RG フリーダム(Ver GCP)

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ザフトが鹵獲した地球連合軍の初期GAT-Xシリーズ(G兵器)のデータをもとに開発された核機動MS[23][注 4][注 5][注 6]。パトリックの勅命のもとで極秘に開発計画が進行し、X09AとともにC.E.71年4月1日にロールアウトした。同日、プラント最高評議会議長に就任したパトリックによって「ナチュラルに“正義”の鉄槌を下し、コーディネイターの真の“自由”を勝ち取る最終決戦の旗印」と位置付けられ、「自由」(フリーダム)という名を与えられた[24][注 7][注 8]。

G兵器を奪取したザフトは、フリーダムを連合軍との対MS戦闘を想定した高性能機として完成させた[14][注 9][注 10]。ザフト統合設計局を形成する主要3局が合同で開発に当たった「ZGMF-600 ゲイツ」をベースとしつつ、ザフトの技術にG兵器から入手した新技術(高出力ジェネレーター、ビーム兵器、PS装甲など)を取り入れて開発が行われた。本機の高いパフォーマンスは、ザフトの最新技術と連合軍のG兵器の技術が融合することで初めて成り立ったとされる[33]。

G兵器を奪取したザフトは、フリーダムを連合軍との対MS戦闘を想定した高性能機として完成させた[14][注 9][注 10]。ザフト統合設計局を形成する主要3局が合同で開発に当たった「ZGMF-600 ゲイツ」をベースとしつつ、ザフトの技術にG兵器から入手した新技術(高出力ジェネレーター、ビーム兵器、PS装甲など)を取り入れて開発が行われた。本機の高いパフォーマンスは、ザフトの最新技術と連合軍のG兵器の技術が融合することで初めて成り立ったとされる[33]。

全領域の戦闘環境下において単機で多数の敵機と相対することを目的としており、単独での大気圏突入から高機動空中戦への移行を可能とする高い適応能力と汎用性をもちながらも、マルチロックオンシステムを駆使した火器などにより複数の敵機を同時に無力化することが可能[28][注 14]。従来のMSでは考えらない多数の火器と大火力を有しており、これほどの武装が盛り込まれたMSはC.E.戦史上空前であるが、一方で宇宙空間・大気圏内の両方で超高機動MS[33]でもある。これによって本機は攻防両面において傑出した性能をもち、単独で戦局を左右する威力を秘めた当代最強のMSといえる[17]。傑出した性能ゆえに操縦も非常にむずかしく、その性能を最大限に引き出すには、単独で多数の敵機と相対した場合における錯綜した状況を瞬時に把握・判断し複雑な機動を予測する高度な空間認識能力を備えつつ、本機の複雑なシステムを運用し使いこなすことができるという[41][42]、コーディネイターのなかでも特に優れた能力が必要とされる[43][注 15]。

全領域の戦闘環境下において単機で多数の敵機と相対することを目的としており、単独での大気圏突入から高機動空中戦への移行を可能とする高い適応能力と汎用性をもちながらも、マルチロックオンシステムを駆使した火器などにより複数の敵機を同時に無力化することが可能[28][注 14]。

従来のMSでは考えらない多数の火器と大火力を有しており、これほどの武装が盛り込まれたMSはC.E.戦史上空前であるが、一方で宇宙空間・大気圏内の両方で超高機動MS[33]でもある。これによって本機は攻防両面において傑出した性能をもち、単独で戦局を左右する威力を秘めた当代最強のMSといえる[17]。

傑出した性能ゆえに操縦も非常にむずかしく、その性能を最大限に引き出すには、単独で多数の敵機と相対した場合における錯綜した状況を瞬時に把握・判断し複雑な機動を予測する高度な空間認識能力を備えつつ、本機の複雑なシステムを運用し使いこなすことができるという[41][42]、コーディネイターのなかでも特に優れた能力が必要とされる[43][注 15]。

「ナチュラルを排し純然たるコーディネイターだけの世界構築」というパトリックの理想を実現させる尖兵となるはずのフリーダムであったが、地球連合軍統合作戦本部を攻撃目標とした「オペレーション・スピットブレイク」の発動と時期を同じくし、ラクス・クラインの手引きのもとでキラ・ヤマトに奪取された[44][注 16](本来の搭乗予定者が誰であったのか定かではないが、特務隊の隊員もしくはザラ派と呼ばれる最高評議会議員のナンバー2であったエザリア・ジュールの息子イザーク・ジュールだったのではないかと思われている[24])。キラは、高性能ゆえに操縦が困難とされるフリーダムを自在に操り[46]、高度な状況認識能力を有するキラの巧みなコントロールは武装の威力を最大限に発揮、その技量と相まって本機の戦闘能力は桁違いに高いものとなっている[47][注 17][注 18][注 19]。

