はじめに
仕掛かりは2022年7月30日でX(当時ツイッター)のネット投稿イベント用にネタ企画で作ったものでした。締め切りが7/31日なのにはじめたのは、仕上がりは適当に済ませグレーサフ吹いて「G3」と言い張ればいいと思ったからでした。
ところが24時間1日目の進行がめちゃくちゃ進み、プロポーション改修がほぼ終わって気に入ったためきちんと完成させることに。
Xのイベント後も隅々までディテール入れて適当に作った部分は作り直し、追加装備も加えひと月後にはだいたい工作が済んでたのですが、その後お蔵入りしてしまい、2023年の5月に再開し同月16日に完成するという、作り始めた目的も手の入れ具合も仕上がりもスケジュールも想定外で最初から守られたのは『G3の改造機』ってことだけでした。
G3にしたのはグレーサフの状態で『G3』と言い張れるからなんですが、『G3』といえば「ガンダムザライド」に登場する“駐機中にベアード少尉に追突されてブランリヴァルから出撃できなくなったG3”だよなってことで、トホホなブランリヴァル隊の『G3』に活躍の場を与えようとその後の設定を考えました。
この機体は「戦後ジオン残党狩りをするブランリヴァル隊でその所属機として活躍した。RXシリーズということで試験機としても運用されたため高機動バックパックを施され、試験用ビームキャノンを装備して実戦投入された」という設定です。
制作開始24時間の様子
1)初手で切り刻んでます。首関節パーツ延長のため、股間軸幅増しのため、太もも軸で縦延長のため、腰部フロントアーマー別稼働工作のため、肩アーマー形状変更のため
2)脛部分長さ短縮のため画像の位置で切り離しています
3)胴体センターブロック部分ボリュームアップ&形状変更(νガンダム風)
4)1)2)の工作の結果
5)1日目の進捗具合です、肘に隙間を埋めるスペーサー入れたりつま先の形状変更、フロントスカートの延長、肩アーマーのボリュームアップ(後日やり直す)などしています
脚部とバックパック
1)2)3)は脚部改造の様子で、股関節の横軸ロール部分で3mm延長不太腿が長く見えるように、反対に脛を短くするために3mm幅詰めしてます。あとは追加ディテールをひととおり加えました
4)5)6)はジャンクパーツから高機動化を感じさせる可動ブースターを作りました
バックパックは後日プロペラントタンクを追加して宙間戦用感を出しています
腰部と腹部
1)わかりにくいのですが左側をベースに右側の切り離したジョイント部を接着します。この画像でおわかりのとおりEGのキットもう一つ購入しました
2)部分的にプラ板貼って補強しています
3)4)腹部関節の隙間埋めをプラ板で設置、可動範囲にほぼ制限はありません
5)ディテールを加えた腰部の状態。フロントアーマー延長したりサイドアーマー幅増ししたりしています
6)股関節軸で幅増し高さの位置調整変更しています。この股間のジョイントパーツも追加購入のキットからやり直してます
7)サーベルラックを追加、これも追加購入キットのバックパックパーツから流用です
腕部とシールド
1)肩アーマーは最初に作った形が気に入らなかったので追加購入キットのパーツから作り直し、切り出した使用するプラ板です
2)とりあえず貼ります。改造が上手な方はこんな大雑把ではないでしょうが、私は緻密にやると精度が出なくて進まないのでこんなカンジです
3)形出しの成形後
4)腕部のディテール加えた状態です。ハンドパーツはビルドパーツに差し替えてます。
5)シールドのマウント位置を変更したくて、構成パーツをバラした後にスライド稼働しそうなディテール加えました
6)組み立てるとこんなカンジ、この後シールド裏に対艦ミサイルを2本マウントしています
7)マウント位置の変更具合、左が改造後、右はキットのままです。こういう比較検証時にも追加キットは役に立ちます(w)
2023年の制作再開時の状態
工作はほぼ終わっていて表面処理とかをきちんとしなければいけなかったのだけど、適当に済ませてたのを忘れていて塗装後いろいろ問題に。
ジャンクパーツやビルダーズパーツを組み合わせたビームキャノンやシールド裏の対艦ミサイル、胸部形状の変更などがされています
塗装工程
1)ベースカラー塗装後
2)スプリッター迷彩の2色目の塗装後
3)各所にデカールを貼る
4)ウェザリング1段階目
5)キットにホイルシールなど付属してないので、ツインアイとメインカメラに他所から持ってきたものを切り出して貼る
表面処理をきちんとしてなかったせいで、細かい整形不良な箇所がそこそこあった、そのためウェザリングはハードに入れることになった。実験機なのでキレイ目に作る予定だったが、ハードにウェザリングされて実戦投入機になってしまった(笑)
RX-78-3R 強襲揚陸艦ブランリヴァル隊所属。アバオアクー戦で駐機中に中破。高機動パックが追加され戦後の残党狩りで活躍。「R」はリペア、リファインの意味だが、クルーからは新たな能力を与えられた再生機なので「リバース」と呼ばれた。
終戦したはずなのにまだジオンと戦っていることから、「逆向き」の意味のリバースとも揶揄されてる。
A装備:通常のビームライフルにシールド
B装備:ジェネレーター内蔵型ビームキャノン
C装備:高機動戦闘特化の両腕パワーランチャー
ワタシ的に紆余曲折のあったキットになりましたが、完成してみればとても愛着のわく作品になりました。
ここまでご覧いただきありがとうございます。オラ設定で改造されたうえにスプリッター迷彩柄のG3ガンダムですがいかがでしたでしょうか
「リバース」と名付けたのは、G3はルナツーで修理改修された機体で、オラ設定でも終戦後に再び修理改修した再生機設定なのと、プラモ自体がお蔵入りから復活して完成したからです。
オラ設定で使用した「ブランリヴァル」は「ジョニーライデンの帰還」で掘り起こされましたが、大戦中や大戦直後などは「ガンダムザライド」に登場以外の設定はないはずなので設定決めの自由度もあって楽しかったです。
お手軽キットのはずのEGだけど作ってみると高カロリー
コメント
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人類がガンプラを生み出してから40年、人はキットを買い、組み上げ、そして積んでいった、、、
若さゆえの過ちを繰り返し、時代を作るのは老人ではないと知りつつも、自身の足跡をこの電脳領域をお借りして記録しておこうと思います。
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