HGUCじゃない旧キットの1/144 ガーベラテトラを各所改修しながらこさえました。
1992年6月発売だそうで、30年以上前のキットということになります。旧キットのレトロ感や懐かしさを感じながらの、エモくて楽しい制作になりました。
最初はHGUCの同機体を作ろうかとも考えたのですが、あたしは故あれば(旧キットに)裏切るのさッ!
HGUCに比べると、全体的にどっちゃりとした印象。スタイリッシュが好まれる現代社会に、どうですこの太ましさ。BMIもさぞ高かろうに。
個人的にはこれはこれで好みのシルエットだったので、プロポーション自体に大きな改修は施していません。
元々はオレンジ単色の機体。ただそれだと表面が間延びした印象になりそうだったのと、「あんた、塗装でサボりやがったね!」とシーマ様から罵られるのが怖かったので、ベースのオレンジ、濃いオレンジ、ピンク系の3色で塗り分けました。
バックショット。今回のトップコートは光沢を選択。
メタルパーツを使ってツヤテカで仕上げ、敢えておもちゃっぽさを出していくスタイルにここ最近ハマってます。
つや消し至上主義からの脱却。
この支配からの卒業。
盗んだゲルルグマリーネで走り出す、行く先もわからぬまま。
長さだけならZガンダムのハイパー・メガ・ランチャーにも引けを取らないビームマシンガン。てか、マシンガンなのに長過ぎる。絶対にスケールおかしい。
30年前ってこういう時代でしたっけ? 「長いが正義」みたいな?
胴体は極めてシンプルな前後モナカの2パーツ構成。もちろん穴が空いてるとかディテールで段差がついてるなんて、そんなオサレな要素は皆無です。
そのため、一旦ノコでパーツをバラバラにし、両肩や胸のエアインテークっぽい箇所は穴を開けたり、おっぱい部分のダクトをコトブキヤのダクトに差し替えたりと、細かい改修をしました。
裏打ちがなくスッカスカな箇所は、プラバンやジャンクパーツ、ポリパテで埋めました。
それほど見えない場所かもしれないし、そんな改修に力入れる必要はないのかもしれません。ただ、神は見ているのです。――そんなのと同じようなことをイタリアの何かえらい彫刻家が言ってたような気がしますが忘れました。
ちなみにこの子、1/144とは思えないほどに大きな図体しています。1/100まではいかないにしても、1/120ぐらいはありそう。子どもの頃から美味しいものをたくさん食べて、いっぱいお昼寝して育ったんでしょう。
EG 1/144 RX-78-2 ガンダムと並べると、その規格外な大きさがよくわかります。てか、ガンダムのビームライフルとガーベラのビームマシンガン、絶対同じスケールじゃないわこれ。
肉抜き穴を埋める作業では、プラバンとポリパテが大活躍。
そういえば、複数の液剤を混ぜるからポリ(POLY=多数)パテなんだとこないだ気づきました。今更感。
昔のキットなので、密度を上げるためのディテールやスジなんてものは存在しません。
そのためスジボリはわりと多めに追加しています。おかげ様でスジボリの技術レベルが1上がりました。テレレレッテッテレー。
肩から伸びるスタビライザーの先が、優しく丸く円系になっていたので、「そんな優しさなど私には要らぬ!」とばかりに、真鍮線で軸を作り、瞬間接着剤でコーティングして延長し、ヤスリがけしてピンピンに尖らせました。
全体の改修が終わったら、500番の捨てサフを吹いて、1000番までヤスリがけして表面処理。
この作業が気持ちよかった……!
塗装はマスキングしまくりーの剥がしまくりーの。
手間はかかるし苦手な作業ですけど、マステをぺりぺり剥がすときの快感は、そんな苦手意識をすっ飛ばすほど素敵。気持ちいい。こんな快感、初めて。次もまたマスキングしたい、やだもう待ってられない、すぐにマスキングしたい、はやくマスキングさせてよ、ねぇ、ねぇってば!
30年以上前の旧キット 1/144 ガーベラテトラを、エモさやレトロ感を楽しみながら制作しました。
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