ASW-G-68 ガンダムベリアル

約300年前に起きた『厄災戦』に開発された漆黒のガンダム･フレーム。

単機による高機動近接戦をコンセプトした機体で射撃装備は元々ある予定だったが開発に間に合わなかった為、一切装備されてない。

本機はγナノラミネート技術が採用され、専用装備であるγナノラミネートバスターソード『ティルフィング』を装備する。

バックパックと腰部には重力制御と慣性質量を個別に変動させることが出来るMS用試作推進システム『ニーベルング』が搭載される。

･γナノラミネートバスターソード『ティルフィング』

本機のメイン武装である漆黒の両刃型大剣。機体の全高にも匹敵する巨大な武器だが、専用のパワーシリンダーによる恩恵により自在に扱うことができる。

また刃を分割することで2振りの片刃剣、分割した状態で刃を折りたたむことで両刃剣となり、柄部分は先端部に希少超硬合金製が採用された蛇腹剣になる。

そして、大剣時のみに使用可能になる刀身に圧縮したエイハブ粒子を送り込み、これにより刀身面にγナノラミネート反応が発生し、装甲と接触した際にナノラミネート構造を破壊する効果を発揮する。なお、同じγナノラミネート技術を採用してる『ASW-G-29 ガンダムアスタロト』は専用のケーブルを介して伝送を行うがベリアルの場合はケーブル介してではなく掌から直接伝送されるようになってる。

非使用時にはバックパックに懸架される。

･ガントレットクロー

両手甲部に装備されている籠手状の武装。

シールドとしての機能を持ち、クロー部にバエルソードなどに使用されてる希少超硬合金製が採用されてる。

･トンファーダガー

脚部に装備されてる近接武器。

取り回しが良く、刃を折りたたむことでトンファーとして使用可能。

･テイルブレード

刃に希少超硬合金製が採用されてる。伸縮機能はなく、主に不意打ち、背後にいる敵の攻撃に対応するために装備されてる。

また敵機を突き刺し、機体内部構造を電撃で焼き切ることが可能。

･フィリア･インフィニアス

ガンダムベリアルのパイロット。

クールでミステリアスな少女で、迷いや悩みといったものはなく殺すことにも一切躊躇しない冷酷な一面を持つが、根は優しくて仲間を守るためなら自身を犠牲にすることを躊躇わない。

火星での最終決戦で最凶の一角を担うモビルアーマーの1体『ミカエル』の動きを止め、大気圏外にいるダインスレイヴ隊に自身ごと撃てと命令し、そのまま攻撃に巻き込まれ戦死する。