「ナチュラルを排し純然たるコーディネイターだけの世界構築」というパトリックの理想を実現させる尖兵となるはずのフリーダムであったが、地球連合軍統合作戦本部を攻撃目標とした「オペレーション・スピットブレイク」の発動と時期を同じくし、ラクス・クラインの手引きのもとでキラ・ヤマトに奪取された[44][注 16](本来の搭乗予定者が誰であったのか定かではないが、特務隊の隊員もしくはザラ派と呼ばれる最高評議会議員のナンバー2であったエザリア・ジュールの息子イザーク・ジュールだったのではないかと思われている[24])。キラは、高性能ゆえに操縦が困難とされるフリーダムを自在に操り[46]、高度な状況認識能力を有するキラの巧みなコントロールは武装の威力を最大限に発揮、その技量と相まって本機の戦闘能力は桁違いに高いものとなっている[47][注 17][注 18][注 19]。

MMI-GAU2 ピクウス76mm近接防御機関砲×2[注 27][注 3][注 28]マイウス・ミリタリー・インダストリー (MMI) 社製の頭部機関砲[14]。接近する敵MSの分散や[72]、対空防御・牽制目的で使用される[73]。名称である「ピクウス」(キツツキ)の啄ばみのような速射性を発揮し[74]、地球連合側の「75mm対空自動バルカン砲塔システム イーゲルシュテルン」以上の口径と威力によって[75]、戦闘機や戦闘ヘリを直接撃墜することも可能[14]。MA-M20 ルプスビームライフル[注 29][注 3]GAT-Xシリーズ用のビームライフルを上回る威力に加えて[23][14]、取り回しと連射性能にも優れる[70]マティウス・アーセナリー (MA) 社製ビーム砲。ジャスティスのライフルと色違いの同型装備[76]。「中距離戦闘用の兵装で大出力ビームを発射する[69]」「核エンジンからの電力供給が続く限り撃ち続けられる携帯型ビームライフル[22]」「ザフト製では最も早く実用化されたビームライフルであり、核エンジンからの電力供給によってG兵器のビームライフルを凌駕する出力を持つ」とした資料もある[73]。戦後に開発されたセカンドステージMSの元型ともいえるものであり、それら最新機のものと比較しても遜色ない威力をもつ[66]。ストライクのビームライフルを参考にしたと思われており、形状は似通っている[60]。ゲイツ改と同時に完成していた武装であり、PS装甲と併用した試験運用では予備バッテリーを使用しても機体の稼働時間が10分に満たないほど電力消費量が激しかった。この結果から、一時は性能を引き下げるか採用を見送ることが検討されたが、その直後に決まった核エンジンの搭載により、予定通りの性能で採用されることとなった[68]。

MMI-GAU2 ピクウス76mm近接防御機関砲×2[注 27][注 3][注 28]
マイウス・ミリタリー・インダストリー (MMI) 社製の頭部機関砲[14]。接近する敵MSの分散や[72]、対空防御・牽制目的で使用される[73]。名称である「ピクウス」(キツツキ)の啄ばみのような速射性を発揮し[74]、地球連合側の「75mm対空自動バルカン砲塔システム イーゲルシュテルン」以上の口径と威力によって[75]、戦闘機や戦闘ヘリを直接撃墜することも可能[14]。
MA-M20 ルプスビームライフル[注 29][注 3]
GAT-Xシリーズ用のビームライフルを上回る威力に加えて[23][14]、取り回しと連射性能にも優れる[70]マティウス・アーセナリー (MA) 社製ビーム砲。ジャスティスのライフルと色違いの同型装備[76]。
「中距離戦闘用の兵装で大出力ビームを発射する[69]」「核エンジンからの電力供給が続く限り撃ち続けられる携帯型ビームライフル[22]」「ザフト製では最も早く実用化されたビームライフルであり、核エンジンからの電力供給によってG兵器のビームライフルを凌駕する出力を持つ」とした資料もある[73]。戦後に開発されたセカンドステージMSの元型ともいえるものであり、それら最新機のものと比較しても遜色ない威力をもつ[66]。
ストライクのビームライフルを参考にしたと思われており、形状は似通っている[60]。ゲイツ改と同時に完成していた武装であり、PS装甲と併用した試験運用では予備バッテリーを使用しても機体の稼働時間が10分に満たないほど電力消費量が激しかった。この結果から、一時は性能を引き下げるか採用を見送ることが検討されたが、その直後に決まった核エンジンの搭載により、予定通りの性能で採用されることとなった[68]。

