『虚空を切り裂き、銀閃が走る』
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『虚空を切り裂き、銀閃が走る』

直後、

とある傭兵「ふむ、威力・射程共に申し分ないな」

放たれた『枝』は過(あやま)たず彼方の目標に着弾する。

とある傭兵「更に『枝』の特殊機能も問題無く発現、と……」

『枝』の機能により内部回路を焼き切られ、鋼の棺桶と化したMS(ひょうてき)が闇を彷徨う。

ダインスレイヴ用のKEP弾頭を応用し、敢えて着弾装甲を貫通させる程度に威力を抑えることで弾頭に仕込んだ高性能圧電素子を機能させ、着弾と共に内側から電装回路を焼き切ると言う機構は元々、MAの足止め・機能停止を目的として開発されたそうだが、

とある傭兵「その実、宇宙空間においては、極めて凶悪な攻撃手段になる、か。
      ……成程、これは確かに禁忌指定されるな」

生命維持込みで戦闘不能となった友軍機を放置することは、心理的な障害が大きい。

即ち――

?????「………ねぇ」

相手側にとっては最大の――

?????「………ねぇってば」

障害にな――

?????「ねぇ!」

とある傭兵「人の独白を邪魔するんじゃない、小娘」

全く以て、無礼な奴である。

?????「(むっ)………、人を無視してイキナリ語り出す方が悪い。
      それは兎も角、何でMSなのに態々弓に矢を番えてるの?」

とある傭兵「ん?……あぁ、それか。それは、な?」

?????「…………(ごく)」

とある傭兵「ただ単に、機体開発者の趣味だろうな」

?????「……………」

とある傭兵「……………」

?????「………え?趣味?全く意味が分からない」

とある傭兵「若しくは悪乗りでも可、だ。
      まぁ、機能的に無意味ではないところが、またアレなんだが」

?????「?…どういうこと?」

とある傭兵「簡単に行ってしまえば弓に矢を番える動作を取ることで、敵機の
      補足速度、射程距離、矢の射出軌道の安定性なんかが30%も
      上がる」

?????「……………」

とある傭兵「……………」

?????「…………え?なんで?」

とある傭兵「俺が知るか。開発者にでも聞いてみろ」


と言う訳で。

私はこの時を約1年半ほど待っていたのだっ!

決して、上の妄想ストーリーが中々纏まらなくて1年半も掲載を停めていた訳ではないっ!

………ないんだよ? ホントだよ?

《ASW-G-14 ガンダム=レラジェ》

火星圏の外、アステロイドベルトに秘匿された秘密工廟内で発見されたガンダムフレームの一機。

ある目的により狙撃仕様として調整されており、頭部および胸部には単眼式の高感度複合カメラアイを始めとした高性能のセンサー機器を搭載している。

その為、頭部と胸部ユニットに関しては精密なセンサー機器を保護する為、周辺よりも重点的に装甲が配置されている。

また、センサー機構に出力の多くを割いてはいるものの、ツインリアクターによる余剰出力が大きい為、ペイロードが大きい。

その為、それを活用すべくサイドスカートバインダーやシールドには簡易的なサブマニュピレータが配置されており、多くの武装を懸架・運用することが可能となっている。

専用武装であるダインスレイヴ級特殊KEP弾頭『ミストルティン』とその射出機構である『ヘズ』を装備する。

『ミストルティン』

ダインスレイブ級特殊KEP弾頭の一種。鏃部には高強度かつ高性能な圧電素子が
組み込まれており、命中時の大圧力により発生する高電圧によって、機体内部の電子回路を焼き切り、命中した敵機を行動停止に陥らせることを目的としてる。

本来はMAの足止め(運が良ければ自律AIの破壊)を目的とした装備であるが、その性質上、宇宙空間における有人機(戦艦等も含め)に対しては致命的な効果を示す。

即ち、MSや戦艦の類を、生存者を残したまま生命維持機能を含め機能停止させることで、当事者にとっては迫り来る死の恐怖を、友軍機にとっては無視出来ない障害物を与える、正に倫理的にも忌避される兵器となる。

その為、本弾頭の製造方法およびその技術は完全に破棄されており、弾頭自体の再現は当代の技術ではほぼ不可能であるとされる。

その為、本機に搭載された『5枝』が現存する最後の『枝』となる。

因みに、圧電素子を実感したい良い子は、プッシュ式のライターを用意しよう。

スイッチを押すとカチッとなって点火用の火花が出るよね?

その火花こそが圧電素子によって発生した放電現象なのだ!!

『ヘズ』

ミストルティン専用の可変速機構搭載型の射出機構。射出速度の調整によりダインスレイブ用KEP弾頭も使用可能。

射出時の余剰出力により、張り詰めた弦のように噴き出す紫電は、正に魔弾の射手のようである。

…………うん、短い方の忍パルスビームに合わせちゃったから、張り詰めた感ないよね?

…………うん、サムネの『会』のポーズ取らせた時点で、漸くヤラカシタことに気付いたのだよ、手遅れだったんだ……

工廟発見当時_正面
工廟発見当時_側面
工廟発見当時_背面 装填済みの『1枝』と懸架された『4枝』が現存する最後のミストルティンとなる。
フルアームド仕様_正面 とある傭兵が乗って来た元乗機に搭載していた武装を移設した即席仕様。 とは言え、本機も元の乗機同様狙撃特化なので、愛用のスナイパーライフルとの相性は抜群だ!
フルアームド仕様_背面
頭部アップ 見辛いですが、頭部は単眼式複合センサーアイ仕様と言うことで。 これでも元の乗機の三連ターレットよりも高性能と言う(設定)
とある傭兵の元乗機。
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ヴォルコが認識してたアスタロトのオリジナルパーツって、脹脛のパーツだったけど、オリジンに無いよね? ……ヴォルゴ、お前は何をアスタロトと誤認してたのだ? が、基本コンセプト。 要は、アスタロトのロディじゃない部分は別のガンダム=フレームのパーツなんじゃね?という疑問が駆動力。

コメント2件

  1. GODAI 7か月前
    • korou 7か月前

GUNSTA復活オメデトウ御座います。 成型色仕上げ、気になったところのみ部分塗装のご気楽モデラ―ですが、キットをストレートに組めない不治の病にかかっております。 今後とも宜しくお願いします。

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