つぶやき
- 作品・8521
- フォロー・10
清水圭さん筆塗り動画
塗りTribe 清水式筆塗り部員のみなさん、体験入部のみなさん、ホビージャパンのチャンネルで清水さんの筆塗り動画があがっているので御覧になってください。零戦だけど。各自気になっている工程の「あんばい」確認されたし。
プロモデラー・清水圭さんによる水性ホビーカラー筆塗り生配信! 出演:清水圭、フミテシ【筆塗りとLive #05】【零戦】【月刊ホビージャパン】
(URL変わるかも)
塗りTribe 清水式筆塗り部員のみなさん、体験入部のみなさん、ホビージャパンのチャンネルで清水さんの筆塗り動画があがっているので御覧になってください。零戦だけど。各自気になっている工程の「あんばい」確認されたし。
プロモデラー・清水圭さんによる水性ホビーカラー筆塗り生配信! 出演:清水圭、フミテシ【筆塗りとLive #05】【零戦】【月刊ホビージャパン】
(URL変わるかも)
悪とは
マゼラアタック隊隊長、ボーン・アブスト
ヨーロッパ方面軍の敗残兵を宇宙へ逃すため、3両のマゼラアタック隊で殿を志願。生還を条件に出撃許可を得、迫る連邦MS隊の足止めに挑む。
避難を促されるケラーネ少将は言う「バカを言うな!奴らが帰るまで俺が入れるかっ!」
敢闘するもMS1機脚部小破で退却、約束通り一命も損ずる事なく拠点へ帰還。晴々と上官へ報告「只今、戻りました。 負けっちまいましたがね」
「良く戻った、本当に…」部下の帰りを独り待っていたケラーネ少将は、安堵と誇らしさを込めて敬礼を返した。
こんなに清々しく義勇に満ちた彼等を、単純に悪と言えるのでしょうか?
戦争による善と悪。拠る所によって単純に区分出来ない事を説いているのが本シリーズのテーマであり、善悪の区分は聞き捨てならなず遺憾に思っております。シンプルに連邦系VSジオン系でいいのではないでしょうか?(宇宙世紀物以外まだ不勉強の為、他勢力もあると思いますが)
マゼラアタック隊隊長、ボーン・アブスト
ヨーロッパ方面軍の敗残兵を宇宙へ逃すため、3両のマゼラアタック隊で殿を志願。生還を条件に出撃許可を得、迫る連邦MS隊の足止めに挑む。
避難を促されるケラーネ少将は言う「バカを言うな!奴らが帰るまで俺が入れるかっ!」
敢闘するもMS1機脚部小破で退却、約束通り一命も損ずる事なく拠点へ帰還。晴々と上官へ報告「只今、戻りました。 負けっちまいましたがね」
「良く戻った、本当に…」部下の帰りを独り待っていたケラーネ少将は、安堵と誇らしさを込めて敬礼を返した。
こんなに清々しく義勇に満ちた彼等を、単純に悪と言えるのでしょうか?
戦争による善と悪。拠る所によって単純に区分出来ない事を説いているのが本シリーズのテーマであり、善悪の区分は聞き捨てならなず遺憾に思っております。シンプルに連邦系VSジオン系でいいのではないでしょうか?(宇宙世紀物以外まだ不勉強の為、他勢力もあると思いますが)
最新話更新!!
4/21〜「GUNSTAフェス:悪MS vs 善MS」開催!
いつもGUNSTAをご利用いただきありがとうございます。
Wコンのコンテストも無事終了し、早速ですが、GUNSTAの次のイベントとなる第6回フェス「あなたはどっち派?悪MOBILE-SUIT vs 善MOBILE-SUIT」の開催についてお知らせいたします。
※4/21(月)0:00より開催します。
宇宙世紀、アナザーなど全てのガンダム作品を対象に、どっちのモビルスーツが活かすか、対抗形式で作品を披露するガンプラ企画です。
是非みなさんのご参加お待ちしております!
