
ストライクに装備されていたものと同型の超硬度金属製戦闘用ナイフ。未使用時は腕部のホルダーに収納される。
尚ストライクが運用する場合は『MS側の残存電力を気にすることなく使える』という明確な利点があった本武装ではあるが、NJCを搭載したことによりバッテリー切れの心配がない本機が使用するのは非合理的であるとされている。しかしキラはいずれこの武装を使う(使わざるを得ない程に追い詰められる)ことを予感しており、当初の開発図面にはなかった収納用ホルダーを増設してまで無理やり装備している。そんな彼の脳裏には、かつてアスラン・ザラがその名を口にしていた顔も知らないザフトのエースパイロットの存在が浮かんでいたという──。
《アンカーランチャー》
ストライクE(ストライクノワール)に装備されていたものと同型の、両掌部に内蔵されたワイヤー射出式のアンカー。自機の固定や牽引・敵機の捕獲や直接打撃、バクゥと戯れる時などさまざまな用途に使用される。
歴代キラ搭乗機とパシャリ。
ここからは余談ですが、本作品の制作にあたって『キラが最後に乗るとしたらどんなMSがいいのか』というインスピレーションを得るべく久々にガンダムSEED全話を見返しました。
いやぁ、自分の中でキラはどちらかというとDESTINY以降のどこか達観したようなキャラクターのほうでイメージが固定化されてしまっていたんですが……こう改めて無印の頃から見返してみると、なんというか本当に報われない子なんですよね。
のっけからいきなり親友と殺し合いをさせられるところから始まり、友達を守るために戦いから逃げることも艦を降りることも許されず、守るべき友人達や味方からも『キラはコーディネーターだから』とどこか遠巻きに扱われ……控えめに言って普通の人なら人生終えたくなる不憫っぷりですよね。
私自身はシン推し過激派なファンだったこともあり、DESTINY最終話放送当時こそ「さすがストフリ無傷エンドは、ラクシズのお家芸だな!(精一杯の皮肉)」などと言ってあまりキラに良い印象を抱いていなかったんですが、ちょっと前に友人とSEEDについて語っていた時に
『あの最終決戦でストフリが無傷のまま勝利して終わったのは、実のところキラ達にとっても本意ではないのではないか』『虚しき完全勝利』
と言っていたのを聞いて、DESTINYにおけるキラの印象が自分の中で360度くらい変わったような気がします。
これはあくまでも妄想なんですが、もしかしたらキラも勝ち続けているように見えて、その中で無印SEEDの頃と同様にひたすら精神を磨耗してしまっていたのかもしれない……と。そう思えるくらいにはキラというキャラクターを前よりも冷静に視ることができるようになっていたので、今回ガンプラを作るためとはいえ色々発見があってよかったです。
まあ、この新しいフリーダムで戦ってもらおうとしているんですけどね(鬼畜)
最後に、前に作った『デスティニーアパス』とのツーショットで〆。
正直この並びを見たいがために新型フリーダムを作ろうと思い至りました。
ざっと武装紹介したようにフリーダム系のMSにしてはストライクガンダムの要素もかなり多めなカンジとなりましたが、今回は『キラの歴代乗機の総集編』というモチーフだったこともあり、個人的にはわりと満足のいく機体に仕上がってくれたんじゃないかなぁと思っておりマス。
ではではこの辺で、最後までご覧いただきありがとうございましたー!
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シン・アスカをこよなく愛するミキシング初心者です。作るプラモもシン関連の機体が多めになるかと思います。Twitterにも組んだプラモの写真を素組み・改造問わず色々アップしてますが、こちらには基本的にミキシングビルドで制作した作品のみ上げていきます。
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