グレイ・ハウンド (重装試験型ジムコマンド)

ジムコマンドの重装備試作実験機

ジムコマンドをベースにオーガスタ研究所の技術者主導で改修が行われている。複数の追加装甲を組み合わせ、機体の剛性を向上させつつ、追加ユニットによって戦術の幅を広げる目的で改修されている。S型装備と呼ばれるタイプのユニットは、おもに火力と対空戦闘能力の向上を目的とした構成になっている。ベースとなった機体とパイロットは同部隊所属のものと同じ、一年戦争時北米大陸に展開した非公式部隊所属とされている。ジオン残党を狩る猟犬の意と

、ダークグレーを基調とするカラーリングから「グレイ・ハウンド」の通称が用いられる。

背部

ユニット接続のため、ベースとなるバックパックはD型ジムと同型のものに差し替えられ、さらに改造されている。スラスターは単発式の強化型に変更され、増加した重量に対応する。

S型装備「space control unit」

火力と空間戦闘能力の向上により、戦闘空域を制圧。完了後は上空から地上部隊の火力支援を行うというコンセプトの装備。フェロウブースターなどと同規格になっており、理論上他の連邦機体にも流用が可能。追加装甲により増加した機体でも十分な高度維持が可能だが、SFSのような運用を行うと推力不足で戦闘機動が不可能となる。そのため制圧後の撤退時に限られ、その他のタイミングで行うと敵からは格好の的となる。

ハイパーバズーカ

一年戦争時のモデルから火力そのままに量産製の高められたモデルを装備している。

100㎜マシンガン

当初はガンダム5号機と同様のガトリングが装備される予定だったが、重量の増加と空間戦闘時の反動抑制が上手くいかず、代用装備として採用されている。マガジンラックようにサイドアーマーが陸戦型系列と同じものに変更されている。

軽量・安価で用意に弾幕を形成できるため、地上部隊では重宝された。

40ミリ4連装ボップ・ミサイル・ランチャー

射程20キロ。サブアームを介してバックパックから前方に向けて装備されている。

ガンタンクからの流用装備でフレキシブルアームによって自由な射各がとれる。S型装備のプロペラに干渉しないよう、前後に倒れるようになっている。

アーマーパージ状態

チョバムアーマーと背部ユニットはパージ可能。軽量化した本体と強化スラスターによって運動性が格段に向上する。

ビームスプレーガン

連射能力向上モデル

ビームサーベル

ジムコマンド系列共通タイプ

ノーマルタイプのジムコマンドと

格納庫内 (増加装甲オミット)

格納庫内 (増加装甲装着)

小隊行動時