⚫︎フェスのルールについて
- 試合は月曜日〜日曜日までの1週間ごとに区切られます。
- 4月21日〜6月22日まで計9試合で、勝ち星が多かったチームが勝利します。
- 1試合に投稿できる作品は2作品までとなります。
- 過去作での参加は対象外となります。(新規での再投稿の参加は可能)
⚫︎参加条件について
- どなたでも参加できます。
- 今回は会員でない方も、匿名で参加できます。
- チームのテーマに沿った作品をご投稿ください。
⚫︎チーム選択について
- 1試合ごとに参加チームの変更は可能です。
-
会員でない方は、トップページにある「匿名(ゲスト)で参加する」から、投稿フォームにアクセスし、どちらのチームで参加するかチェックした上でご参加いただけます。
得点について
- 得点はトップページにて随時確認できます。(3分に1回置きに更新されます)。
- 得点はそれぞれのチームの投稿数やいいね数などの特定の指標から計算して表示されます。
開催は明日の4月21日0:00からとなります。
尚、本イベント終了後、各チームの中の最優秀作品を発表したいと思います。
皆さま、是非お気軽にご参加ください。
いつもGUNSTAをご利用いただきありがとうございます。
Wコンのコンテストも無事終了し、早速ですが、GUNSTAの次のイベントとなる第6回フェス「あなたはどっち派?悪MOBILE-SUIT vs 善MOBILE-SUIT」の開催についてお知らせいたします。
※4/21(月)0:00より開催します。
宇宙世紀、アナザーなど全てのガンダム作品を対象に、どっちのモビルスーツが活かすか、対抗形式で作品を披露するガンプラ企画です。
是非みなさんのご参加お待ちしております!
⚫︎フェスのルールについて
- 試合は月曜日〜日曜日までの1週間ごとに区切られます。
- 4月21日〜6月22日まで計9試合で、勝ち星が多かったチームが勝利します。
- 1試合に投稿できる作品は2作品までとなります。
- 過去作での参加は対象外となります。(新規での再投稿の参加は可能)
⚫︎参加条件について
- どなたでも参加できます。
- 今回は会員でない方も、匿名で参加できます。
- チームのテーマに沿った作品をご投稿ください。
⚫︎チーム選択について
- 1試合ごとに参加チームの変更は可能です。
-
会員でない方は、トップページにある「匿名(ゲスト)で参加する」から、投稿フォームにアクセスし、どちらのチームで参加するかチェックした上でご参加いただけます。
得点について
- 得点はトップページにて随時確認できます。(3分に1回置きに更新されます)。
- 得点はそれぞれのチームの投稿数やいいね数などの特定の指標から計算して表示されます。
開催は明日の4月21日0:00からとなります。
尚、本イベント終了後、各チームの中の最優秀作品を発表したいと思います。
皆さま、是非お気軽にご参加ください。
【試し読み】陰キャアイドルはGBN〈惑星〉を救いたい。第一巻《ワタシノユメ》第三章 -【ガンプラバトル部ってここですか?】-【期間限定公開】
***
ビルドダイバーズRe RISE二次創作小説を気楽に投稿している神宮寺Re⑦です。
さてさて前回の続きです。
前回→
前々回→
***
陰キャアイドルはGBN〈惑星〉を救いたい。
あらすじ
自分は救世主になれない──そう思っていたのに。
第一次有志連合戦の裏で行われた不定期開催イベント〈ゲリラレイドボスミッション〉、その中でエリカは義姉であるアカネが巻き込まれたことで復讐を誓った。その巻き込んだそのダイバーを見つけるためにエリカは根暗で陰キャの性格とは真反対の明るくて眩しいアイドル活動をはじめることに。いまだにアカネとの距離がありながらも謎の転校生ハルナが現れ、そしてGPD全日本大会決勝で負けたかつての宿敵〈蒼穹のプリンス〉にも再会を果たす。互いの想いが交錯する世界でエリカは自分の本当の夢を見つける。
これは自分と世界とその裏側に向かい合う物語──。
***
陰キャアイドルはGBN〈惑星〉を救いたい。第一巻《ワタシノユメ》第三章 -【ガンプラバトル部ってここですか?】-
***
転校生、七夕陽那がきてから一週間後のランチタイム。
わたしとアカネ、そしてハルナの三人で学校の屋上に居座り昼食をとっていた。
わたしはソーセージの入った菓子パン。
アカネは自身がつくったお弁当を。
「そういや部活って入るの?エリカ」
「……部活?わたしが?……入れそうなのもうないじゃん?だってガンプラバトル部は廃部してるって──」
そう、春に入学して早々にガンプラバトル部があることを知っていたわたしは入部できると思っていた。
だけどその部活は、共学化された時になんか事件があったらしくて、それで廃部になってるらしくただの物置小屋になってるってクラスメイトから聞かされてた。
「……マジなの?それ?」
「そうだよアカネ」
「そもそもがんぷらばとるぶってなんなの?アカネ」
「GP・デュエルがやってたときにあった、その名の通りガンプラを戦わせたり、大会に向けて練習したりガンプラ作ったりもする部活のことだよ」
「……へぇ〜それがなくなっちゃったんだ」
「っていうかハルナさん?」
ハルナの昼食が気になったわたしは、不意に気になっていたことを聞こうとする。
「なに?エリカ」
「そんなんでお腹空かないの……?このあと体育だよ?」
「これ?ゼリー飲料のが私すきなんだよね、固形物あんま食べたくないっていうか……見たくないっていうか……」
「そんなんばっかりとってたら倒れるよハルナ……」
「心配してくれてありがと、まぁなんとかなるって!」
ほんとかなぁ……?冬だからいいけど夏だったらほぼ確実に倒れるよ?大丈夫なの?
