アフターコロニー(A.C.)195年、地球圏統一連合の圧政に反発する一部のコロニー独立派勢力が計画した一大テロ作戦、「オペレーション・メテオ」の中核として投入された5機のガンダムの1機[1]。
開発はウイングガンダムゼロを手掛けた技術者チームの一人であるドクトルSの手によって行われた[2]。当初は、コロニー独立派のスポンサーであるバートン家の庶子トロワ・バートンが専任パイロットとなる予定だったが、作戦開始直前のトラブルで彼が殺害されたことで、偶然整備員として現場に居合わせた名無しの少年がトロワの名とともにパイロットの座を引き継いだ[3]。
ウイングガンダムゼロからはマシンキャノンを始めとした火力の特性を引き継いでいる[4]。単機での制圧能力を重視した結果[2]、本機は全身に多彩な火器を内蔵した重砲撃機として設計された。その戦力は戦艦3隻から5隻にも匹敵するが[5]、弾切れ時は極端に攻撃力が低下する欠点をもつ[2]。しかし、サーカスにおいて卓越した腕前を持つ[5]トロワの操縦センスによってアクロバティックな近接戦闘が可能となっている[2]。
バルカン砲
頭部に2門内蔵された機関砲。マシンキャノンとともに斉射した際は一分も経たないうちに弾切れとなる[注 3]。
マシンキャノン
両肩に内蔵された機関砲。胸部ガトリング砲やバルカン砲と合わせて、敵機の接近を許さない牽制が可能[2]。
胸部ガトリング砲
胸部左右の開閉式装甲カバー下に隠されたガトリング砲。
頭部バルカンと肩部マシンキャノンの中間に位置する。弾丸はケースレス弾を使用[注 4]。TV版ではコクピット部の装甲ごと開閉するデザインだったが、EW版では砲門部のみ開く構造になっている。
ホーミングミサイル
テレビ版では両肩アーマーに、EW版では両脚ランチャーポッドに内蔵。標的の熱紋、電磁波を探知しこれを自動的に追尾する[2]。EW版のマスターグレードではフロントアーマー内に8発追加装備されている。
マイクロミサイル
テレビ版では両脚ランチャーポッドに、EW版では両肩アーマーおよび腰アーマーに内蔵。ホーミングミサイルとは異なり、追尾機能は持たない[2]。片側ずつに最大12発装填可能[2]。
武装
ビームガトリング
ヘビーアームズの主兵装[5]。左前腕を覆うかたちで装着し、折り畳み式のフォアグリップを展開する事も可能[注 1]。不使用時はバックパックに懸架される[注 1]。シールドが備えられ、攻守一体の装備としても機能する[5]。ただし、装備時は機体重量が左側に偏るデメリットも持っている[2]。機体側の重心設定を変更すれば通常どおりの動きが可能だが、トロワは格闘戦で装備を投棄したときに発生する弊害を考慮し、あえて設定を変えず自らの技量のみで不安定さをカバーしている[注 2]。EW版では銃身がさらに大型化し、腕を覆うのではなくグリップを握って保持する。不使用時はバックパック左側のラックに懸架される。ベルトでエネルギータンクと繋がっており、バックパック右側のラックにタンクは懸架されている。当初はテレビ版と異なりシールドは装備されていないが、プラモデル「MG(マスターグレード) ガンダムヘビーアームズEW」で新たに設定され「敗栄」でも装備している。シールドのみを腕に装備することも可能。
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基本的にメタリックで塗装してます。
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