蒼炎〈ｿｳｴﾝ〉

フル装備状態〈最終決戦使用〉   前後
奇襲攻撃のためのフル装備。
上空より降下・滑空し、標的を滅する。
装備されている武器は使い切り式で、徐々に重量を落とし身軽になってゆく。
それぞれの装備は、散っていった友達の機体から拝借した物。
友の無念を背負い、一人最後の戦に向かうのであった。

奇銃 散蒔〈バラマキ〉
奇襲して先ず使われたのはこの二丁。
数打ちゃ当たるが口癖の友の品であった。
散らばる弾丸は、狼狽える警備を片付けるのに十分であった。

撃銃 雄叫〈オタケビ〉
次に堅牢な守りを崩すための拠点への打撃として使用されたのがこの長銃であった。
一撃が必殺になるこれは、隊のまとめ役の友の品。
威力の高いこの銃は拠点の防御装備や制御設備を瓦礫の山と化した。

撹乱弾頭 雲隠〈クモガクレ〉
見張りの目を失った相手は最早、視界に頼る他なかった。
その最後の目を奪うために使用された、言わばスモークグレネードとレーダーチャフの混合弾。
窮地になった時、敵を撒くのに臆病で優しい友がよく使用していた。

変形刃 風車〈カザグルマ〉
四刀一対のこの刃は、組み合わせによって異なる戦法となる。
一本ならばクナイのように、二本ならば双刀にと姿を変える。

そして四刀全てを組み合わせる事で、大手裏剣へと姿を変える。
変幻自在、掴みどころのなかった友の品である。

双刃 粼〈セセラギ〉
音も無く、ただ流れる様に雑兵を落とすその刃は、物静かな友が好んだ品であった。
リーチは極端に狭いが、だからこその痛烈な一撃である。

最後の敵にして最大の仇、二機だけの空間で最後に残ったのは一振の小刀。
最も大切な友、愛した"彼女"の品であった。
［終わりにしよう…貴様も、俺も…］

静かに構えたそれは
愛刀 永久〈オワラズ〉
最高の斬れ味を誇る小刀、斬られた事さえ気が付かずに、いつ終わったかさえ気づかずに終わりを向かえる、そんなこの小刀には皮肉にも永久〈オワラズ〉の名を冠していた。

［終わったよ…みんな…―――――］
戦いは刹那、戦場に咲く花は、確かに強く美しく咲き誇っていた…

良く動きます。
30mmは素晴らしいですね。

風車はこの様に展開して、一本づつ使うもよし、組み合わせて使うもよしです。

［また、残ってしまったな…］