簡単だし楽なのはわかるんだけどさ?
さすがに心配になったので、担任の先生に伝えておこうと決めたけど……
「そういえばカグヤ生徒会長のことって知ってる?」
生徒会長……?あぁ始業式で挨拶してた人?
「その人なんかあるの?」
そうわたしはアカネに問いかけた。
ただの生徒会長ってわけないよね?
「噂で聞いた話だから、本気にしないでね?」
「わかったからはやく話してよアカネ」
なにがあるのか聞きたいだけだからはやく教えてアカネ?
「たしかカグヤ生徒会長は金型製作工房T3の跡取り息子だって噂だよ?なんだかほぼ進路が決まってるようなもんで、将来安泰とかなんとか言われてるらしいけど」
就職先がすでに確定してるってこと……?この年で!?だってまだ高校生だよ!?それもまだ一年生なんだよわたしたち!?
「将来が決まってるひとって楽でいいよね〜」
と、ハルナが愚痴を混じあわせながら言う。
それはまぁ……うん、いいかもしれないけどレールを歩くことが確定してるってことでしょ?それって楽しいの?
「ま、そんな他人のことなんてどうでもいいじゃん」
実際どうでもいい、ほんとどうでもいい。
そんな気持ちでさえも虚無感を覚えていた。
必要とされているだけでどんだけ良いことなのかを。
わたし?彼氏が出来たと思ったら速攻フラれたこと以外なんもいいことないよ?というかそもそも生きてていいことなんて、なんも起こってないよ……なんなのこれ。
ほんとなんなのこれ。
こっちは遊びでヤってんじゃないんだよ!
話を逸らそうとハルナがわたしに話しかけた。
「放課後って部活入ってないひとはそのまま帰るの?」
「かえるよ?やることないんだから当たり前じゃん」
やることあるよ!?わたし家帰ってガンプラの続きがしたいんだけど!?もう帰っていい!?ねぇ!?
「そりゃそっか」
「あっそうだ、どうせ暇なんだし学校内をまわってみようか三人で」
アカネからの提案によって、わたしたち三人は学校内を出歩くことになった。
ああぁぁぁぁぁぁ!わたしの数少ないガンプラを作る時間がぁぁぁぁぁぁぁ!……がっくし。
***
学校の授業が終わった午後の夕方。
三人は学校内を散策していた。
ふと二階の廊下を三人で歩いていると前方から人影が見え隠れし始め、わたしたちのほうに向かってきた。
「やぁ君たち?廊下は独占しながら歩いてはいけないよ?」
「……す、すみません!カグヤ生徒会長!」
(……この顔、どこかで見覚えがあるような気がするんだけど思い出せない……えっと……どこで会ったっけ?)
わたしが謝ると続けて二人も……
「「ごめんなさい!」」
と、生徒会長である橘輝夜がわたしたちに頼みごとを申し出た。……なんだろう?