MA-M01 ラケルタビームサーベル×2[注 30][注 3]同じG兵器のデータを参考に開発されたMA社製の接近戦用武装[14]。バクゥ、ラゴゥ用のビームサーベルを経て、核エンジンからの電力供給により、G兵器のものよりはるかに高出力の装備となっている[68]。2本のサーベルの柄同士を連結させることで、両端からビーム刃を放出する「アンビデクストラス・ハルバード」形態としても使用可能[73]。

MA-M01 ラケルタビームサーベル×2[注 30][注 3]
同じG兵器のデータを参考に開発されたMA社製の接近戦用武装[14]。バクゥ、ラゴゥ用のビームサーベルを経て、核エンジンからの電力供給により、G兵器のものよりはるかに高出力の装備となっている[68]。2本のサーベルの柄同士を連結させることで、両端からビーム刃を放出する「アンビデクストラス・ハルバード」形態としても使用可能[73]。

対ビームシールド[14][注 3] / ラミネートアンチビームシールド[43]ジャスティス用のものと色違いである手持ちの防御装備[40]。ローラシア級戦闘艦などの装甲素材の技術を転用した軽量かつ超硬度の対ビーム用処理済のシールドとするもの[77][14]、ラミネート装甲素材を用いたとするものが存在する[68][43][78][20][73]。ビーム兵器の威力を無効化しきれないPS装甲の弱点を補うために装備されている[66]。その防御力は密着状態で放たれた大出力ビーム砲の直撃をほぼ無効化するほど[69]。常時展開されたPS装甲に加え、このシールドの存在によって鉄壁の防御力を得るに至った[79]。脇にはビームライフルの銃口を挿入するためのガンポートを備えている[60]。

対ビームシールド[14][注 3] / ラミネートアンチビームシールド[43]
ジャスティス用のものと色違いである手持ちの防御装備[40]。ローラシア級戦闘艦などの装甲素材の技術を転用した軽量かつ超硬度の対ビーム用処理済のシールドとするもの[77][14]、ラミネート装甲素材を用いたとするものが存在する[68][43][78][20][73]。ビーム兵器の威力を無効化しきれないPS装甲の弱点を補うために装備されている[66]。その防御力は密着状態で放たれた大出力ビーム砲の直撃をほぼ無効化するほど[69]。常時展開されたPS装甲に加え、このシールドの存在によって鉄壁の防御力を得るに至った[79]。脇にはビームライフルの銃口を挿入するためのガンポートを備えている[60]。

MMI-M15 クスィフィアスレール砲×2[注 31][注 3][注 32]デュエルのアサルトシュラウド用装備である「115mmレールガン シヴァ」を発展させた、折り畳み式電磁砲[22]。また、可動式のスラスターユニットとしても機能する[69][注 33]。展開時の砲身全長が原型装備よりも長くなったことで、より高速での発射が可能となっており[40][注 34]、ランチャーストライクの火力に匹敵するとされる[1]。広い射角と膨大な携行弾数を有し、マルチロックオンシステムとの連携によう広範囲攻撃が可能[22][注 35]。多くの戦闘ではサイドスカートの固定装備として使用される兵装であるが、デザインにおいてはバレルから側面に展開するグリップも用意されている[注 36]。レールガン自体はG兵器がもたらしたビーム兵器によって主力武装の座を奪われるものの、MMI社の技術陣はビーム兵器に対して高い防御能力を有する「ラミネート装甲」が一般化した戦闘における対艦船攻撃用武装としての重要性や、連射性を活かした複数の標的への同時攻撃能力の高さなどを理由に、本機への当武装の搭載を押し切った[68]。

