RG フルアーマーユニコーンガンダム
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RG フルアーマーユニコーンガンダム

小説版およびアニメ版の最終決戦仕様。着想のもととなったのは『機動戦士ガンダム』のア・バオア・クー戦における、RX-78-2 ガンダムの両手にハイパー・バズーカ2挺、背部にシールドとビーム・ライフルを装備した最終決戦装備[54]。

「袖付き」の艦隊勢力との最終決戦を控え、彼我の戦力差を埋めるべくバナージの友人タクヤ・イレイが考案したフルアーマー・プランを反映させた最終決戦仕様。アニメ版ではタクヤが考案した強化プランを基にアナハイム・エレクトロニクス社のアーロン・テルジェフが調整して完成させた[55]。PlayStation 3専用ゲームソフト『機動戦士ガンダムUC』では、タクヤが夢で見た強化プランを後に実案にしたとされる[56]。

RG フルアーマーユニコーンガンダム アピールショット1

シールド3枚、ビーム・ガトリングガン6挺、ハイパー・バズーカ2挺、ジェスタ用グレネード・ランチャー、スタークジェガン用3連装対艦ミサイル・ランチャー、ジェガン用3連装ハンド・グレネード・ユニット4セット、脚部3連装ハンド・グレネード・ユニット左右各2セットと、機種を問わずネェル・アーガマに保管されていた武装を可能な限り搭載した結果、合計17門[57][58]にもおよぶ火砲を備え、MS単機として最大級の大火力を手に入れた。背面には、流用追加武装によって増加した機体重量を取り回すため、宇宙用サブフライトシステムである94式ベースジャバーのスラスター部を転用し追加マウント・フレームで接続した、プロペラントタンクを兼ねた大型ブースターユニットを備えている。使用済みの武装はデッドウェイト化を避けるため、随時切り離せる。

RG フルアーマーユニコーンガンダム アピールショット2

なお、防御面においてはシールドが1枚から3枚に増えた以外に装甲(=アーマー)は追加されていないため、正確には「フルアーマー」と名乗ることが適切なのかといった旨が、原作小説の文章中でも触れられていた。しかし、タクヤがこの強化プランに「フルアーマー・ユニコーンガンダム」と命名して提出したことから、この名称で呼称されることとなった。両前腕部と背中にシールドを合計3枚装備することで防御性能も向上しているが、本仕様の主眼はあくまで火力の増強にあるため、機体名称の「フルアーマー」は「armament=武装」の意だったと言える[59][60]。

一見、寄せ集めで何ら計算されていないような強化形態に見えるが、タクヤは上手く帳尻を合わせて機体のアンバランス化を防いでいる上、これらの装備はデストロイモードへの変身も一切妨げないように考慮して取り付けられている。背中の装備類も含めた全火器をリモートで使用可能となっており、パイロットの思考をダイレクトに機体へ投影させるユニコーンのインテンション・オートマチック・システムと連動することで、パイロットによる目標の探知と呼応し、ある程度は自動で照準を行ってくれる上[61]、複数の対象に対して複数の武装で同時攻撃する戦法も可能であり、本機の仕様が継戦能力の向上のみならず「瞬間的な最大火力の行使」という本来の攻撃特性をも強化させている[62]。単純に大量の武装を装備させるだけならば通常のMSでも可能だが、通常のMSが搭載するメインコンピューターの情報処理能力では、これだけの武装を個別かつ最適にコントロールして運用することは不可能であり、量子コンピューターと同等とされるフル・サイコフレーム機の演算能力によって実現した運用方法と言え[30][注 3]、演算処理能力とインテンション・オートマチック・システムによる自動照準が合わさることで、その大火力の真価を発揮せしめた。

RG フルアーマーユニコーンガンダム アピールショット3

ゲームやプラモデル等では、サイコフレームが緑色に発光した、いわゆる覚醒状態で描かれる場合が多い。しかし、『ガンダムUC』の小説・OVA共に全武装を装備した姿では、ユニコーンモードもしくはデストロイモードの赤く発光した状態で戦闘しており、覚醒状態になる頃にはほとんどの武器を使い切って手放した後であった。それゆえ、全武装を装備した姿で覚醒状態になる場面は、本編中には存在しない。だが、OVAシリーズをテレビフォーマットに再編集したテレビシリーズ『機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096』のオープニングテーマ「Into the Sky」での映像では、サイコフレームが緑色に発光した状態で、上記の武装およびハイパー・ビーム・ジャベリンを装備して戦闘する姿が描かれた。