(……あ〜!あのときに会った人だ!GP・デュエル全日本大会決勝戦で戦ったひとだ!……まさか同じ高校に入学してたなんて……運命?宿命?どっちにしろ怖いよ?助けて!バーサーカー!あっそいえば完凸してるんだっけ……帰ったら育成しなきゃ……待っててねバーサーカー……)
橘輝夜。
茶髪の髪型でおそらくヘアスプレーで髪を整えていた。
現生徒会長にしてGP・デュエル全日本大会決勝戦でわたしと戦ったことがある人物だ。
そういや彼女……?彼女なのかわからないけど二人くらいといつも出歩いてるはずだけどなんでひとり?
「ついでで悪いんだが君たち三人でガンプラバトル部の荷物の整理をしてほしいんだけど、……いいかな?」
……つまり後片付けをしろってこと?もうそれただの雑用係じゃないですかそれ。
(めんどくさぁ〜あぁはやく帰りたい……はやく帰ってプラモつくりたい……作りかけのポケ戦のザクがあるのに……なんでこういう時に限って野暮用ができちゃうかなぁ……)
「まぁいいんじゃない?アカネ?エリカ?ちょうど見てみたかったしさ?ね?」
ハルナがそう言うんなら仕方ないか、あんましやりたくないけど今日はやることないしいいや。
「それじゃ頼んだよ、また会おうね」
(……また?なんで!?もう会う必要性なくない!?)
カグヤ生徒会長はそうしてわたしたちの前から去っていった。
***
カグヤ生徒会長の頼みごとを聞き入れたわたしたちは、ガンプラバトル部にやってきた。
「……し、失礼しまぁーす」
アカネがドアの引き戸をゆっくりと動かしていくと……
「うわぁ……なにこのほこりだらけ……(けっほけっほ……)」
無造作に置かれているダンボールに組みかけの多数のガンプラ、それに展示されている作品たち。
そして部屋の中央にあったのは──。
「これ!GP・デュエルの筐体だよ!まだ残ってたんだ!懐かしいねぇ〜もう五年もさわってないよ!」
ひさびさに見るGP・デュエルの筐体にテンションの上がったアカネは目を輝やかせていた。
「片付けるついでだからさ!三人でガンプラバトルやってみようよ!」
「私がんぷらもってないよ……?」
ハルナはそもそもガンプラのことを知ったばかりだった。
それにまだガンプラ自体を組んだことがない。
そこでアカネは……
「どうせ使わないんだしさハルナ?その中にある適当なやつ組んでみればいいんじゃない?」
「……いいのかなぁ勝手にやっちゃって」
「怒れるかもだけどそん時は三人で謝ろ?」
「ならいいけど……」
ハルナが部屋にあるガンプラの中からひとつのガンプラを手にする。
それは──。
「……なんかこれすきかも」
「うぅーん?なになに?」
わたしが覗き込むと……
「おー!ガンダムポータントじゃん!ひさびさにみた!」
と、アカネが機体名もといそのガンプラの名前を教える。
GNW-100P ガンダムポータント。
ガンダムビルドファイターズトライに登場。
カミキ・セカイ、ホシノ・フミナ、コウサカ・ユウマたち率いるチーム〈トライファイターズ〉がガンプラバトル選手権全国大会決勝戦で戦ったキジマ・シア、キジマ・ウィルフィリット、アドウ・サガの率いるチーム〈ソレスタルスフィア〉のガンプラの一機。
特筆すべき点として、準決勝戦でチーム〈フォン・ブラウン〉との戦いの中で見せた、破損したガンプラをリアルタイムで修復するそのさまは、会場にいた観戦者およびトライファイターズの三人を驚愕させた。
「これなんか綺麗だなぁ〜って、それになんか似てるんだよねコレ」
「いいじゃんいいじゃん!つくろうよ!」
ん?似てる?なにに?どういうこと?似てるやつってなんだっけ?……だめだ体育の授業はりきりすぎて体力使いきってるし……めっちゃなんか疲れててあたま働かない……しんどい……
ハルナがガンプラを作っている間、わたしとアカネはGP・デュエルを筐体を稼働させた。
***
戦術試験区域四番。
機動戦士ガンダム 水星の魔女においてミオリネの決闘の申し出によって〈ミカエリス〉を操るシャディクと、それを率いるグラスレー寮の5人の女子が使う対ガンドフォーマット用MS〈ペギルペンデ〉のトップパイロットたちがスレッタたち〈ガンダムエアリアル〉を含む地球寮と戦った場所。
多くの破壊されたビル群を形成したその試験場で彼女たちは、搭載された〈アンチ・ドート〉を使用し、スレッタを追い込んだ。
だが、決着の際に地球寮のチュチュが使う専用の〈デミ・トレーナー〉によってリーダー機であるミカエリスの頭部が狙撃され、無事に勝利を収めた。
「デスティニーガンダム・ルヴァンシュ!エリカ!いくよ!」
「ガンダムシュヴァルゼッテ・ハンティア!アカネ!やるよ!」
***
あの決勝戦から五年ぶりのGP・デュエルの感触をエリカは噛み締めていた。
