あ〜、またサビて来やったなぁ…
佇む相棒の前で男は呟いた。先の戦争で散った仲間の機体で改修された唯一無二の相棒は、一日、また一日と平和な日々が進む中、ゆっくりと朽ちていく。戦禍を知らぬ我が子らを連れて、相棒と共に今日も穏やかな日常を過ごす。
武装
ヒートホーク(不良品)
赤熱化機能を喪った不良品。その代わりに研いで研いで研ぎまくり、様々な用途で重宝する程、素の状態で格段に切れ味が増したオノ。
嘗て幾多もの敵を葬った斧は、戦後、軍を退役し、便利屋を営む彼の商売道具として今も使われている。
相変わらず赤熱化は使えねぇなぁ…
ん、コレか?これはなぁ、父さんのザクの大事な斧だ!これを使って父さん達は色んなお仕事をするんだぞ〜
はは、この斧も刃毀れしちまったなぁ。帰ったら研ぐかなぁ。お、お前ら父さんの手伝いしてくれるのか!偉いなぁ。父さん嬉しいぞ〜 じゃ、ちょっと父さんと遊んで行くか!
調子乗って子供達を乗せたまま昔の勢いで動き回った結果、嫁に怒られた。美人で有名なウチの嫁だが怒ると怖い。
何だありゃ?
ラサに5thルナが落とされ彼等の住む日本が受けた被害の復興作業をしていたある日、空に虹色の光が見えた。遠い彼方から見えるその光に彼等は魅入っていた。
時は、U.C.0093.3.12。それは後にアクシズショックと呼ばれる現象だった。
ロールアウト当初の姿。左遷される前のザク。このカラーリングは後にある理由で塗り替えられる。同じ姿をしたせいで自身の戦果を当時少佐だったシャア総帥のものと勘違いした上、自分を目の敵にしていた上官を半殺しにして、この後、左遷される。一貫して当時から不良品のヒートホークを装備していた。また、対「艦」ライフルを艦艇よりもMSに対し多用し、しかも、敢えて撃墜しない事で、敵に回収させる手間を発生させていた事でジオン公国軍のみならず、連邦側からも嫌われていた。
在りし日のザク(同一機体)。嘗てのシャア総帥のザクと色がダダ被りした為、現在のペールブルーへとカラーリングが変更された。相変わらずライフルとオノで敵を痛ぶる戦闘スタイルを執るが、これはなるべく戦闘で犠牲になる兵士を減らす優し過ぎる本質を持つ彼の最大限の慈悲であった。
これはアリゾナ戦線で撮られ、唯一現存する写真。この後、戦友の仇である連邦のとある機体との対戦で中破し、現在の姿に改修される。
北米アリゾナ戦線の中で、ペールブルーの塗料が禿げ、元の塗装が露出している状況。ライフルを切り詰め、取り回しを改善。薄青の機体色が白と勘違いされ、ジオンの白い悪魔と呼ばれていた時期もあったが、連邦軍に全く同じ異名を持つパイロットが現れたため、カラーリングの誤解も解けた事と重なり、薄青の怨霊と改称される。ちなみにこの時、連邦の白い悪魔も天パと聞いて自分の偽物だと勘違いした。
その後、アリゾナ戦線から極東アジアのとある島国に配置換えとなる。
ジオンに幸あれ。ジークジオン!
コメント
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色んな機体の存在するかもしれない
試作機や派生元からの過渡期の機体
などのもしもシリーズをメインに製作
したいと考えています。
自分で組んだのはキホン素組みで
飾っています。失敗した時の喪失感
が酷いので改造するのは組み立て済み
の中古品をしようしています。😊
ガンプラはよく動かすので関節等が
すぐクタります。なので、ウチでは
定期的にメンテナンスをする為、
合わせ目消しはしないです。
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