ガンスタユーザーの皆様、特に私をフォローしてくださっている皆様、大変ご無沙汰しております。
 昨年の10月から外国へ旅に出ていましたが、今週、予定していたすべての国+α数ヶ国、合計25ヶ国を回り、地球をぐるっと横に(ほぼ)一周して、とうとう日本に帰ってきました。
 もちろん、全てが予定通り、というワケにはいきませんでした。 本来ならこの1年の間、台湾から一度帰国するだけで、あとはずっと外国を旅する予定でしたが、今年の1月にこちらのモーメント改めつぶやきで投稿した通り、モロッコでスマートフォンを奪われ、どうにもならなくなって最初の帰国となりました。
 他にも、ビザの取得に失敗して(何しろビザなんてモノを取るのは初めてだったので)インドへの出発が遅れたり、シェンゲン協定(ざっくり言うと、外国人はEU圏内の国には最大3ヶ月までしか滞在できず、しかもその後再びヨーロッパの国に入国できるのは半年後以降、という決まりです)のため当初決めたルートを大幅に変更せざるを得なくなったりと、トラブルの連続でした。
 しかしそれでも、何度か日本に帰国しながらも、夢だった世界をぐるっと横に一周する、という目標は達成することができました。
 
「逃げずに進んだことできっと 掴めるものが沢山あるよ」
「水星の魔女」シーズン1のOP、そして、感動の最終回を彩ってくれたYOASOBIさんの楽曲「祝福」の歌詞の通り、9ヶ月前のモロッコにおけるスマホ強奪事件やその他多くのトラブルに見舞われても旅から逃げず前に進み続けたことで、本当に多くのモノを掴み取ることができた一年だったと心から思います。
 いつかは訪れたいと思っていた東南アジアの国々では、タイの屋台で昆虫食の食べ歩きをしたり(ちなみに一番おいしかったのは、小さいヘビの丸焼きと30センチ以上ある巨大ムカデの串焼きでした。逆に、昔のバラエティ番組なんかで罰ゲームとして芸人さんが食べていたタガメは・・・もう一度食べたいとは思いませんね・・・)、大自然に囲まれたラオスの川で文字通りパンツ一丁になって川に飛び込んで泳いだりといった、日本ではまず経験できないようなことが沢山体験できました。
 とんでもない苦労をしてやっとビザを取得し、意気揚々と向かったインドでは「本当に街中を牛が歩いてる(しかも田舎ではなく、首都デリーの結構な都会の道路)!」「本当にインドの食事ってカレーばっかりなんだ(宿で出される食事は毎日三食カレーでした)! しかも現地のインド人、本当に手でカレー食べてる(ちなみにインドのカレーは、日本の味噌汁くらいの粘度、ご飯はいわゆるインディカ米のため、おにぎりが握れないくらいパラパラで、私はどうやっても手で食べられませんでした)!!」といった感じで「日本人が勝手に抱いているステレオタイプ」だと思っていたインドのイメージが割とそのまんまで、かえってカルチャーショックを受けました(笑)。
 西海岸のカリフォルニアから東の端のニューヨークまで、1ヶ月半かけて陸路のみでアメリカを横断し終えたときは、何とも言えない達成感を味わうことができました(丁度ホワイトベースの航路と逆回りですね)。
 ちなみに、上の写真はカリフォルニアはサンフランシスコのお店で見かけたガンプラです。 ヨーロッパやアジアと違い、アメリカでは日本のアニメはそこまで人気ではないという話も聞いたことがありましたが、ちゃんとファンの方もいるようで嬉しくなりました。
 ニューヨークから飛行機でイタリアに渡り、再びのヨーロッパでは、到着して早々、ローマの宿でベランダからスマートフォンを落としてしまい、画面がこれ以上ないくらいヒビだらけになって使えなくなる、というとんでもないドジをやらかしたりもしました(前回のモロッコでの経験から、今回は数年前まで使っていた旧型のスマホを予備として持って行っていたので、何とか旅自体は継続することができました)。
 他にも、予約したバスや列車に乗り損ねて公園などで野宿したことも一度や二度ではありません。
 予備として持って行ったスマホが古いためかしょっちゅう勝手に再起動し、苦労して入力したバスの予約がパァになり、また一から入力し直しになったときは、さすがにかなり凹みました・・・。
 しかしそんな中でも、出会った見知らぬ人に助けられる機会もたくさんありました。
 ルーマニアのブラショフという街(「ドラキュラ伝説」の元ネタになった、ブラン城というお城がある街です)から首都ブカレストへ向かう際、列車で同席になった家族連れは、親切にも車内販売のキイチゴを奢ってくれたり、(おそらく私が被っていた帽子があまりにもボロだったため)自分の帽子を譲ってくれたり、ブカレストのオススメ観光スポットを教えてくれたりと、本当にお世話になりました。
 ハンガリーはブダペストの宿で仲良くなったイタリア人の若者たちとは日本のアニメの話題で盛り上がり、奢ってくれたビールを飲みながらワンピースの「ウィーアー!」を大合唱したりもしました。
 他にも、バスステーションを目指して歩いていると、通りかかった全く知らないおじさんが袋一杯の果物を分けてくれたりと、本当にたくさんの人に支えられ、旅を完遂することができました。
 これまでテレビや本、歴史や地理の資料集でしか見たことがなかった各国の名所、本物の銃や戦車が展示されている多くの軍事博物館を見物できたことも、大きな収穫です。
 何より「世界中どんな場所でも、行こうと思えば行けるんだ」ということを心から実感できたのは、この旅での大きな成果でした。
 逃げずに進んだことで、沢山のものを掴み取ることができた、そんな一年にわたる旅でした。
 さて、これにて旅は終了ですが、これからは旅の荷物の後片付けと並行して、少しずつガンプラ製作も再開していきたいと思います。 手始めに、今年の春に一時帰国した際にひそかにいじっていた作品をこのあとすぐ投稿したいと思います。 何とか残暑が厳しい「夏」の間に投稿することができそうなので、よろしければそちらも是非ご覧になってください。
Zoo
 
                       
                                                     
                       
                          



 
                           
                       
                         
                       
                         
                       
                                                     
                                                     
                       
                                                     
                       
                          



 
                           
                          



 
                           
                       
                       
                       
                       
                         
                       
                         
                         
                       
                                                     
                       
                                                     
                         
                       
                       
                                                    