が、体育の授業で体力を使い切っていたエリカはすでに集中力が限界ちかくに到達していた。
そんなことは知らないアカネはビルの屋上で狙撃態勢に入っていく。
視界に見えるのはこちらに接近しようとしてくるエリカのガンプラ。
アカネのガンプラ、「ガンダムシュヴァルゼッテ・ハンティア」は腰部にミラソウル製ユニットと、両脚をダリルバルデに換装したのち、バックパックをオリジンガンダムのものに差し替えている、いわば組み換えミキシングのガンプラだった。
そして長距離狙撃用のおもに地球連邦軍のジムが使用していたスナイパーライフルを二連に連なるエネルギーパックに加工し、威力の底上げを図ったものだ。
カラーリングはミリタリー色のつよい濃緑色を彩っている。
ガンダムシュヴァルゼッテ。
機動戦士ガンダム 水星の魔女の終盤に登場。
スレッタたちが上手くいっていた最中でラウダはミオリネに嫌悪感を抱き、義兄であるグエルと再会。
スレッタがきたことでおかしくなった世界で義兄弟同士で戦闘をはじめてしまう。
危険視されているガンダムの〈パーメットスコア〉を使用するラウダは義兄であるグエルを死亡させてしまいそうになったとき、乱入してきたフェルシーによって難を逃れた。
高台から狙撃を開始するアカネ。
「──狙い撃ちさせてもらうよ!エリカ!」
まっすぐ一直線上に伸びるその粒子の塊はエリカのガンプラの右半身すれすれを掠めていく。
(……やばい!集中力がないせいでまともに判断ができないよ!こんなのはじめてだよ!)
「なかなかやるじゃん!アカネ!けど──!」
エリカは滑空していた最中に目の前に飛びついたビル影に潜み、ライフルを角から露出させ、臨戦態勢を整える。
(とりあえず距離を取るしかないか……わたしのガンプラはほとんど近接専用になっちゃってるし)
「──かくれんぼなんて!」
そうアカネが言葉を発したとき───。
「まったく……君たちは部屋の片付けを頼んだというのに、備品を許可もなく勝手に使用するとは──聞き捨てならないな」
「「カグヤ生徒会長!?」」
現れたのは廊下で出逢った橘輝夜、そのひとだった。
***
***
ビルドダイバーズRe RISE二次創作小説を気楽に投稿している神宮寺Re⑦です。
さてさて前回の続きです。
前回→
前々回→
***
陰キャアイドルはGBN〈惑星〉を救いたい。
あらすじ
自分は救世主になれない──そう思っていたのに。
第一次有志連合戦の裏で行われた不定期開催イベント〈ゲリラレイドボスミッション〉、その中でエリカは義姉であるアカネが巻き込まれたことで復讐を誓った。その巻き込んだそのダイバーを見つけるためにエリカは根暗で陰キャの性格とは真反対の明るくて眩しいアイドル活動をはじめることに。いまだにアカネとの距離がありながらも謎の転校生ハルナが現れ、そしてGPD全日本大会決勝で負けたかつての宿敵〈蒼穹のプリンス〉にも再会を果たす。互いの想いが交錯する世界でエリカは自分の本当の夢を見つける。
これは自分と世界とその裏側に向かい合う物語──。
***
陰キャアイドルはGBN〈惑星〉を救いたい。第一巻《ワタシノユメ》第三章 -【ガンプラバトル部ってここですか?】-
***
転校生、七夕陽那がきてから一週間後のランチタイム。
わたしとアカネ、そしてハルナの三人で学校の屋上に居座り昼食をとっていた。
わたしはソーセージの入った菓子パン。
アカネは自身がつくったお弁当を。
「そういや部活って入るの?エリカ」
「……部活?わたしが?……入れそうなのもうないじゃん?だってガンプラバトル部は廃部してるって──」
そう、春に入学して早々にガンプラバトル部があることを知っていたわたしは入部できると思っていた。
だけどその部活は、共学化された時になんか事件があったらしくて、それで廃部になってるらしくただの物置小屋になってるってクラスメイトから聞かされてた。
「……マジなの?それ?」
「そうだよアカネ」
「そもそもがんぷらばとるぶってなんなの?アカネ」
「GP・デュエルがやってたときにあった、その名の通りガンプラを戦わせたり、大会に向けて練習したりガンプラ作ったりもする部活のことだよ」
「……へぇ〜それがなくなっちゃったんだ」
「っていうかハルナさん?」
ハルナの昼食が気になったわたしは、不意に気になっていたことを聞こうとする。
「なに?エリカ」
「そんなんでお腹空かないの……?このあと体育だよ?」
「これ?ゼリー飲料のが私すきなんだよね、固形物あんま食べたくないっていうか……見たくないっていうか……」
「そんなんばっかりとってたら倒れるよハルナ……」
「心配してくれてありがと、まぁなんとかなるって!」
ほんとかなぁ……?冬だからいいけど夏だったらほぼ確実に倒れるよ?大丈夫なの?
