ブラックベレーハウンドAGE-2

製作にあたっては「カッコ可愛く」を心がけました。

元設定が「諜報部隊の空戦部門」というものだったので
そのイメージを極力残す方向で進めました。

ミリタリー感の演出のためにフィルタリングやチッピング等のウェザリングも控えめながら施し、歴戦の諜報兵、という雰囲気が出るよう渋さもプラスしました。

AGE2のスマートさやベースキットの可変ギミックは活かしつつ、
空戦機らしく大型の主翼やミサイル状のパーツを30MMから拝借して配置しています。

空戦形態「ブラックストライカー」

変形後のフォルムもボテっとした感じにならないよう、
主砲や羽を前後左右に広げることでスマートさを出すよう心がけました。

バックショット。

頭は流石に分離して上部のみを上に乗せるカタチですが、
上手くまとまったように思います。

武装は付属のハイパードッズライフルを改造して30MMパーツなどで超長距離狙撃銃にアップグレード。
「ハイパードッズスナイパーライフル」と名付けました。

後述しますが今回の工作の肝は頭部。
ステルス機モチーフの帽子の成型に苦労しました。

あと目のシールをオリジナルのものに変更しています。
こちらも精悍な顔つきに出来たので満足しています。

着想からキット集めを開始し、ざっくり素材を配置したところ。

AGE-2、サージェントヴェルデバスター、ブルデュエルなどを混ぜれば上手くいくかな、と。

特徴的なヘッドに関してはグリモアの頭部と食玩おまけのステルス機（中古ジャンクで入手）をくっつければ何とかなる、とこれまた甘い幻想を抱いてました。このときは…（いつものパターン）

肝になった頭部のカスタム。
パテを盛っては削って整える、の連続でした。

初期：乗せただけでなんとも不格好。顔もなんか間抜けですw

2段階目：顔つきはだいぶマシに。トサカはナシに。

3段階目：後頭部のフォルムが不格好だったのでさらに盛る。
最早グリモアがほぼ意味をなしてませんw

4段階目：ようやくカタチが整いました。

角はこまんどふみなのガンダムヘッドから。
右目のスカウター？はクリアランナータグから削り出しています。
400-600-1000-2000-10000と磨いてから爪磨きでさらに透明感を出しています。

下半身はほぼ新造。Twitterでよく見かけるボールデンアームアームズのパーツでフル稼働の脚にしてみました。

完成後あまり動かさないのでそこまで意味はないのですが
実験的に取り入れてみました。

ほぼ組み上がった状態。

結果的にブルデュエルのパーツは使いませんでしたw
隙間埋めやデコレーショに30MMのパーツが大活躍。
持っててよかったさんまるジャンク。

オリジナルのアイシールについてはモデラーのしゃばろく様（@shaba63）のメソッドを大いに参考にさせて頂きました。

付属のものを取り込んでイラストレーターでトレース。
目つきをきつくしたり黒目を少し小さめに書いて睨みを効かせたり、カッコ良くなるようアレンジしました。

レーザープリンタで出力し、両面テープで貼った状態。

流し目の方が機体のイメージに合うと思いこちらで固定。
テカってますが後につや消しコートで落ち着かせました。

カラーについてはいつものようにデジタルでカラープランを決めて
ある程度それに添うカタチで塗装しました。

オリジナルのカラーリングを尊重しつつ
オリジナル要素も入れてます。

基本塗装とデカールワークまで完了した状態。

塗装について詳細は割愛しますがいつものように
アクリジョン、ファレホをメインに塗装してます。

そのまま仕上げた方ががSDっぽくて良かったかな？とも思いつつ
この後ウェザリングカラー（マルチブラック）でフィルタリング、エナメルのフラットブラックでチッピングとドライブラシをかけ、部分塗装を施しフィニッシュしました。

思い出のキャラを蘇らせる作業、堪らなく楽しかったです。
また違うモチーフにも挑戦したいと思います。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。