今回イメージしているのはこんなシーンです。そうもう皆さんもご存知のあのシーン。「ジェットストリームアタック」です。
アムロのガンダムがガイアのドムを・・・「おー、俺を踏み台にしたー!」そして、マッシュのドムにガンダムのビームサーベルが突き刺さる!そしてガンダムの頭上をかばうようにマチルダのミデアが覆いかぶさり、
オルテガのドムを地面に叩き付けようとする。マッシュのドムはガンダムのビームサーベルで一刀両断!大爆発を起こす。ミデア機もまたオルテガのドムの反撃に会い敢え無く爆発してしまいます。そんな「黒い三連星のトリプルドムのジェットストリームアタック」を制作したいと考えました。
今回は黒い三連星の繰るドムがアムロのガンダムにジェットストリームアタックをかけて苦しめるシーンのビネットを制作してみました。
3体のドムのそれぞれのビネットを並べるとジェットストリームアタックが出来上がる仕組みです。(市販でよくありますね)ネタパクリではありません。・・・と言われても仕方ありませんが・・・私的な考えは大きなベースでは後で保管する時に融通が利きにくい所にあるからです。私は完成品をカラーBOXに飾っていますので幅に限りがあります。また新たな完成品が出来上がった時に場所替えをする(同じ場所に置かず気分を変えて展示品をローテンションして自分で楽しんでいます)際に大きいと何かと不便なので私にとっては都合の良いのがビネットなのです。
側面から。ドムは地上用の重MSでその移動手段として「ホバーリング」方法を取っています。今回足裏はキットのままですが3機ともホバーリング状態を表現するために得意の脱脂綿を使用し土煙を表現してみました。
ガンダムが空中に飛んだ状態にするために左ひざにピンバイスで穴を明け真鍮線を取り付け、ドムの胸部にも穴を明けこれを固定。真鍮線が見えないように爆風をイメージした脱脂綿で覆い、誘爆の雰囲気を出すために油性マジックの赤色で色付けしました。
ガイア機はサーベルを持たせています。サーベル部分はジャンクBOXに有ったクリアーなサーベルから差し替えて流用しました。
マッシュのドムには破損ディテールを施しています。ガンダムのビームサーベルがマッシュのドムの胸部に突き刺さり、誘爆でコクピットハッチが開き、そこから爆風が飛び出てきている風にしてみました。
オルテガ機はジャンプして上からアムロのガンダムに襲い掛かろうとしていますので少し高めに固定しています。固定はベースに真鍮線で固定。線を隠すために脱脂綿でジャンプ煙を表現しています。
オルテガ機は劇中では何も持っていませんが模型的に寂しく感じたのでビームサーベルを持たせています。サーベルはガイア機と同じものです。
1/144 FGガンダムを今回使用しました。
最後にもう一度「ジェットストリームアタック」をどうぞ。
まずはガイアのドムから。今回の改修としては、まず頭部。モノアイ部分をくり抜き、中にエポパテで作った円柱状のパーツを作成。ちなみに原型は旧キット 1/144 Sガンダムのブースターのバーニアパーツを型思いでコピー。モノアイ部を3.0のピンバイスで穴あけ。キットにはアルミ線で固定しています。
次に拳。キットの拳は「とにかくデカイ!」感じがしたので、ジャンクBOXに有ったHGUC 1/144 量産型ゲルググの右手(握り手)と左手(開き手)を流用しています。ちなみにマッシュ、オルテガ用にもこのパーツを型思いを使用しエポパテにてコピーしたものを使用します。
ビームサーベルはキットの物は使用せず、ジャンクBOXに有ったブルーのビームサーベル(何のモノかは不明。持ち手が角形になっていますが)を使用。持ち手部だけは後で変更するかもしれません。
側面から。
次にマッシュのドム。全体的な改修はガイア機と同じ。その後の追加改修としては全体的にプラ板でちょこデコしています。そしてマッシュ機は「破損状態」にしたかったので、胸部にピンバイスで穴を明け、ビームサーベルで貫かれた感じに周辺にもエポパテを盛り雰囲気を出してみました。
TVとは少し違うかもしれませんが、私のイメージとして今回の作品ではコクピットを貫くのではなく胸部を貫いた感じにしています。(アムロの得意技はコクピット打ち)その代りに誘爆でコクピットハッチが開いた状態にして模型としての変化をつけてみました。ハッチは市販パーツのハッチを使用。若干形状を変えています。