MMI-M15 クスィフィアスレール砲×2[注 31][注 3][注 32]
デュエルのアサルトシュラウド用装備である「115mmレールガン シヴァ」を発展させた、折り畳み式電磁砲[22]。また、可動式のスラスターユニットとしても機能する[69][注 33]。展開時の砲身全長が原型装備よりも長くなったことで、より高速での発射が可能となっており[40][注 34]、ランチャーストライクの火力に匹敵するとされる[1]。
広い射角と膨大な携行弾数を有し、マルチロックオンシステムとの連携によう広範囲攻撃が可能[22][注 35]。多くの戦闘ではサイドスカートの固定装備として使用される兵装であるが、デザインにおいてはバレルから側面に展開するグリップも用意されている[注 36]。
レールガン自体はG兵器がもたらしたビーム兵器によって主力武装の座を奪われるものの、MMI社の技術陣はビーム兵器に対して高い防御能力を有する「ラミネート装甲」が一般化した戦闘における対艦船攻撃用武装としての重要性や、連射性を活かした複数の標的への同時攻撃能力の高さなどを理由に、本機への当武装の搭載を押し切った[68]。

M100 バラエーナプラズマ収束ビーム砲×2[注 37][注 3][注 38]本機の武装中、最大の射程と破壊力をもつ大口径・大出力ビーム砲[43]。戦艦並みといわれるその破壊力は[60]カラミティの「125mm2連装高エネルギー長射程ビーム砲 シュラーク」を上回り[40]、1門でランチャーストライクの「320mm超高インパルス砲 アグニ」に匹敵するとされる[14]。核エンジンの搭載決定に伴い追加が可能となった兵装のなかで、開発陣が真っ先に採用しようとした武装。2発の発射でゲイツ改が停止するほどの電力消費量の問題で事実上の失敗作の烙印を押されていたが、核エンジン搭載による再度の発射試験で改めて威力を証明され、一度は搭載許可を取り付けた。しかし、当時のMS設計局と武装機器の設計局は反目しあっており、MS本体の設計局から「その砲身の大きさが原因となり機体全体のバランスが崩れるのではないか」という意見も上がったが、機械工学の権威でもあったユーリ・アマルフィは「姿勢制御用の能動性空力弾性翼に、挟み込む形で砲身を保持させる」という案を持って仲裁を行い、MSの頂点ともいえる本武装の採用が実現された[68]。

M100 バラエーナプラズマ収束ビーム砲×2[注 37][注 3][注 38]
本機の武装中、最大の射程と破壊力をもつ大口径・大出力ビーム砲[43]。戦艦並みといわれるその破壊力は[60]カラミティの「125mm2連装高エネルギー長射程ビーム砲 シュラーク」を上回り[40]、1門でランチャーストライクの「320mm超高インパルス砲 アグニ」に匹敵するとされる[14]。
核エンジンの搭載決定に伴い追加が可能となった兵装のなかで、開発陣が真っ先に採用しようとした武装。2発の発射でゲイツ改が停止するほどの電力消費量の問題で事実上の失敗作の烙印を押されていたが、核エンジン搭載による再度の発射試験で改めて威力を証明され、一度は搭載許可を取り付けた。しかし、当時のMS設計局と武装機器の設計局は反目しあっており、MS本体の設計局から「その砲身の大きさが原因となり機体全体のバランスが崩れるのではないか」という意見も上がったが、機械工学の権威でもあったユーリ・アマルフィは「姿勢制御用の能動性空力弾性翼に、挟み込む形で砲身を保持させる」という案を持って仲裁を行い、MSの頂点ともいえる本武装の採用が実現された[68]。

フルバーストモードバラエーナとクスィフィアス、右手に保持したビームライフルを加えた全5砲門で一斉射撃を行う態勢であり[80]、最強ともいえる破壊力を発揮しつつ、複数の敵を同時かつ精密に狙撃可能なマルチロックオンシステムの能力が最大限に活かされる状態である[10]。その制御には、並みのコーディネイターでは扱いきれないほどの複雑な操作が必要とされる[22]。「フルバーストモード」という呼称は『DESTINY』放送時に設定されたもので[66]、『SEED』放送時には「全キャノン展開形態」と記述した資料もある[22]。

フルバーストモード
バラエーナとクスィフィアス、右手に保持したビームライフルを加えた全5砲門で一斉射撃を行う態勢であり[80]、最強ともいえる破壊力を発揮しつつ、複数の敵を同時かつ精密に狙撃可能なマルチロックオンシステムの能力が最大限に活かされる状態である[10]。その制御には、並みのコーディネイターでは扱いきれないほどの複雑な操作が必要とされる[22]。

「フルバーストモード」という呼称は『DESTINY』放送時に設定されたもので[66]、『SEED』放送時には「全キャノン展開形態」と記述した資料もある[22]。

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