ザクⅠ局地改修機 (ザク パルチザン)MS-05 ZAKUⅠ PARTISAN -オデッサ最終防衛戦線-
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1stガンダムの史実を元にしたオリジナルのショートストーリー第二弾です! 暖かい目で見て頂けますと幸いです。
プラモ製作の方も進み、機体の塗装に着手しました。カラーリングは悩んだ末に、MSVザク Ⅰ のリアルタイプカラーを参考に塗装。なかなか良い色合いに仕上がったかと思います!ショートストーリーと合わせて見て頂けますと幸いです。
-オデッサ最終防衛戦線- 中編
薪ストーブの上で蒸気を漏らすポッドとMSの部品が積まれた部屋の中を見渡してパチクリと呆気に取られた様子のイルーナを横目に、イヴァンが温め直したジャガイモのスープをイルーナに渡した。久々の暖かいスープに目を輝かせる姿に、少し悪戯っぽく、「慌てて食うんじゃねぇぞ?やけどするなよ?」と、イヴァンが一言添える。イルーナは少し恥ずかしそうにしていたが、受け取ったスープをあっという間に飲み干し、結局口の中は火傷したようだ。それから彼女は事の顛末をイヴァンに話した。彼女の部隊は元々は最前線にいたが、マ・クベ大佐の脱出までの時間稼ぎのために地球に残り、最後まで反抗を続けた結果部隊は壊滅、残った人員で抵抗を続けていたが、連邦軍の進撃は苛烈を極め、掃討作戦から逃れる際に部隊は彼女を残し皆散ってしまったとのこと。小さく震えながら語る彼女の姿が死線を潜り抜けた戦場の過酷さを表していた。イヴァンは椅子に腰掛け腕を組み顎髭を撫でながらそれを黙って聞いていた。戦局が傾き始めて、一人生き残っちまったやつは何人もみてきたが、今宵訪れた戦士の瞳には仲間を失いながらも、戦いを諦めてはいない輝きがあった。
心の内をイヴァンに話したイルーナは、蒼色の瞳にこぼれ落ちそうになる涙を袖でグイっと拭き顔をあげて、開き直ったような微笑みを見せて話を続けた「でも、まさかあのイヴァン技術大佐がこんな所に本当に居るとは思いませんでした、連邦が流したプロパガンダだとばかり思っていましたが、来た甲斐がありましたよ!実は私、元はメカニック志望だったんですが、途中からパイロット科へ転向した経緯があるんです!」話しをするうちに少し元気を取り戻した彼女はイヴァンの経歴を誇らしげに本人を前に話した。彼は元ツィマッド社製造部特殊工学科所属で統合計画以前にジオニック社に引き抜きにあった研究開発担当の士官の1人であり、凄腕のメカニックでもある、その後統合計画で製造されるケンプファー建造にジオニックとツィマッドの橋渡しをした人物の一人である。メカニック界隈でも名の通った人物だが、このタイミングでジオンの秘匿通信から彼の名と位置情報、それに秘匿コードで脱出シャトルの打ち上げの情報が流れたため真偽は不明だったが、彼女を含めすがる思いで現れるジオン兵は現れ続けていた。
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