旧キットのイロプラ版Gアーマーです。劇中の雰囲気とキットの良さを損なわないように制作しました。今回もパッと見は素組みとの違いが分かりにくいですが色々と手を加えてあります。
キットの感想
Gアーマーの模型は今までに旧キット1/144版、イロプラ1/250版、HGUC版、MG版の4種類が発売されましたが、この中でもイロプラ版の素晴らしいところは旧キット1/144版の様に二次元の嘘を取り入れる事なく劇中の雰囲気を最も再現しているところかと思います。HGUC版やMG版の様な緻密なディテールは無く必要最低限のディテールでありながら、各部のバランスが非常にいい造形です。更にこのキットはこのサイズで合体変形ギミックを備えたガンプラ史上最小のコアファイターが付いてきます。旧キットという事で最近のキットに慣れた人には若干制作難易度が高いですが、各形態への変形合体を手頃なサイズで楽しめる素晴らしいキットです。
制作のポイント
このキットはガンプラ史上最小のコアファイターが付いている事がウリの一つですが、組立説明書通りに作るとコアブロックにしてガンダムの上半身に格納すると取れなくなってしまうという致命的な問題や、変形合体ギミックを実現させるためにコアファイターの機首の造形がショボい等、色々と改善した方がいい部分がいくつかあります。またアクションベースにも非対応なので飛行状態で飾るための工作をしてあげるのもいいと思います。
必要最低限のディテールしか無いので、HG版やMG版のディテールを再現してみたり、ガンダムさんのフル可動化をしてみたり等、色々と手を入れる余地が沢山あって制作が楽しめるかと思います。
この完成品の見所
上記したいくつかの問題点を解決するために色々と手を加えました。
このキットは各部要接着なので、各部塗装後に組み立てられるようにスナップフィット化しました。
次にこのキット最大の致命点であるコアブロックが取り出せない問題とコアファイターの機首がショボい問題を解決するために、ダミーのコアブロックを作り、コアファイターは機首部分をスクラッチして飛行状態固定としました。
更にキャタピラユニットを各形態で固定させるためのフックが機体下部に存在するんですが、見栄えが良くないので切り飛ばして磁石による接続に変更しました。
他にも合体変形を綺麗に出来る様に内部フレームを作ったり等目に見えない部分で色々と手を加えてあります。
また、組立説明書では解説されてませんが、ガンダムスカイ(ガンダムMA)形態も標準で実現可能ですが、そのままだと腕も動かずに寂しいので可動する腕やビームライフルやビームサーベル等の武装もスクラッチしてみました。
塗装は基本塗装をした後で水溶性色鉛筆で墨入れと若干のグラデを入れて全体をマットヴァーニッシュでコートしただけです。
今回はデカールを使いませんでした。
使用した塗料や、後ハメ加工の詳細などに興味があれば、私のブログ「なにとぞ」にて製作記事やらここで紹介しきれなかった別の画像等がまだまだありますので、よろしければそちらも合わせて御覧くださいませ。
Gアーマーを下から見た状態
キャタピラユニットに穴を空けてアクションベースに対応させました。
Gファイター形態です。
この画像では見えませんが、キットのままだと機体下部に存在しているキャタピラユニットを固定するためのフックが目立つのでカットしてスッキリさせてます。
Gファイター(キャタピラ付き)形態です。
キットのままだとGアーマーのAパーツ部分にキャタピラユニット接続用のフックが見えてしまうんですが、カットしてあるのでスッキリしてます。
コアファイターです。
キット付属の機首は変形合体を実現させるために造形がショボくなってしまっているので、プラバンを積層してスクラッチしました。
また、変形合体させる必要が無くなったので飛行状態で固定としました。
Gスカイ形態です。
ガンダムさんの脚部はキットのものを使用せずに角プラパイプでスクラッチして、GアーマーのBパーツに作った内部フレームに固定出来るようになってます。
コアファイターとの接続用のアタッチメントもスクラッチしました。
Gスカイイージー形態です。
Gスカイ形態と同様にコアファイターとの接続方法を変更してます。
Gブル形態です。
この形態用にコアブロックをスクラッチしました。これで変形させたコアファイターが取り出せない問題が解決されました。
またキットにはビームライフルは付属していないのでビームライフルをプラ材でスクラッチしました。
シールドの接続方法はそのままだと肩アーマーの塗装がハゲそうだったので別の方法に変更しました。この画像では見えませんけど。
Gブルイージー形態です。
ガンダムスカイ(ガンダムMA)形態です。
ザクレロ(1/250)さんと並べられるように色々と手を加えました。
腕やビームライフルやビームサーベルだけでなく、シールドマウンタを2種類作ったり、V字アンテナをプラ材で作り直したりしました。
旧キット特有の上下に潰れたプロポーションを改善するために、色が違う部分でカットしてプラ材で上下に延長したり、腰を回転できる様にしました。
各パーツを並べてみました。
塗装後に組み立てられるように、また各形態でしっかりと接続できるようにって事で作った内部フレームやらマウンターやらが色々あるのが分かるかと思います。
他にもここでは紹介しきれなかった製作途中の画像や沢山の完成画像等は「なにとぞ」にて公開してありますので、興味があればどうぞ。
劇中の雰囲気とキットの良さを大切にGアーマーを制作しました
コメント
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1枚めのたたずまいに、心もってかれてしまいました。
フォロー行きますので、なにとぞ宜しくお願いします。
17hh70さん、コメントありがとうございます。
地味〜な完成品で恐縮ですが、気に入っていただけたようで嬉しいです(*^^*)
アラフィフのガンプラ大好きっ子(おっさんですが)です。HGUCを主に作ります。グリプス戦役や0083が大好物で、現在グリプス戦役MSコンプリート計画遂行中です。
ブログ(模型Only)は今のところほぼ毎日更新しております。牛歩ですけどね(^^;
現在ファレホ・シタデル奮闘中。サンプルもブログ上で色々取り揃えております。参考になるか分かりませんけどね(^^;
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