オルテガ機はTVでは何も武器を持たない状態で再度のジェットストリームアタックを仕掛けにきます。(たぶんです。間違っていたらすみません)でもそれでは模型的に寂しいのでビームサーベルを持たせることにしました。
オルテガ機はビームサーベルを大きく上から振り下ろすような格好でガンダムに襲い掛かろうとするそんな感じしてみました。
両肩の所はノコでㇵの字切。体の前の方で手が重なる感じに体を切りました。切り出した肩部が段が出来たのでプラ板でボディーを再度整形しました。少し設定から外れています。
今回はこのFGガンダムを使用しました。旧キットではないですが、真新しい見慣れたディテールで組み立て内容がモナカキット。いい意味で旧キットなのかな?しかしかっこいいですこのキット。
動きがあるポーズにしたかったので、左足の腰フロントアーマーを切り離し膝を曲げて大きく動いているようにしました。
盾は旧キットから流用。バズによる砲撃で半分破壊された形状にしています。盾の裏側もプラ板でちょこデコしています。
持ち手はFGの盾用を使用しています。
FGキットは最新キット風のディテールが施されているのですが、あえて旧キット寄りに近づけたかったので胸部インテーク周りは少し削り落として旧キット風に。全体的にエッジ部を少し落として丸くしています。
武器のビームサーベルもキットは同色一体成型なのですが、今回はジャンクBOXに有ったHGUC 1/144 寒冷地GMのハンドパーツを使用。
ビームサーベルの持ち手が一体成型されたものに交換しました。同じくサーベル部分もクリアパーツ(同、寒冷地GM)を使用しています。
FGキットの足裏は再現されていないので市販バーニアとプラ板でディテールUPしてみました。
今回の台座はこのようになっています。ベースは100均のコレクションケースの台座部分。その上に100均のスチレンボードを切出し、木工用ボンドで固定。さらに上から100均購入の木粉ねんどをべたべたと盛り付け。固定には木工用ボンドを使用。あと木片チップやらカラー砂などを散りばめています。次に情景用の木「針葉樹」風は100均で購入した台所用ブラシ(水筒などを洗う長いヤツ)を所々でカットし針葉樹風にブラシ部分をカットしやや下向き加減にブラシを癖づけしています。細かい木は100均購入の樹脂製のグリーン(模造草)を部分的に切り取り使用。葉の部分は鉄道模型用のスポンジ?(名前わかりませんでしたスミマセン。)
を使用。固定は木工用ボンドで固定しています。
また地表に草の表現として鉄道模型用のカラーパウダーを使用し水で薄めた木工用ボンドで固定しました。ブラシでの針葉樹作りはネットで見て参考にさせていただきました。
3つとも地表形状は変えていますが作り方は同じです。針葉樹の先がブラシの本体のねじれが見えているのはご愛嬌です。中々ブラシ本体の金属が固くて処理がしにくかったのが正直な感想です。ほんとベース作りには100均グッズは強い味方です。財布に優しい!
やってみて悔いなし!でしたがやはり同じキットを3体作るのは気持ち的にしんどかったです。ですが思い出に残る作品になりました。
TVで見たあのシーンを作りたい思いだけで制作しました。
コメント
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かわまるさんの制作哲学に、大賛成です。
コメントありがとうございました。またお褒めの言葉もありがとうございました。
コメント失礼します。
いや〜、壮観ですね!
ホバー表現も最高です。私もドムのジオラマを制作する機会があれば、参考にさせていただきます。
それにしても、旧キットドム3機とは、うらやましいです。再販されないかな…。
コメントありがとうございました。確かに今では中々旧キットも見かけませんね。この当時は何とか手に入った感じでした。RX78さんもドム手に入れたらぜひジオラマ作ってみて下さいね。
皆さん、初めまして。田舎おやじのかわまるです。模型作りが好きです。
ガンプラもこれまでたくさん制作しましたので、過去の作品も含めてUP
していきたいと思います。宜しくお願い致します。
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