簡単だし楽なのはわかるんだけどさ?
さすがに心配になったので、担任の先生に伝えておこうと決めたけど……
「そういえばカグヤ生徒会長のことって知ってる?」
生徒会長……?あぁ始業式で挨拶してた人?
「その人なんかあるの?」
そうわたしはアカネに問いかけた。
ただの生徒会長ってわけないよね?
「噂で聞いた話だから、本気にしないでね?」
「わかったからはやく話してよアカネ」
なにがあるのか聞きたいだけだからはやく教えてアカネ?
「たしかカグヤ生徒会長は金型製作工房T3の跡取り息子だって噂だよ?なんだかほぼ進路が決まってるようなもんで、将来安泰とかなんとか言われてるらしいけど」
就職先がすでに確定してるってこと……?この年で!?だってまだ高校生だよ!?それもまだ一年生なんだよわたしたち!?
「将来が決まってるひとって楽でいいよね〜」
と、ハルナが愚痴を混じあわせながら言う。
それはまぁ……うん、いいかもしれないけどレールを歩くことが確定してるってことでしょ?それって楽しいの?
「ま、そんな他人のことなんてどうでもいいじゃん」
実際どうでもいい、ほんとどうでもいい。
そんな気持ちでさえも虚無感を覚えていた。
必要とされているだけでどんだけ良いことなのかを。
わたし?彼氏が出来たと思ったら速攻フラれたこと以外なんもいいことないよ?というかそもそも生きてていいことなんて、なんも起こってないよ……なんなのこれ。
ほんとなんなのこれ。
こっちは遊びでヤってんじゃないんだよ!
話を逸らそうとハルナがわたしに話しかけた。
「放課後って部活入ってないひとはそのまま帰るの?」
「かえるよ?やることないんだから当たり前じゃん」
やることあるよ!?わたし家帰ってガンプラの続きがしたいんだけど!?もう帰っていい!?ねぇ!?
「そりゃそっか」
「あっそうだ、どうせ暇なんだし学校内をまわってみようか三人で」
アカネからの提案によって、わたしたち三人は学校内を出歩くことになった。
ああぁぁぁぁぁぁ!わたしの数少ないガンプラを作る時間がぁぁぁぁぁぁぁ!……がっくし。
***
学校の授業が終わった午後の夕方。
三人は学校内を散策していた。
ふと二階の廊下を三人で歩いていると前方から人影が見え隠れし始め、わたしたちのほうに向かってきた。
「やぁ君たち?廊下は独占しながら歩いてはいけないよ?」
「……す、すみません!カグヤ生徒会長!」
(……この顔、どこかで見覚えがあるような気がするんだけど思い出せない……えっと……どこで会ったっけ?)
わたしが謝ると続けて二人も……
「「ごめんなさい!」」
と、生徒会長である橘輝夜がわたしたちに頼みごとを申し出た。……なんだろう?
