「ヤクーツク戦線！」 1/144ジオラマ

グフが接近戦に持ち込んでフィンガーバルカンの威嚇射撃からヒートホークでジムキャノンの腕を切り落して勝負がついたところをジオラマで再現しました。

ジムキャノンはMSVのキットではなく、旧キットのジムをベースに中学生の低いテクニックで改造にチャレンジしています。脚部はプラ板を利用して造形、肩のキャノンは筆？の木の棒を芯としてプラパイプを挿入して作った記憶があります。頭部のメインカメラも一度カメラ部をくりぬいて透明プラ板をヒートプレスしたと思います。ダメージ加工にも初挑戦しました。下手ですがキットを改造する事が出来て、一人前？のモデラーになった気分を味わってました。

グフはフィンガーバルカンの指先に穴をあけた以外は、ほぼノーマルに組み立てたました。カラーリングはオリジナルの寒冷地仕様にしたのか、書籍に載っていた配色を参考にしたのかは忘れました。

製作した当時はジムキャノンのふんどし部分にNゲージのフィギアを改造して作ったホールドアップした連邦のパイロットを配置していましたが、今はどこかにいってしまいました。

ウェザリングはタミヤのエナメル塗料のホワイトを使用して積雪表現を試みました。ただ、ウェザリングをやりすぎてモビルスーツが真っ白になってしまいました。機体のベース色がほとんどわかりません。ただ唯一、ヒートホークだけは熱で雪が溶けているようにしています。

ジオラマ製作について

・ベースは発泡スチロールに石膏を流して地形を形成しました。

・樹木はHTBGの製作記事の通りにプラ棒を加工して作ったと思います。

・積雪は当時販売していたタミヤ情景スプレー（雪）を使用しました。情景スプレーはパウダー状の粒子が散布できるので雪表現がとてもリアルになって感動したことを覚えています。ただ今は作ってから39年も経っているので、スプレーの粒子かホコリが積もっているのか区別がつきません。

最近、プロモデラーの林哲平さんがホビージャパンの誌面で、「U.C.0079積雪ジオラマ」を再現された記事を読んだ時には、当時のあの作品に注目及び共感されている人と遭遇した感じになり心が熱くなりました。それに加えて、X（旧Twitter）でこの作品をツイートした時に林さんから直接コメントを頂いた時は非常に嬉しかったです。お忙しいところ、丁寧な返信を頂き感謝です。

この頃はお金も工具も材料もありませんでしたが、プラモに対する情熱と夢はいっぱいありました！今見れば拙作ですが、プラモスピリットが詰まっていると思います。恥ずかしながらこの作品を第26回オラザク選手権に応募して、切手サイズで誌面に掲載して頂くことで、子供の頃の気持ちに一区切りつけることが出来ました。