出雲の戦い ヤマタノオロチ伝説

ヤマタノオロチとスサノオノミコトの対峙

ヤマタノオロチが見下ろす。スサノオノミコトが剣を振り上げる。

全体の配色を考えると、多色を採用すると情報が多すぎてしまうので、ジオラマのベースはグレー、ヤマタノオロチは赤、スサノヲノミコトは赤、黒、白を採用して落ち着いた雰囲気にまとめています。

逆サイドからの全景

スサノヲノミコトがヤマタノオロチを見上げる構図。

ヤマタノオロチは全身赤色にしました。特撮にあったオロチと被ってしまうけど、ベージュや青でテスト塗装したところ、何か迫力がなく、結局赤にベージュでグラデーションという配色に落ち着きました。塗装はグレーサフの上にブライトレッドを塗り、その上からクリアーレッドを塗ってコントラストをつけています。そのあとグレーで墨入れ、黒でウォッシングして、最後にウェザリングで汚しを入れています。

ヤマタノオロチは首の多さから重心が前に集中し、倒れこんでしまうので、体と尻尾で引っ張るように重心をとりました。気が付けば八つの首を支えるために体と尻尾がどんどん大きくなりました‥

ヤマタノオロチの上から。首と尻尾を伸ばすと、全長は80cmにもなります。なので尻尾を曲げて何とかベース(50×40cm)に収まりました。

剣を構えるスサノオノミコト。

一度完成したヤマタノオロチの全身。納得がいかず、このあとさらに手を加えることに‥

改修前の尾。尾だけでも一般的なMGサイズのキットよりも長いです。並みのHGなら一振り！

製作初期段階。1/100グシオンと1/144グシオンをこれでもかってくらいミキシングして胴体を作ります。首の根元が1/144グシオンの足です。尻尾はMGズゴックの腕と足をつないでそれっぽく。足首は巨体を支えるため、デビルガンダムのものに決定。

頭はジーエンアルトロンの狼ヘッドにジーエンアルトロンのクロー部分を後ろ向きに張り付けて作成。さらに口の中に牙、鼻先に角も追加しています。これに1/100と1/144のイージスガンダムの手足をつなげて首としました。これを８つ作成‥

首は首の自重を支えるため、根元に向かって太くしています。キリンさんの首と一緒ですね。ちなみにキングギドラの首は太さが均一なので自然界で存在するには難しいと思います。

足や首の位置を調整しながら、さらに全体のバランスを整えます。尻尾の先はズゴッククローにジーエンアルトロンの羽をつけて禍々しさを表現。ちなみに体と尻尾の付け根には、自重を支えるための重りが仕込んであります。重りがないと首の重さで前にへたってしまいます。

それと今回のヤマタノオロチの作成にあたり、キリンやゾウ、恐竜などの体のつくりを観察し、その形態をミキシングに活かすことで、自然体なフォルムとなるように心がけました。

各関節が稼働可能なため、伏せのポーズも可能。

ヤマタノオロチの伏せ、ちょっとかわいい‥！

一度完成するも、禍々しさに欠けるため一部改修を決定！

スパイクパーツを中心にディティールアップ、このあと再塗装。

全身で70本以上のスパイクを埋め込むことに・・ちなみにスパイクは塗装も考えて全て取り外しが可能なように工作してます。

ついでにボディ内部に重りを追加し、重心をさらに安定化。

遊び心で胸には梵字の“辰″の文字を入れたりして‥

スサノオノミコトは鎧を着ているようなイメージにするためビルドバーニングガンダムと神バーニングガンダムをミキシングして作成。手持ちの剣は”銅のつるぎ”風にするため、オルフェンズシリーズのソードに変更。塗装は黒赤でスタイリッシュなイメージに。

スサノオノミコトの紹介がこれだけになっちゃった‥

最後までご覧いただき、ありがとうございました。