(……あ〜!あのときに会った人だ!GP・デュエル全日本大会決勝戦で戦ったひとだ!……まさか同じ高校に入学してたなんて……運命?宿命?どっちにしろ怖いよ?助けて!バーサーカー!あっそいえば完凸してるんだっけ……帰ったら育成しなきゃ……待っててねバーサーカー……)
橘輝夜。
茶髪の髪型でおそらくヘアスプレーで髪を整えていた。
現生徒会長にしてGP・デュエル全日本大会決勝戦でわたしと戦ったことがある人物だ。
そういや彼女……?彼女なのかわからないけど二人くらいといつも出歩いてるはずだけどなんでひとり?
「ついでで悪いんだが君たち三人でガンプラバトル部の荷物の整理をしてほしいんだけど、……いいかな?」
……つまり後片付けをしろってこと?もうそれただの雑用係じゃないですかそれ。
(めんどくさぁ〜あぁはやく帰りたい……はやく帰ってプラモつくりたい……作りかけのポケ戦のザクがあるのに……なんでこういう時に限って野暮用ができちゃうかなぁ……)
「まぁいいんじゃない?アカネ?エリカ?ちょうど見てみたかったしさ?ね?」
ハルナがそう言うんなら仕方ないか、あんましやりたくないけど今日はやることないしいいや。
「それじゃ頼んだよ、また会おうね」
(……また?なんで!?もう会う必要性なくない!?)
カグヤ生徒会長はそうしてわたしたちの前から去っていった。
***
カグヤ生徒会長の頼みごとを聞き入れたわたしたちは、ガンプラバトル部にやってきた。
「……し、失礼しまぁーす」
アカネがドアの引き戸をゆっくりと動かしていくと……
「うわぁ……なにこのほこりだらけ……(けっほけっほ……)」
無造作に置かれているダンボールに組みかけの多数のガンプラ、それに展示されている作品たち。
そして部屋の中央にあったのは──。
「これ!GP・デュエルの筐体だよ!まだ残ってたんだ!懐かしいねぇ〜もう五年もさわってないよ!」
ひさびさに見るGP・デュエルの筐体にテンションの上がったアカネは目を輝やかせていた。
「片付けるついでだからさ!三人でガンプラバトルやってみようよ!」
「私がんぷらもってないよ……?」
ハルナはそもそもガンプラのことを知ったばかりだった。
それにまだガンプラ自体を組んだことがない。
そこでアカネは……
「どうせ使わないんだしさハルナ?その中にある適当なやつ組んでみればいいんじゃない?」
「……いいのかなぁ勝手にやっちゃって」
「怒れるかもだけどそん時は三人で謝ろ?」
「ならいいけど……」
ハルナが部屋にあるガンプラの中からひとつのガンプラを手にする。
それは──。
「……なんかこれすきかも」
「うぅーん?なになに?」
わたしが覗き込むと……
「おー!ガンダムポータントじゃん!ひさびさにみた!」
と、アカネが機体名もといそのガンプラの名前を教える。
GNW-100P ガンダムポータント。
ガンダムビルドファイターズトライに登場。
カミキ・セカイ、ホシノ・フミナ、コウサカ・ユウマたち率いるチーム〈トライファイターズ〉がガンプラバトル選手権全国大会決勝戦で戦ったキジマ・シア、キジマ・ウィルフィリット、アドウ・サガの率いるチーム〈ソレスタルスフィア〉のガンプラの一機。
特筆すべき点として、準決勝戦でチーム〈フォン・ブラウン〉との戦いの中で見せた、破損したガンプラをリアルタイムで修復するそのさまは、会場にいた観戦者およびトライファイターズの三人を驚愕させた。
「これなんか綺麗だなぁ〜って、それになんか似てるんだよねコレ」
「いいじゃんいいじゃん!つくろうよ!」
ん?似てる?なにに?どういうこと?似てるやつってなんだっけ?……だめだ体育の授業はりきりすぎて体力使いきってるし……めっちゃなんか疲れててあたま働かない……しんどい……
ハルナがガンプラを作っている間、わたしとアカネはGP・デュエルを筐体を稼働させた。
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戦術試験区域四番。
機動戦士ガンダム 水星の魔女においてミオリネの決闘の申し出によって〈ミカエリス〉を操るシャディクと、それを率いるグラスレー寮の5人の女子が使う対ガンドフォーマット用MS〈ペギルペンデ〉のトップパイロットたちがスレッタたち〈ガンダムエアリアル〉を含む地球寮と戦った場所。
