V0X-XXXX サングリーズ

ファリド家の庶家当主が搭乗するヴァルキュリアフレームの改修機。
宗家に代わり、汚れ仕事である反ＧＨ勢力の殲滅に投入されてきた。
３００年にわたる度重なる改修で大半のパーツが庶家独自の改造・試作品に置き換わっている。
元のフレームが９機作られたうちの１機かも定かではない。

元のフレームの打撃力不足を補う方向で改修が施されており、ＥＢ－ＡＸ２と同型の強化腕部とドリルアンカーとなる脚部をもつ。これらのパワーを活かし、重量級の専用武器を運用する。
シュレッダークロー「アイアンセイヴァー」と火炎放射器「ファイアドレイク」いずれも示威と鎮圧に効果的な装備である。

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［閑休］股関節には後述の変形のためにパンタグラフ状のフレームを仕込んでおり、
腰を落としたポーズがやたらキマります
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式典参加などの際に追加装甲を纏った姿。
基本装備から一転して豪奢な印象となるが、
宗家に対しての恭順を示すため本体にはファリド家紋を掲げていない。

この追加装甲は短時間の飛行による強襲戦を可能にするジャンプパックでもある。
可動部を持った装甲がスタビライザーとなる。

内蔵するサブアームと小型砲に加え、カメラアイと独立したリアクターまで備えており、
装甲を脚部として展開し分離時の自律行動が可能。
実質小型ＭＡといえるが当然禁忌を侵すため、公にはされていない。

当機の真の姿である、全ての武装を同時装備した殲滅戦モード。
この形態でのみファリド家紋を堂々と掲げる（見たものの生存は無い）コンセプトから庶家の抱える鬱屈が伺い知れる。
外観は当主が愛好する旧時代のアナログウォーゲームの登場機体を再現したものである。
再現にこだわる余り、阿頼耶識と異なる独自の有機接続操縦システムを備えるとも言われる。

装甲ユニットのリアクターと併せたツインドライブで、セブンスターズ宗家のガンダムフレームにも劣らないと当主は豪語していた。しかし、ある反ＧＨ組織の奪取したガンダムとの戦闘で相討ちとなり大破、当主も戦死し庶家は断絶した。火星にて後の鉄華団がクーデターを決行する数年前の出来事である。