妄想戦線
一年戦争末期に戦線投入された陸戦型フルアーマーシリーズの一体、何故支援機の色が濃いキャノンタイプをフルアーマーにする必要があるのかという疑問が出るが、実はこの機体がもっとも威力を発揮するのがむしろ乱戦のような複数相手とのインファイトの世界だからである。
それはこの機体に実装されたケルベロスと呼ばれるシステムによるのだが、簡単に言えば部分的なニュータイプ能力の機械的な再現である。
一年戦争末期にはある程度の認知度を得たニュータイプであるが、その特異な能力のひとつに高度な空間認識能力がある。
高レベルのニュータイプになれば、小さな前面モニターしかないのに背後からの不意打ちさえ対処してしまう。
これを機械的に再現するため、二門のキャノンにはオートとマニュアルの二つのモードが存在する。
マニュアルならば通常のそれとなんら代わるところは無いが、オートモードの場合、搭載されたセンサーが自動でパイロットの死角の索敵と照準を補助する。
そのためこの陸戦型ジムキャノンの砲は他のものと比べてフレキシブルな動きが出来るように設計されているが、ガン・ターレットを二門背負った状態になると考えれば分かりやすいだろう。
暴走やフレンドリーファイアを防ぐため、トリガーはパイロットに委ねられているが、それでも心理的負担の軽減は計り知れない。
また。頭部のバイザーによって熱・赤外線・望遠など視覚の強化も図られているので。狙撃のような兵装とも相性が良い。
レッドアイズの通称はバイザーとセンサーが赤い色をしているところから来ている。
ちなみに、両手に盾を装備しているのは完全に専任パイロットの趣味である。
片手で受け、反対側の盾で殴るという戦い方を好んでいたと言われる。
そのために銃器の長さを抑えるように注文さえしたらしい。
証拠として、この機体にはビームサーベルの装備が無いらしい。
当然だが盾の損耗が激しく、頻繁に補充要請が出ていたと記録にあるので、無茶苦茶な話であるが、おそらくは全て事実であろう。
陸戦型ジムを改造しました。
唯一の不満はバイザーが顔に密着していないところですが、それをしようとしたら稼動部分の間接をもうひとつ増やすしかないのにそんなスペースは無いので断念しました。
設定もがんばって考えました。
フルアーマーの重装甲は大好きです。
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しがないプラモ好きですが、頑張って作ったのでよかったら見て行ってください。
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タイトルにある言葉がすべてです。