厄祭戦当時におけるガンダム・アスタロト本来の姿。現代におけるレストア後の姿とは異なり、全身のカラーリングが真紅で統一されている。
本来アスタロトは広域戦闘をコンセプトに開発が行われた機体であり、肩部のブレードシールドとバックパックのブースター尾翼を展開することで飛行形態に変形することが可能となっている。飛行形態では通常のモビルスーツの数倍にも及ぶ単独での長距離移動が可能となる。さらに大気圏内においても高高度への跳躍及び長時間の滑空を実現しており、これらの能力を活かして長距離からの援護攻撃や物資運搬なども担うことが可能と、コンセプト通り広域戦闘に対応している。
アスタロトに採用されているガンダム・フレームは基幹となる設計思想こそ他のガンダムと同様だが、一部フレームに特殊なエネルギー伝達機構が採用されているのが特徴である。これはアスタロト専用装備のγナノラミネートソードを使用するための機構であり、エイハブ粒子を接続ケーブルを介して刀身に伝送する。これにより刀身にγナノラミネート反応が発生し、接触したナノラミネート構造を破壊させることが可能となっている。他にも殴打武器のスレッジハンマーやショットガンなどが装備されており、あらゆる状況に対応可能となっている。
厄祭戦終結後、本機の所在は不明となっていたが、激戦の地となった月面の調査を任されたウォーレン家により、一部損傷した状態で巨大クレーターの底で発見された。ウォーレン家の所有が正式に認められた後に、当時の技術で厄祭戦当時の姿に修復され、その際に胸部装甲と両肩部のブレードシールドにウォーレン家の象徴として家紋が刻まれている。以後、ウォーレン家が世代を超えて300年近くアスタロトを受け継いできた。
だが、『月鋼』本編の数年前にウォーレン家が経済圏と不正取引していたと発覚し、その不祥事を理由に家の取り潰しの憂き目に遭う。不祥事を起こした家の機体など他のギャラルホルンの貴族が欲するわけもなく、アスタロトはアングラな市場を彷徨い、装備や装甲がバラバラに売却されてしまった。
最終的にアスタロトは、古くからウォーレン家と付き合いが深かったタントテンポの頭目テッド・モルガトンの手に渡るが、もはやフレーム同然の無残な姿となっていた。その後、同じくタントテンポに拾われたウォーレン家の末裔、ヴォルコ・ウォーレンの意向によりパーツの欠損部分が他の機体のパーツで代用され、『月鋼』本編のアスタロトの姿となった。以降、失われたパーツを取り戻し、アスタロトを本来の姿に戻す事がヴォルコの悲願となっている
特殊機能
編集阿頼耶識システム厄祭戦時には装備していたと思われるがその後は不明。
変形可
変型ブレードシールド及びブースター尾翼を展開する事で飛行形態への移行が可能。
武装・必殺攻撃
γナノラミネートソード
機体と同様の真紅の刀身を持つ専用の刀。使用時には右腕部の戦闘ケーブルと接続し、刀身に圧縮したエイハブ粒子を送り込む。これにより刀身面にγナノラミネート反応が発生し、装甲と接触した際にナノラミネート構造を破壊する効果を発揮する。理論上は極めて強力な武装になると考えられていたが、エイハブ粒子の圧縮技術は安定性を欠き、ガンダム・フレーム開発当時の技術を以ってしても成功例は稀少だったため、一般採用は見送られている。現代では完全にロストテクノロジー化している。非使用時にはスレッジハンマーに納められる。
スレッジハンマー
γナノラミネートソードの鞘としても機能する殴打武器。取り回しは良く、この状態でも優れた武装である。非使用時にはサイドスカートにマウントされる。
ショットガン
有効射程が短めに設定された150mm口径ショットガン。高い機動性からの急速接近を得意とする機体のため、中距離で効力を発揮する装備が採用された。非使用時にはサイドスカートにマウントされる。
アスタロト用ライフル
ウォーレン家が管理していた時代からアスタロト用に整備されていたライフル。この武装のみ手元に残った。
可変型ブレードシールド両肩部に装備されている可変型シールド。飛行形態時には可変しウイングとなる。
コメント
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メタリックカラー決まってます(オリジンも再販してほしいですね)(gandam-hand2)
ありがとうございます。
オリジンもそうですが、リナシメントも早くしていただきたいです。
基本的にメタリックで塗装してます。
週末に、秋葉原工作室さんで塗装しガンスタさんにも投稿しております。
HG.RG.MGが中心です。
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