RG フルアーマーユニコーンガンダム アピールショット4


武装

ハイパー・バズーカ

ネェル・アーガマで急造したフレームを介して、2基を背部に固定。砲身部分のレールには後述のグレネード・ランチャー、3連装ハンド・グレネード・ユニット、3連装対艦ミサイル・ランチャーを装備しており、ウェポン・プラットフォームとしての機能を果たす[63]。劇中では対バンシィ・ノルン戦において、ハンド・グレネードとミサイルを打ち切った後にバズーカ単体をマニピュレーターに持ち替え、弾幕形成を継続している。しかしながら、その途中にバンシィ・ノルンに接近されてビーム・サーベルで両断されてしまった。

RG フルアーマーユニコーンガンダム アピールショット5

グレネード・ランチャー

RGM-96X ジェスタ用の装備で、ハイパー・バズーカの砲身に装着される[63]。劇中ではハイパー・バズーカとの同時射撃により弾幕を張るが、弾数を残したまま同じくバンシィ・ノルンのサーベルによって両断されたため、廃棄となった。

RG フルアーマーユニコーンガンダム アピールショット6

3連装ハンド・グレネード・ユニット

2本のハイパー・バズーカと脚部に2基ずつ、計8基を装備する。小サイズのため設置個所を選ばない他、弾頭も推進機能を持つため運用性に優れる[63]。バンシィ・ノルンとの一騎打ち序盤での弾幕形成に用いられたが、直撃弾を与えることはできなかった。

RG フルアーマーユニコーンガンダム アピールショット7

3連装対艦ミサイル・ランチャー

ハイパー・バズーカの側面に2基を装備する。弾頭自体にセンサーが組み込まれており、高い命中精度を誇る[63]。ハンド・グレネード・ユニットとの一斉射で、バンシィ・ノルンに対して厚い弾幕を形成したが、同じく有効な直撃弾は与えられないまま打ち切りとなり、そのままパージされた。

RG フルアーマーユニコーンガンダム アピールショット8

シールド

ユニコーンモード時は白いシールドだが、デストロイモード時は内部の4枚の花弁状のサイコフレームパーツが「X」字型に展開、さらに中心部のIフィールド発生装置が露出する。基本的にデストロイモード時に展開するが、ユニコーンモードのままでもIフィールドバリアとして機能し、その際はビームを防ぐ際のみ、Iフィールド発生装置が露出する。Iフィールドはパイロットが操作しなくても自動で展開され、戦艦クラスのビームでも跳ね返せる[44][要ページ番号]。近接戦では、バンシィ・ノルンがビーム・サーベルをIフィールド発生装置の中心部に突き込んだ際には、サーベルのメガ粒子がフィールドの斥力方向と思われる外側に向けて吹き飛ばされ、バンシィ・ノルンの腕部も斥力に逆らって震えている描写がなされている[45]。物理強度も高く、多くの場面で活躍しているが、アニメでは1枚がバンシィ・ノルン戦においてサイコフレームが赤く輝いてはいたものの、裏面のガトリング用Eパックが爆発したことにより、爆散して宇宙に消えている[46]。終盤ではバーニアなどの推進器が付いていないにもかかわらず、サイコフレームによって発生した物理的エネルギーで単独浮遊し、ユニコーンのインテンション・オートマチック・システムを介することで、ファンネルのように遠隔操作して用いた。シールド先端部による打突攻撃と、裏側に装備された下記のビーム・ガトリングガンを用いたオールレンジ攻撃を行える他、この状態になってからのシールドは、ネオ・ジオングのハイメガ粒子砲を受け止め、ミサイルの直撃を受けても傷ついていない。その後「サイコシャード」によって、裏面のビーム・ガトリングガン2挺を破壊されても機能に支障を来たしていない。なお、この遠隔操作状態は、プラモデルや関連書籍などでは「シールド・ファンネル」と呼称される。アニメ版では、サイコフレームパーツが「X」字型から左右1枚ずつ閉じた「/」型の状態へ変形したうえで3枚1組に連結して風車のような形状となり、サイコ・フィールド・バリアを発生できるようになる。また、ネオ・ジオング(シナンジュ)のモニターでも「FUNNEL」と識別されていることが確認できる。

RG フルアーマーユニコーンガンダム アピールショット9

ビーム・ガトリングガン

本来はクシャトリヤ用に新造された4銃身式の大型ビーム機関砲。パラオからの脱出時に1挺使用された(なお、アニメ版の初使用時にはデバイスドライバのインストールが完了するまで発砲できない描写がある)。アニメ版でパラオ脱出時に使用した際は、遭遇したドライセン(「袖付き」仕様)を一方的に撃破する威力を見せた。地上編で本機がクシャトリヤの母艦であるガランシェールに収容されて以降、ダカールの戦闘時から左腕シールドの内側に2挺を固定装備されている。

RG フルアーマーユニコーンガンダム アピールショット10
RG フルアーマーユニコーンガンダム アピールショット11

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