多くの破壊されたビル群を形成したその試験場で彼女たちは、搭載された〈アンチ・ドート〉を使用し、スレッタを追い込んだ。
だが、決着の際に地球寮のチュチュが使う専用の〈デミ・トレーナー〉によってリーダー機であるミカエリスの頭部が狙撃され、無事に勝利を収めた。
「デスティニーガンダム・ルヴァンシュ!エリカ!いくよ!」
「ガンダムシュヴァルゼッテ・ハンティア!アカネ!やるよ!」
***
あの決勝戦から五年ぶりのGP・デュエルの感触をエリカは噛み締めていた。
が、体育の授業で体力を使い切っていたエリカはすでに集中力が限界ちかくに到達していた。
そんなことは知らないアカネはビルの屋上で狙撃態勢に入っていく。
視界に見えるのはこちらに接近しようとしてくるエリカのガンプラ。
アカネのガンプラ、「ガンダムシュヴァルゼッテ・ハンティア」は腰部にミラソウル製ユニットと、両脚をダリルバルデに換装したのち、バックパックをオリジンガンダムのものに差し替えている、いわば組み換えミキシングのガンプラだった。
そして長距離狙撃用のおもに地球連邦軍のジムが使用していたスナイパーライフルを二連に連なるエネルギーパックに加工し、威力の底上げを図ったものだ。
カラーリングはミリタリー色のつよい濃緑色を彩っている。
ガンダムシュヴァルゼッテ。
機動戦士ガンダム 水星の魔女の終盤に登場。
スレッタたちが上手くいっていた最中でラウダはミオリネに嫌悪感を抱き、義兄であるグエルと再会。
スレッタがきたことでおかしくなった世界で義兄弟同士で戦闘をはじめてしまう。
危険視されているガンダムの〈パーメットスコア〉を使用するラウダは義兄であるグエルを死亡させてしまいそうになったとき、乱入してきたフェルシーによって難を逃れた。
高台から狙撃を開始するアカネ。
「──狙い撃ちさせてもらうよ!エリカ!」
まっすぐ一直線上に伸びるその粒子の塊はエリカのガンプラの右半身すれすれを掠めていく。
(……やばい!集中力がないせいでまともに判断ができないよ!こんなのはじめてだよ!)
「なかなかやるじゃん!アカネ!けど──!」
エリカは滑空していた最中に目の前に飛びついたビル影に潜み、ライフルを角から露出させ、臨戦態勢を整える。
(とりあえず距離を取るしかないか……わたしのガンプラはほとんど近接専用になっちゃってるし)
「──かくれんぼなんて!」
そうアカネが言葉を発したとき───。
「まったく……君たちは部屋の片付けを頼んだというのに、備品を許可もなく勝手に使用するとは──聞き捨てならないな」
「「カグヤ生徒会長!?」」
現れたのは廊下で出逢った橘輝夜、そのひとだった。
***
Wコン本戦結果発表!
いつもGUNSTAをご利用いただき、誠にありがとうございます。
このたび、第26回コンテスト「新機動戦記ガンダムW作品投稿コンテスト」の本戦結果を発表いたします。
まずは、本コンテストにご応募いただいた皆様に、心より感謝申し上げます。今回のコンテストには、なんと405作品ものご応募をいただきました!
また、本戦の投票ではGUNSTA会員の皆様に加え、一般の方々からのご参加も受け付けており、最終的に11,445名の方々にご投票いただきました。
たくさんのご参加とご投票、誠にありがとうございました!
新機動戦記ガンダムW作品投稿コンテスト
本戦結果発表
いつもGUNSTAをご利用いただき、誠にありがとうございます。
このたび、第26回コンテスト「新機動戦記ガンダムW作品投稿コンテスト」の本戦結果を発表いたします。
まずは、本コンテストにご応募いただいた皆様に、心より感謝申し上げます。今回のコンテストには、なんと405作品ものご応募をいただきました!
また、本戦の投票ではGUNSTA会員の皆様に加え、一般の方々からのご参加も受け付けており、最終的に11,445名の方々にご投票いただきました。
たくさんのご参加とご投票、誠にありがとうございました!
新機動戦記ガンダムW作品投稿コンテスト
本戦結果発表